野良から「猫権」養護の弁護士になって、多くの人々の心にふれた猫 ブラジル

2025-01-29 06:00

野良猫が弁護士会のある建物の受付にたむろするようになりました。やがて正式に雇用され、「猫権」を擁護する特別な弁護士へと転身を果たしたのです。残念ながらこの猫はその後亡くなりましたが、動物愛護の精神は同僚たちが引き継いでいます。

野良猫が受付にやってきた

電話のそばに立つシャムネコ

画像はイメージです

ブラジルに猫の「弁護士」がいました。その名は「Leon Advogato博士」です(ポルトガル語でAdvogatoは弁護士、gatoは猫を意味します)。

2019年のある豪雨の日、このシャムネコはブラジル弁護士会(OAB)の建物に避難してきて、それ以来ひんぱんに受付付近をうろつくようになりました。

ここで働くJeanette Laredo博士はこう話します。

「野良猫がOABをうろついていると人々が苦情を言い始めたため、執行部はできる限り人道的な解決策を探りました。そして猫に受付の仕事を与えることにしたのです。猫のLeonはやってくる人々を歓迎する任務を与えられました」

やがてこの猫専用のInstragramアカウントが設けられ、熱心な仕事ぶりを写真で紹介する記事も投稿されるようになりました。

そしてLeonはいつのまにか「猫の弁護士」の肩書も獲得し、7万人以上のフォロワーがいるほどの人気者になったのです。

猫のための弁護士として活動

オフィスの椅子に座るシャムネコ

画像はイメージです

実は当初は「小さい猫がうろうろしていて、踏みつぶしそうだ」「まじめなOABの建物に猫はふさわしくない」など批判の声がありました。これに対しAuriney Brito会長は、この猫を正式な弁護士として雇う決定を下したのです。

「猫の権利を擁護する弁護士」として、専用オフィスも与えられることになりました。Leonの任務は、代理人とともに動物福祉に重点を置いた非営利団体「Instituto Dr Leon」 の設立に取り組むことです。

この団体は保護活動をしているNGOに資金を提供する役割を果たすことになっています。野良猫だったころに厳しい暮らしを経験し、声帯に障害があってほとんど鳴かないLeonにとって、すべての猫が幸せに暮らせるようになるのが夢なのです。

Leonの精神は生き続ける

パソコンの上で眠るシャムネコ

画像はイメージです

Leonは去勢手術をすませ、さっそく虐待されたり捨てられたりした動物を助けるために、人間の同僚たちとともに熱心な活動を続けていく予定でした。

ところが残念ながら、2020年6月になってLeonは突然亡くなってしまいました。おそらくほかの動物か昆虫の強い毒に接してしまったようです。

同僚たちは「この猫は私たちの悩みをいやしてくれた大事な存在でした。これからは本当に寂しくなります。でも私たちの心の中で、ずっとLeonは生き続けるのです」と投稿しています。そしてその言葉どおり、OAB では動物の権利を守る活動をいまも続けています。

多くの人々の心に触れたLeonの功績は、今後も忘れられることはありません。

出典:
When people complained about a stray cat roaming in reception, a peak legal body decided to give him a job instead
Some People Started Filing Complaints About A Stray Kitty Roaming This Law Firm So They Hired Him
2020 Can Suck It: The Cat Lawyer Died

関連記事

猫が嬉しい!と感じている時の4つの仕草
キャットホイールで遊んでいた2匹の猫を見ていたら…想定外の『ミラクルショット』が23万表示の反響「予想外すぎた」「すごい」の声
一人っ子の子猫にお友達をプレゼントした結果…予想外すぎる『まさかの光景』に爆笑の声「誘惑には勝てない…」「戸惑ってるw」と42万再生
ロールケーキを盗みたい猫が考えた結果…まさかの『寝たふりしたらバレないと思ってる姿』が222万再生「チラッチラ見るの草」「5歳児w」
猫が大好きという気持ちを飼い主に伝える9つのサイン

  1. トランプ政権の情報当局幹部がイラン攻撃に反対し辞任表明 「イランはアメリカに差し迫った脅威を与えていない」「イスラエルの圧力で戦争始めたの明らか」
  2. オバマ氏対面の被爆者・森重昭さん死去 広島で拘束され被爆死したアメリカ軍兵士の遺族を探し出す 「市民レベルでの日米の戦後和解」として評価
  3. 高市総理と維新・吉村代表が会談 議員定数削減法案の今国会での成立目指す方針を確認 国旗損壊罪や副首都構想の法案についても議論
  4. 波浪注意報の中での出航「船長の判断に任せた」沖縄・辺野古の沖合で船転覆 修学旅行中の高校生ら2人死亡 学校と船の運航団体がそれぞれ会見
  5. 【速報】茂木外務大臣とイラン・アラグチ外相が電話会談 航行を脅かす行為の停止を強く求める
  6. 【速報】イランが事実上封鎖のホルムズ海峡めぐりアメリカが関係国と共同声明を出す意向 日本政府に支持要請
  7. 家賃高騰で“ずらし”が家選びのポイントに? 大宮・池袋など主要駅から「2~3駅ずらし」で数万円安く【Nスタ解説】
  8. 「日米首脳会談」迫る中…ホルムズ海峡への艦船派遣要請 政府は「先週まで要請されると思っていなかった」【Nスタ解説】
  9. シュウマイ専門店が増加中!背景に「効率的な調理」か?餃子の街・宇都宮の隣に「シウマイの街」も【Nスタ解説】
  10. イラン・ラリジャニ事務局長を殺害 イスラエル発表 ハメネイ師の死後イランの国防対応を実質的に取り仕切る
  1. イラン・ラリジャニ事務局長を殺害 イスラエル発表 ハメネイ師の死後イランの国防対応を実質的に取り仕切る
  2. 若者が「NISA貧乏」で“生活苦”?将来を不安視…20代の平均投資額「月3.4万円」 無理ない資産形成とは【Nスタ解説】
  3. 【速報】イランが事実上封鎖のホルムズ海峡めぐりアメリカが関係国と共同声明を出す意向 日本政府に支持要請
  4. 「自衛隊の船を派遣しろ」中東情勢めぐりトランプ氏が要求 日米首脳会談を前に日本政府は?【Nスタ解説】
  5. 【速報】茂木外務大臣とイラン・アラグチ外相が電話会談 航行を脅かす行為の停止を強く求める
  6. シュウマイ専門店が増加中!背景に「効率的な調理」か?餃子の街・宇都宮の隣に「シウマイの街」も【Nスタ解説】
  7. 家賃高騰で“ずらし”が家選びのポイントに? 大宮・池袋など主要駅から「2~3駅ずらし」で数万円安く【Nスタ解説】
  8. 波浪注意報の中での出航「船長の判断に任せた」沖縄・辺野古の沖合で船転覆 修学旅行中の高校生ら2人死亡 学校と船の運航団体がそれぞれ会見
  9. 三菱ケミカルが「酢酸ビニルモノマー」を1キロ当たり40円値上げ 中東情勢悪化で原料の「エチレン」調達悪化
  10. 政府が米アラスカ産の原油の調達を要請へ 3月19日の日米首脳会談で イラン情勢を受け中東原油の代替先として
  11. 「日米首脳会談」迫る中…ホルムズ海峡への艦船派遣要請 政府は「先週まで要請されると思っていなかった」【Nスタ解説】
  12. ミャクミャクが初グラビア!キュート&ちょっぴりセクシーな写真まで「みんなの脈(鼓動)をドキドキ・ワクワクさせたい」全224ページで“袋とじ”も