愛犬から視線を感じたとき、どのような対応を取ればよいのでしょうか。愛犬が何を考えているのかも気になりますよね。そこで今回は、犬が「人の目をじっと見つめる」ときの心理状態について解説していきます。
1.愛情表現
本来、動物同士でのアイコンタクトは敵意のあらわれであることが多いです。しかし、信頼関係が築けていると犬からのアイコンタクトは「愛情と信頼」を示すものになります。
愛犬が穏やかな顔や笑顔のように口角をあげた表情をして見つめてくる場合は、私たちに好意的な感情を抱いている証です。
愛犬から温かい視線を感じた時は、私たちも笑顔で答えてあげるようにしましょう。
2.要求がある
ご飯が欲しいときや遊んでほしいときなど、何か要求があるときにも犬は飼い主を見つめてくることがあります。
犬は言葉でコミュニケーションを取ることができないので、アイコンタクトや鳴き声で私たちにさまざまな要求をしてくるのです。
なかには、上目遣いをして可愛く鳴いておねだりしてくる子もいます。その可愛さについ何でもしてあげたくなってしまいますが、言われるがまま要求に応えてしまうのは危険です。
特に食事に関しては、欲しがるままに与えると肥満になってしまうだけでなく「こうやってお願いすれば何でも叶えてくれる」と学習してしまいます。
そのような状態になると、無駄吠えなどの問題行動にも繋がる可能性があるので注意しましょう。
3.観察している
犬は私たち飼い主の動きや表情をよく観察しています。ご飯や散歩の準備をしているかどうかなど犬にとって楽しいことはもちろんですが、シャンプーやブラッシング、飼い主の外出など苦手なことや嫌だと思うことをされないかどうかもよく見ています。
病院に連れて行くため笑顔で近づいたにもかかわらず、察して逃げてしまうなんてこともありますよね。
犬は私たちの微妙な声色の変化や行動を見逃しません。私たちが愛犬の様子をよく見ているように、愛犬もまた私たちをよく観察しているのです。
4.緊張や不安を感じている
大きな物音がした、散歩中他の犬と遭遇した、といった緊張や不安を感じた時にも犬は飼い主の目をじっと見つめてくることがあります。
病院での診察中に見つめられることも多いのではないでしょうか。
強い不安を感じているときは、鼻にしわを寄せたり歯をむき出しにしたりすることもあるようです。
病院や爪切りなどの必要なお世話のときは仕方ありませんが、それ以外でこのような状態が長く続くのはストレスになり犬に負担がかかってしまいます。
可能な限り原因を取り除き、安心させてあげるようにしましょう。
5.楽しいことがあるとき
散歩中に愛犬が何度も私たちの方を振り返り、アイコンタクトをとってくることはありませんか?
犬は楽しい気持ちのときに私たちの目を見つめ、その気持ちを伝えてくれようとしているのです。
楽しそうに散歩をしたり遊んだりしている姿を見るのは、飼い主にとっても幸せな時間ですよね。
また、新しいおもちゃをもらって嬉しいときなどにも、おもちゃを見せながら嬉しそうにアイコンタクトをとってくることがあります。
子供のように嬉しいことを共有してくれるところに、心を打たれる愛犬家は多いのではないでしょうか。
6.イタズラしたとき
「遊びに夢中になりつい物を壊してしまった…」そんなとき、私たちの顔色をうかがうようにこちらを見つめてくることがあります。
イタズラをして怒られた経験がある場合、飼い主が怒っていないかどうか様子を確認しているのです。
また、構ってほしくてわざとイタズラをしたということもあります。どちらにせよ、強く叱りつけることは逆効果なので、一言「ダメ!」と注意した後は淡々と片付けをするようにしましょう。
イタズラが起こらない環境をつくること、過度に反応して「構ってもらえる」と学習させないことが大切です。
7.トイレをしているとき
トイレをしているときに飼い主を見つめてくる犬もいます。
無防備な姿になる排泄中は、犬にとって警戒すべき行動のため不安な気持ちになる子も多いようです。
そのため、信頼している飼い主に守ってもらいたくてこちらを見つめることがあるようです。「何かあったら助けてね」という信頼の証なので、見守ってあげましょう。
反対に、無防備な姿だからこそ「こっちを見ないでほしい」という意味の視線である場合もあります。
また、トイレトレーニング中はこの場所がトイレであっているのかが不安で見つめてくることもあるようです。
どのような意味を持ってアイコンタクトをとっているのか、愛犬の性格とその時の状況を見て判断するようにしましょう。
まとめ
犬が人の目をじっと見つめてくるのは、その人を信頼している証拠です。
大好きな飼い主に気持ちを伝えるためにアイコンタクトをとってくるので、状況に合わせて対応してあげるようにしましょう。
愛犬と目があったときは、優しく声をかけたり微笑んであげるようにしてください。不安や緊張状態のときは、なるべく安心できるよう原因を排除したり寄り添ったりして安心させてあげるようにしてくださいね。
関連記事
・新たに赤ちゃん犬を飼ったら、家にいた大型犬たちが…熱烈すぎる『歓迎会の光景』が97万再生「夢みたい…顔がニヤける」「楽しい大家族」
・脱走対策をしたら、赤ちゃん犬が…まさかの『可愛すぎる理由で脱走を企てる』光景が171万回再生「初犯の動きではないw」「最後最高」の声
・犬が見せる『ストレス限界サイン』3選!こんな行動をしていたら必ず対処して!
・夕食の準備中、赤ちゃんが転びそうになった瞬間…まさか過ぎる『大型犬が守る光景』が51万再生「動じないの凄いw」「包容力に惚れた」と称賛
・犬が食べていい果物!与える際の注意点や食べてはいけないものも解説