猫はなぜ『猫背』なの?考えられる3つの理由 実は重要な役割を秘めていた?

2025-03-08 17:00

「猫背」と言えば、誰もが思い浮かべる猫の身体的特徴です。ところが、なぜそんな不思議な身体つきになっているのか、意外に知らない飼い主さんも多いかもしれません。今回は、猫が「猫背」である理由を3つの視点から読み解いていきます。猫をより深く知るためのきっかけにしてみてください。

1.そもそも骨格が「猫背」仕様

茶トラ猫の後ろ姿

2本足で歩く人間の場合は、スマホやPC習慣、運動不足などで、胸郭が下がり、背中が丸くなると、いわゆる「猫背」と呼ばれます。一方4つ足で歩く猫は、骨格上生まれつきの「猫背」仕様です。その点は人間とは大きく違います。

実は人間と猫の間では、骨の数に明確な差があります。胸椎も、肋骨も、人間が12本に対し、猫は13本です。腰椎に関しても人間よりも2本多く、7本もあります。

骨の数で言えば、人間は約200本、猫は約244本です。全体的に比べても、猫のほうが約40本も多くなっています。骨の数が多いとその分、関節も多くなり骨同士のつながりもスムーズです。猫がデフォルトで「猫背」モードなのは、ここに秘密がありそうです。

さらに人間との違いで際立つのは、肩甲骨と鎖骨の関連性です。人間の鎖骨と肩甲骨は関節で連結していますが、猫の鎖骨は退化していてほとんど機能していません。

しかも関節でつながっていないため、肩まわりを柔軟、かつ、自由に動かせます。猫が狭いところを平気で歩けるのも、鎖骨の「なさ」によるものです。

骨格の構造面で言うと、猫の「猫背」の背景には、骨の数の多さと骨同士の滑らかな連動性、さらに退化した鎖骨が大きく関係しています。

2.「猫背」は狩りに欠かせないシステム

ハンティング中の猫

野生時代完全肉食動物である猫にとって、命をつなぐために日々の狩りは欠かせません。猫の「猫背」は見た目だけでなく、実用性(ハンティング時)の面でも非常に役に立っています。

猫の狩りは主に待ち伏せスタイルで、獲物が接近するや否や、低い姿勢から一気に襲いかかります。最も大事なのはいかに速く獲物に追いつけるかどうか、です。モタモタしているとあっけなく逃げられてしまいます。

そこで大きな鍵を握るのが、「猫背」です。柔らかくてしなやかな身体を丸めて、バネ仕掛けのようにしならせると、驚異的なダッシュ力が生み出されます(時速約50km)。敏捷な動物でも簡単には逃げられないスピードです。

猫は進化の過程で聴覚や嗅覚などを研ぎ澄まし、狩りに最適な「猫背」仕様になりました。かわいらしい「猫背」に、サバイバル・ツールとしての機能性が備わっているのも、猫ならではの魅力・面白さかもしれません。

3.着地の衝撃力を和らげる

ジャンプ中の茶トラ猫

猫はもともと木のうえで暮らす樹上性の動物です。野生時代には木に登ったり、降りたりを繰り返していました。安全の確保、獲物の動向を見極める意味でも、高いところは非常に重要な場所です。みなさんの愛猫がキャットタワーを好むのも、その名残りと言えます。

高所から飛び降りたとき、衝撃を和らげてくれるのが「猫背」のもうひとつの役割です。身体を丸めたうえで着地すれば、フラットな状態で降り立つよりも、身体にかかる負担をはるかに軽減できます。いわば「猫背」は、天然の緩衝材のようなものです。

滑らかに着地できれば、次の行動にも素早く移れます。敵に囲まれていた野生時代には、とりわけ重宝していた能力のはずです。ハンティング時と同じように「猫背」もまた、厳しい環境を生き抜くための理想的な「設計」と考えていいでしょう。

まとめ

窓際で佇む猫たち

本文でも解説したように猫の「猫背」は、厳しい野生生活を生き抜くうえで進化した結果です。独特のダッシュ力あるいは見事な着地力はすべて「猫背」があればこそ。

人が猫に憧れるあまり重度の「猫背」になってしまうと、生活に支障をきたす場合もあります。飼い主のみなさんは、なるべく良い姿勢を保ちつつ、日々灯台のごとく、愛猫を見守ってあげてください。

関連記事

『ストロー』を見ると荒ぶる猫→ひとしきり遊んだら…突然のシュールすぎる結末が2万2000再生「すぐ不思議ちゃんに戻るw」「ボルテージがMAXを越え極みへ…」
消灯して眠ろうとした飼い主→『猫がお尻を向けてきて…』爆笑の『安眠妨害』が10万再生「おしりの出し方可愛いすぎw」「姉やんみてーww」
全速力で走ってきた子猫に、先住猫が……まさかの『職人技』が見事すぎると爆笑の声続出「ベテランだねw」「何回見ても笑える」
猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している
『子猫の姿が見えない…』心配したパパが捜索したら…『お転婆すぎる大冒険』が5.8万再生「大冒険、無事完!」「楽しんだようでw」

  1. 台風18号 火曜日の夜から水曜日の朝にかけて奄美や沖縄本島にかなり接近 一部の家が倒壊するほどの猛烈な風が吹く見込み 九州は酷暑日予想も【台風情報】
  2. 【韓国の性売買規制】「1日で20人相手に…」韓国の“性売買地帯”は20年で一変 「売る側」は被害者…韓国の保護・自立支援の現状は【news23】
  3. 福島県内で保管中の「除染土」 さいたま市・仙台市の政府出先機関で再利用へ 東京以外での再利用は初
  4. 4年前に廃止の“緊急速報メール” 「気象庁などと連携をして情報発信のあり方を検討していく」赤間防災担当大臣
  5. 「ICCへの検事派遣などを今後も続ける」と平口洋法務大臣 トランプ政権によるICC赤根所長への制裁受け
  6. パキスタン軍トップがイラン訪問 米イランの覚書“復活”を打診 イラン「約束を守るべきは米国だ」
  7. 羽田第1ターミナル「北側サテライト」公開 木を使った内装デザイン、自動運転の移動手段も 保安検査場から徒歩15分… 荷物預けは30分前に厳格化
  8. 混乱の福岡県議会 蔵内勇夫議長「きょう議員を辞職する」東京で取材に応じる 辞職理由は述べず
  9. 大橋信と小島夢貴が200m平泳ぎで揃って決勝進出 “ロス世代”のアジア大会代表が直接対決へ【ジュニアオリンピックカップ】
  10. 【 10万人に1人の難病・間瀬翔太 】新たな障がい『聴覚、言語、機能障害』診断書を公表「同じ障害や悩みを持つ人達のヒーローでありたい」【 脳動静脈奇形 】
  1. 【イオンモール爆発】「保身と動揺により事実と異なる報告」従業員2人死亡のテナント運営会社「ハビタ」が遺族に改めて謝罪
  2. 相模原市で男子高校生(17)死亡…頭部には外傷も 現場近くの防犯カメラには“バイクの後ろを追うように走る車” 事件に巻き込まれたか【news23】
  3. 【売春防止法改正議論】「オジの方が捕まってほしい」現行の「売る側」のみ罰則に批判…法務省が「買う側」の勧誘にも罰則を設ける報告書案【news23】
  4. 【速報】「中野ブロードウェイ」の時計店に男2人が押し入る ハンマーでショーケースを割り腕時計などを奪い逃走か 腕時計は4本で2億円相当という情報も 警視庁
  5. 【速報】「間違いありません」東京五輪の競泳銀メダリストの本多灯被告が初公判で起訴内容認める 危険運転傷害の罪で起訴 東京地裁立川支部
  6. 「車が燃えている」 全焼した車の近くで男性の遺体を発見  埼玉・行田市
  7. 学校法人同志社の八田英二理事長が辞任意向 女子生徒ら死亡の辺野古沖転覆事故めぐり
  8. 「福岡県議会のドン」蔵内議長が議員辞職へ “議員辞職は否定”のはずが急転直下の決断…金銭授受疑惑の真相解明は進まぬまま【news23】
  9. 【 10万人に1人の難病・間瀬翔太 】新たな障がい『聴覚、言語、機能障害』診断書を公表「同じ障害や悩みを持つ人達のヒーローでありたい」【 脳動静脈奇形 】
  10. 新宿カフェ「ベルク」なども楽天市場から撤退へ「『反戦』の思いと相容れない」 楽天G・軍事用ドローン導入の報道を受け
  11. 無施錠の車狙い少なくとも16件窃盗か 52歳男を逮捕 「家を売って得た金がなくなった」との趣旨の供述 あわせて120万円相当の被害 警視庁
  12. 新潟・阿賀野市の祭りで男子高校生が死亡 灯籠と柱の間に挟まれる ほかにも男性2人搬送