太陽光発電で“家産家消”?トライブリッド蓄電システム®第3世代モデルの「ESS-T5/6シリーズ」が新登場

2025-02-15 18:00

近年、気候変動問題やエネルギー自給率の向上が重要な課題となっている中、太陽光発電の導入が注目を集めています。そんな中、東京都では2025年4月より、新築住宅への太陽光発電システム設置の義務化制度が開始されます。
これをふまえ、電気機器の開発、製造、販売をおこなうニチコン株式会社(以下、ニチコン)は、、太陽光発電・蓄電池・電気自動車(EV)の3つのエネルギーを効率的に管理する「トライブリッド蓄電システム®」の第3世代モデル「ESS-T5/T6シリーズ」を開発。2025年秋をめどに発売を開始します。

「トライブリッド蓄電システム®」とは?

※画像提供:ニチコン

トライブリッド蓄電システム®は、太陽光発電によるエネルギーの自給自足を可能にし、蓄電池によるエネルギーの効率的な蓄積と電気自動車への供給を行うことで、家庭や企業のエネルギー利用を最適化するシステムのことをいいます。

今回発売が発表されたトライブリッド蓄電システム®「ESS-T5/T6シリーズ」は、自宅の太陽光発電を蓄電池とEV電池で最大活用し、電気代の最小化を目指せるシステムです。

ニチコン株式会社 NECST事業本部エネルギーソリューショングループ
蓄電システムビジネスユニット長 戸成秀道氏

「ニチコンでは、家で“作った”太陽光の電気を家で“活用する”ことを “家産家消”と名付け、新しい暮らしの実現を目指しています」
こう切り出すのは、蓄電システムビジネスユニット長をつとめる戸成秀道氏。戸成氏は、トライブリッド蓄電システム®の活用による暮らしのメリットを説明します。

・電気代の削減
「昼間は太陽光発電を蓄電池とEV電池にたっぷり充電し、夜や天気が悪い日などは蓄電池とEV電池に貯めておいた電力を家で使うことができます。また、余剰電力は蓄電池とEV 電池に同時充電でき、業界最大級9.9kW のパワフル出力で利用可能です。このように自宅の太陽光発電を最大活用することで、電気代の削減につながります」(以下、戸成氏)

・ガソリン代の削減
「昼間に EV が家にある時は、太陽光発電で EV 電池を充電。通勤や買い物などで昼間に EV が家にない時も太陽光発電を⼀旦蓄電池に貯めておいて、EV が家に戻ったら蓄電池から EV 電池にエレムーブ®(電力移動)できます」

・圧倒的な「レジリエンス」
「災害や長期化する停電など、もしもの場合でも、大容量の蓄電池と EV 電池でいつもの暮らしができます。
毎年の台風被害や、懸念されている南海トラフなどの災害リスクが高まる中、これまでの避難所生活だけではなく、在宅避難も選択肢に入れることができ、災害時も家族のくらしを守ることが可能となります」

・環境にやさしい
「カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー拡大に伴い、再エネの電力安定化や EV の化石燃料による充電など国内のエネルギー課題がある中、環境にもやさしく、カーボンニュートラルにも大きく寄与します」

ファイナンシャルプランナーの見解は?

FP事務所アイプランニング代表 飯村久美氏

トライブリッド蓄電システム®の活用について、ファイナンシャルプランナーの視点から見解を述べるのは、マネーセミナーや家計相談を手がけるFP事務所アイプランニング代表の飯村久美氏。

「最近、電気代やガソリン代の高騰が切実化していると感じています。こうしたエネルギー価格の高騰について、ニチコンの取り組みには大きく共感しました。また近年は、エネルギー収支をゼロにする住まい『ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス、ゼッチ)』への関心が非常に高まっています。太陽光発電システム設置の義務化により「ZEH」は今後ますます重要なキーワードになっていくでしょう。トライブリッド蓄電システム®は、まさにそれを実現できるシステムといえます」

そして飯村氏はファイナンシャルプランナーの立場として、実際にトライブリッド蓄電システム®の活用で年間どのくらいの節約になるのかと質問をぶつけます。

ニチコン株式会社 執行役員
NECST事業本部長 桃井恒浩氏

これに答えたのは、NECST事業本部長をつとめる桃井恒浩氏。桃井氏はご自身の環境をふまえながら、次のように具体例を挙げます。

「一般的なご家庭の電気代は、年間約20万円。私の自宅ではペットを飼っていて、10か月ぐらいはエアコンをつけっぱなし。なので年間25万円はかかっていますね。また、ガソリン車を使っていると年間約7~8万円の維持費がかかります。

トライブリッド蓄電システム®は、夕方から夜間にかけて、ご家庭で昼間の太陽光から蓄電池に充電した電力を使えます。またEV車に替えますと、コストは約1/3におさえられます。総合的に考えますと、年間の電気代はほぼゼロといってもいいでしょう」

ニチコンが目指す今後の展望

ニチコン株式会社 代表取締役社長 森克彦氏

電気を効率的に管理する技術を活かし、環境エネルギー機器を中心としたエネルギーソリューション事業を展開するニチコン。代表取締役社長の森克彦氏は、経営理念のもと、今後のビジョンを語りました。

「弊社は、トライブリッド蓄電システム®の他にも、太陽光発電を設置するのに最適な発展型太陽光パワーコンディショナ『ESS-E1シリーズ』、V2H(Vehicle to Home)システム『EV パワー・ステーション®』など、各ご家庭に合わせて最適な電気活用を提案する豊富な製品をラインアップしております。また、家庭で電気を“創る・蓄える・使う”といった電力の“家産家消”を推進。これからも価値ある製品を創造し、明るい未来社会づくりに貢献してまいります」

カーボンニュートラルの期待に応える「トライブリッド蓄電システム®」

ニチコン株式会社の新しいトライブリッド蓄電システム®「ESS-T5/T6」シリーズは、エネルギーの効率的な管理を実現し、持続可能な未来に向けた重要なステップとなります。
家庭や企業のエネルギー利用の最適化に貢献するこの革新的なシステムは、これからのエネルギー社会において欠かせない存在となることでしょう。
今後の展開に注目が集まります。

<取材・撮影・文/櫻井れき>

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