専門店だけでなく、コンビニや回転寿司でも大ヒットとなっている焼き菓子の「カヌレ」。“半熟”に“パイ生地”、“チュロス”との融合など「進化系カヌレ」も続々登場しています。
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全然違う「焼きたてカヌレ」
20代男性:
「パリッサクッ。“出来立て”で、めちゃめちゃ温かいです」
ビルが立ち並ぶ問屋街で行列ができていたのは、2024年1月にオープンしたカヌレ専門店『KURAMAE CANNELÉ』(東京・台東区)。
1日4回の「焼き上がり時間」を店頭やインスタグラムで確認できるので、常に“焼きたて”を味わうことができます。(1個324円)
THE TIME,マーケティング部 白木莉花部員:
「外側がカリッカリで、中が本当にトロッとして普通のカヌレと全然違います」
コンビニや回転寿司でも「カヌレ」
フランス生まれの焼き菓子「カヌレ」が、日本で初めてブームとなったのは1990年代のこと。老舗ベーカリー『DONQ』が販売を開始したことがきっかけと言われています。
そして今、カヌレブームが再ブレーク!
『セブン-イレブン』では、「ラム酒香る もちっとカヌレ」(248円)を1月7日から新発売。(※一部取り扱いのない店舗あり)
『ローソン』でも大人気シリーズの「バター香る濃密カヌレ」(200円)が、2024年12月にリニューアル発売されました。(※一部取り扱いのない店舗あり)
さらに、回転寿司の『スシロー』でも2024年9月に「カヌレ・ド・ボルドー バニラアイス添え」を販売し、大ヒット商品に!(※現在は取り扱いなし)
そして専門店では、生地や形が変化した“進化系カヌレ”が続々登場しています。
トロッとなめらか「半熟カヌレ」
「中がプリンみたい」(30代女性)と人気なのが、都内に5店舗を展開するカヌレ専門店『boB』の“半熟カヌレ”。
年間2400種類のスイーツを食べ歩くスイーツジャーナリストも注目する“進化系カヌレ”の1つです。
スイーツジャーナリスト 平岩理緒さん:
「もともとカヌレは外がカリッ、中がモチっとの対比がすごく魅力的なのですが、中がトロっとした“半熟感”が強いものを出してすごく話題になった」
半熟卵のようにトロリと溶け出しそうなほどの“なめらか食感”が特徴の半熟カヌレは、仕込みから焼き上げ、トッピングまで丸二日かけるというこだわり。
グランスタ東京店では限定の「朝焼きプレーン」(350円)も提供しています。
パイ生地サクサク“新食感”「パヌレ」
続いての“進化系カヌレ”は、
「Mr.Bakeman Bake&coffee」(東京・墨田区)の「パヌレ」(388円)。
“パイ生地”をカヌレの型で焼き、中には北海道産のあんこや、さっぱりとしたクリームチーズがたっぷり!
外はサクサク、中はしっとりペーストの“新食感”で、抹茶やマロンなど常時6種類のパヌレを販売しています。
安住アナも驚いた「縦型カヌレ」
そして、「見た目がカワイイ映える新感覚スイーツ」と話題になっているのが、東京・丸の内にある『Papillon』の「カヌチュロ」(プレーン・600円)。
スイーツジャーナリスト 平岩さん:
「カヌレの生地がベースだけど、“チュロスの形”をしていて細長い。食べログの2025年流行るグルメとしても注目されている」
スタジオの安住紳一郎アナが一口かじってみると、“バリッ”という大きな音。
「結構しっかり歯ごたえがあって、ちょっと前歯の危険を感じるぐらい」と笑わせつつも、「美味しい!」と、ザクザク&モチッと食感を楽しんでいました。
カヌレの「新しい食べ方」が話題
続いての進化系は、新潟発のカヌレ専門『Canelé de CHIANTI』から。
黒胡麻や西京味噌など、珍しいフレーバーを含め約18種類のカヌレが楽しめると人気の店ですが、カヌレの“新しい食べ方”も提案しています。
それが、カヌレをカプチーノと組み合わせた「カヌチーノ」(1000円)。
コーヒーの上のふわふわミルクフォームにカヌレをディップして食べるという、全く新しいカヌレの楽しみ方です。
白木部員:
「中がしっとりとカヌレ自体が美味しいのに、ミルクフォームとキャラメルクリームをつけることによってより甘さも増して、すごく美味しい」
たっぷりディップでも、ちょこっとディップでも、その見た目のオシャレさからSNSにも数多く投稿され話題となっています。
(THE TIME,2025年1月22日放送より)