犬に『目ヤニ』が出ているときの絶対NG行為4選 症状を悪化させるお手入れ方法とは
犬も人間と同じように目ヤニが出ることがあります。目ヤニを正しく取ることができないと、症状を悪化させてしまうことがあるので気を付けなければなりません。今回は、犬の「目ヤニ」を取るときにしてはいけないNG行為について解説していきます。
1.乾いたティッシュペーパーで拭う
犬の目に「目ヤニ」が付いていると、早く取ってあげなきゃと手に取りやすいのがティッシュペーパーです。
さっと取り出せて使いやすいですが、ティッシュペーパーは繊維が荒く、デリケートな目の周りを拭うのには向いていません。目の粘膜に触れると傷をつけてしまう可能性もあるので、乾いたティッシュペーパーを使用するのは控えるようにしましょう。
なお、ウェットティッシュであれば水分が多く含まれているので乾いた目ヤニをふやかして取ることができます。ただし、アルコールなどが含まれているものは皮膚がかぶれたり目が赤くなることもあるので使用しないようにしてください。
2.乾いた綿棒で拭う
綿棒を使って目ヤニを取ることは可能ですが、ティッシュペーパーと同じで乾いた状態のものを使用するのはNGです。綿棒を使用するときは必ず水分を含ませてから、優しく目ヤニを取るようにしましょう。
綿棒は先が細く扱いやすいので、細かい部分まで綺麗にふき取ることができます。
3.指で拭う
目ヤニを見つけたときに拭き取るものがないからと、自分の指で拭うのはNGです。爪や指に付いたホコリなどで目の粘膜を傷つけてしまったり、雑菌が入ってしまったりする可能性があります。
犬の目に雑菌が入ってしまうと、感染症を引き起こしかえって目ヤニを増やしてしまうこともあるので絶対にやめましょう。
4.ゴシゴシこする
犬の目ヤニは乾いてしまうとこびりついてしまうため、取るのに苦労することがあります。しかし、だからとってゴシゴシと強くこするのはNGです。
目の周辺は皮膚が薄くデリケートなので、強くこすってしまうと赤くなったり荒れてしまったりすることがあります。
痛みも出るので、愛犬が嫌がるだけでなく、暴れることで目を傷つけてしまうこともあるのでゴシゴシとこするように目ヤニを取るのはやめましょう。
犬に「目ヤニ」ができたときの正しい取り方
犬の目ヤニは、私たち人間と同じように目に入ったホコリや老廃物が涙と一緒に固まったものです。生理現象で出来たものと、結膜炎などの目の病気で出来たものがあります。
犬種によっても目ヤニの出やすさがあるようで、目が大きく毛の長い犬種は目ヤニが出やすいと言われています。
犬の目ヤニを取るときは、目を傷つけないように意識することが大切です。特に乾いた目ヤニは取りにくいので、必ず水分を含ませてふやかしてから取るようにしましょう。ホットタオルを目に当てて、目ヤニを柔らかくするのも効果的です。
目ヤニを取るときには、柔らかいコットンやガーゼを水やぬるま湯で湿らせてから優しく拭く取るようにしてください。目ヤニを取るためのウェットシートも販売されているので、毎日使うのであれば市販のものを使用すると手間もかからないのでおすすめです。
他にも、目薬や目ヤニ用のローションなども販売されているので、愛犬に合わせたものを選んで使用するようにしてくださいね。
まとめ
目ヤニが付きやすいのは、朝起きてすぐと散歩から帰ってきたときです。しかし、目ヤニの量が急に増える、緑黄色の目ヤニ、臭いがありネバネバしているなどの異変がある場合はすぐに動物病院へ連れていきましょう。
正常な目ヤニは白か茶色で、臭いはありません。目ヤニも愛犬の健康を知るためのバロメーターなので、異変がないか毎日確認することが大切です。
愛犬の目を守るために、目ヤニの状態と正しい取り方を忘れないようにしましょうね。
関連記事
・犬が飼い主に体をこすりつけるときの心理とは?状況から考えられる病気も
・犬の嫌いな音を知っていますか?
・『5年間も繁殖するために飼われていた犬』を保護した結果…当時では考えられない『嘘のような変化』に涙が止まらないと107万再生の反響
・『今日は外に出たくない気分なのに…』犬に首輪をつけた結果→この世の終わりのように『絶望してしまう光景』が21万再生「わかりやすくて草」
・犬が飼い主に『文句』を言っている時にする態度や仕草5選