犬が警戒していないときの行動5つ 愛おしくなる仕草の理由から安心させるための方法まで

2025-03-03 16:00

現代の飼い犬たちは、番犬ではなく家族の一員として迎えられるケースが増えてきました。そのため警戒心を常に抱き、緊張して暮らしている犬は少なくなってきています。そのような、警戒していないときに犬が見せる行動や愛おしくなる仕草の理由や、まだ緊張してしまう犬を安心させるための方法についてご紹介します。

犬が警戒していないときの行動とその理由

お腹を撫でさせる犬

1.全身に緊張感がなくゆったりと過ごしている

人もそうですが、犬も緊張すると体に力が入ります。逆に言うと、犬が体のどこにも余計な力を入れていないときは、緊張していないと考えて良いでしょう。つまり、警戒していないということです。

体のどこにも力みがなく、しっぽは自然に垂れているかゆったりと揺れている状態、そして目・耳・口元などがリラックスした表情のときは、警戒心を解いている状態だと判断できます。

特に犬の場合、耳やしっぽの普段の状態は犬種によっても異なりますので、警戒心を解いてリラックスしているときの耳やしっぽの状態を覚えておくと、愛犬の気持ちを察知しやすくなります。

2.飼い主のそばで寛いでいる

家に迎えた当初は常に警戒していた犬も、次第に警戒心を解いていきます。飼い主さんへの警戒心が解けると、すぐそばで寛いでくれるようになります。初めてすぐそばで寛いでいる愛犬を目にしたときは、愛おしくてたまらない気持ちになったことでしょう。

飼い主さんに体を預けて熟睡したり、背中やお尻を飼い主さんに向けた状態で寛いでいる場合は、完全に飼い主さんへの警戒心がなくなったと考えて良いでしょう。熟睡しても飼い主さんが体をどけてしまうことはない、また背後から急に危害を加えることがないと信頼してくれた証です。

3.飼い主の呼びかけにポジティブに反応する

警戒心を解き信頼してくれるようになると、犬は飼い主さんからの呼びかけにポジティブに反応するようになります。名前を呼ぶと駆け寄ってくる、ワンと返事をするなどといった反応です。

ただし叱るときにいつも名前を呼ぶなど、自分の名前に対して嫌なイメージを持ってしまうと、ネガティブな反応を示すようになるかもしれません。愛犬の名前は、褒めるときなどの良いことの前に呼び、悪いことの前には呼ばないように意識すると良いでしょう。

また飼い主さんが大好きな犬は、常に飼い主さんに注目しています。行動パターンを把握すると、先回りして飼い主さんを待っていてくれることもあります。これなども、警戒心がなくなった証だと言えるでしょう。

4.嫌がらずに全身を触らせてくれる

犬は、何をされるかわからないと警戒している相手に対しては、決して自分の体を触らせようとはしません。無理矢理捕まえても、激しく抵抗されてしまいます。しかし、絶対に危害を加えないと信頼してくれるようになると、体中を触らせてくれるようになります。

警戒心がなくなり完全に信頼してくれるようになると、自ら飼い主さんの目の前でゴロンと仰向けにお腹を見せ、遊びに誘ったりお腹を撫でて欲しがったりするようになることもあります。

5.飼い主の不在時でも落ち着いて過ごせる

意外に思われるかもしれませんが、たとえ長時間でも犬がひとりで留守番をできるようになるということは、環境に対する警戒心がなくなり、飼い主さんへの深い信頼を得た証だと言えます。

家の中に不安要素があったり飼い主さんを信頼できない場合、犬は落ち着いてひとりで過ごすことができません。必ず飼い主さんが帰ってきてくれると信じているから、安心して留守番していられるのです。

警戒している犬を安心させるための方法

診察台の上で怯える犬

迎え入れたばかりの犬を安心させるための方法

家に迎え入れたばかりの犬に1日も早く慣れてもらい、飼い主さんへの警戒心を解いてもらうためには、飼い主さんが積極的に安心させるための接し方を心がける必要があります。

その犬の性格や家に迎えるまでの経験によって、安心できるポイントが異なるため、一概に「こうすれば良い」という方法はありません。

しかし、下記のような点に配慮して根気よく接すれば、大抵の犬は安心して警戒心を解いてくれるようになるはずです。

  • 犬が落ち着ける静かな居場所を作る
  • 慣れるまでは犬の目をじっと見つめない
  • せかせかしたり大きな身振りをせず、落ち着いた動きで接する
  • 少し高めの穏やかな声で優しく話しかける
  • 犬が自分から近づいてくるまでは必要最低限の世話だけを行う

特定のものを警戒する場合に安心させるための方法

飼い主さんへの警戒心が解けてきたにも関わらず、特定の何かに対して警戒するようになることがあります。その場合は、犬が警戒するものを突き止め、その対象を排除しましょう。排除できない場合は、犬への刺激が少しでも和らぐように工夫をしてください。

例えば、警戒対象が散歩途中で出会う苦手な犬などの場合は、その犬に出会わないコースや時間帯を選ぶことで回避したり、姿が見えたらすぐに犬に声をかけて意識を逸らすなどの対処が有効です。

また、動物病院での診察等の苦手な出来事は、おやつなどのご褒美で「我慢すると良いことがある」と良いイメージに変えてあげると、恐怖心を克服できることもあります。

まとめ

飼い主に体を預けて寛ぐ犬

犬が警戒心を解き、家族の一員として過ごせるようになると、他人には見せない姿を飼い主さんにだけ見せてくれるようになります。リラックスした姿やポジティブな反応、信頼しきっている行動は、飼い主さんにとってとても愛おしいものでしょう。

こうした状態でいつも過ごしてもらうためには、飼い主さん側からの積極的な働きかけが必要です。犬の性格やこれまでの経験によって必要な対処法が異なるため、根気よく愛犬と向き合い、お互いに至福の時間を過ごせるようになりましょう。

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