猫の『慢性腎臓病』の基礎知識 急性との違いや症状、予防法まで解説

2025-01-31 20:00

猫の腎臓病は年齢にかかわらず発症する可能性のある病気です。腎臓病に気を付けなければいけないということは何となく知っているけど、何を気を付ければいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、猫の「慢性腎臓病」の基礎知識について解説していきます。

猫の「慢性腎臓病」とは

検査を受ける猫

腎臓病は、猫の死因として最も多い病気だと言われています。

腎臓には「老廃物の排出」「水分やミネラルバランスの維持」「血圧の調整」といった働きがあり、この働きが正常に機能しなくなった状態が腎臓病と呼ばれています。

腎臓病には「慢性腎臓病」と「急性腎臓病」の2種類に分かれており、それぞれ症状や原因が異なります。特に「慢性腎臓病」は高齢猫がかかりやすいとされているため、猫の死因となることが多いようです。

「慢性腎臓病」と「急性腎臓病」の違い

水を飲む猫

「急性腎臓病」の特徴

急性腎臓病は、脱水や循環器系の異常により血液の循環に問題が起きる、感染症や中毒により腎臓がダメージを受ける、尿道閉塞が起こり尿を排出できなくなるといった原因により発症します。

そのため、尿路結石になっている雄猫に発症しやすい病気とも言えるでしょう。

初期段階では食欲不振、尿の量が極端に減るなどの症状が出ます。進行すると脱水症状や嘔吐、けいれんなどの症状が起こります。

急性腎臓病の場合、早い段階で治療を開始すれば腎機能が回復する可能性があります。ただし、発症してからの進行が早いので、異変を感じたらすぐに獣医師に診てもらうようにしましょう。

「慢性腎臓病」の特徴

慢性腎臓病とは、腎臓の機能が徐々に低下していく病気で、3ヵ月以上腎臓の機能に異常が起こったり、機能が低下している状態を慢性腎臓病と呼びます。

高齢による腎臓のダメージの蓄積から発症する場合と、急性腎臓病のダメージが回復しきれずに発症する場合があると言われていますが、診断時には原因が不明であることが多いようです。

慢性腎臓病になると、急性のときとは反対に水を大量に飲むことがあります。そのため、色の薄い尿を大量にするようになります。

他にも、嘔吐や貧血、食欲不振、口内炎といった症状が出ることもあるようです。

また、見た目に症状が出ず、血液検査や尿検査で発覚する場合もあるので、定期的な健康診断を受けて早期発見に努めるようにしましょう。

急性腎臓病は早期治療で回復する可能性がありますが、慢性腎臓病は発症してしまうと完治することはできず、長期的な治療が必要になります。普段から愛猫の様子をよく観察し、異変を感じたらすぐに動物病院へ連れて行くようにしてくださいね。

猫の腎臓病を早期発見するには

猫とトイレ

腎臓病を早期発見するためには、愛猫の様子や尿の量や色を確認することが大切です。

元気がない、食欲不振、水をよく飲むまたは飲まない、といったところを注意してみてみましょう。飲んだ水の量がわかるように、目盛りのついた水飲みを使用するのも良いかもしれません。

また、ユリの花は猫にとって有毒で、中毒症状により腎臓にダメージを与える原因となります。近くにあるだけでも危険なので、猫を飼い始めたら気を付けるようにしましょう。

慢性腎臓病を早期治療するために、定期的な健康診断で血液検査や尿検査を受けることで症状が出る前に病気を発見することが重要です。

特に高齢猫は腎臓の機能が低下しやすいので、最低でも半年に1回は検査を受けるようにして、体調管理を徹底するようにしましょう。

まとめ

猫と餌場

猫は体質的に腎臓病にかかりやすい動物です。特に高齢猫は、腎臓の機能低下により「慢性腎臓病」を発症しやすくなります。

しかし、定期的に検査を受け、腎臓に負担をかけない食生活をすることが大切です。

総合栄養食で栄養の偏りを失くし、水分を摂りやすいように容器を変える・温度を変えるといった工夫をするようにしましょう。

猫の命にかかわる腎臓病ですが、その原因や症状を知っておけば冷静に対応することができます。

日頃から愛猫の様子をしっかりと観察し、いざという時に適切な行動がとれるように予防や対策をしていきましょうね。

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