やたらと引っかいてくる愛猫…なぜ?猫の『引っかき癖』考えられる5つの原因

2025-03-17 11:00

猫が頻繁に引っかいてくると、「嫌われているのでは?」と心配になることもあるかもしれません。実際のところ、猫が引っかく理由はさまざまで、必ずしも攻撃的な意味だけではありません。引っかく行動の背景には、遊びの延長だったり、何かを伝えたかったり、ときには体調不良が隠れていることもあります。猫の気持ちを理解し、適切に対応することで、引っかき癖を改善できることもあります。この記事では、猫が引っかく主な原因と、その対処法について解説していきます。

猫が引っかく原因5選

甘噛みする猫

猫が引っかくのにはさまざまな理由があります。遊びの一環であることもあれば、ストレスや縄張り意識、体調不良などが関係していることも。猫の行動には必ず意味があるため、頭ごなしに叱るのではなく、その原因を理解し適切に対応することが大切です。ここでは、猫が引っかく主な理由5つを紹介します。

1.遊びの一環

猫は生まれつき狩猟本能を持っており、遊びの中でその動きを練習します。じゃれ合いの延長で飼い主の手や足に爪を立ててしまうこともあります。

特に子猫のうちは、力加減を学ぶ段階のため、強く引っかいてしまうことも少なくありません。成猫になっても興奮すると遊びがエスカレートし、無意識に引っかくことがあります。

2.ストレスや不安

環境の変化や生活リズムの乱れによって、猫はストレスを感じることがあります。引っかく行動は、そのストレスを発散する手段の一つです。

引っ越し、新しいペットや家族の増加、大きな音や来客などが原因になることもあります。また、飼い主とのスキンシップが不足すると、不安から攻撃的な行動をとることがあります。

3.テリトリー意識が強い

猫は縄張りを大切にする動物で、自分の空間を守ろうとする本能があります。特に、新しい猫や他のペットが家に来たとき、または外から別の猫のにおいが入ってきたときに、警戒心から攻撃的になりやすくなります。

自分のテリトリーを脅かされていると感じると、飼い主に対しても防御的な態度をとり、引っかいてしまうことがあります。

4.痛みや病気

猫は体の不調を隠す習性がありますが、痛みや病気があると触られたくない部分を守るために引っかくことがあります。特に、皮膚の炎症や関節の痛み、歯のトラブルなどがあると、些細な刺激にも敏感になり、攻撃的な行動をとることがあります。

普段おとなしい猫が突然引っかくようになった場合は、体調に異変がないか注意する必要があります。

5.甘えているサイン

猫は甘えたいときに、飼い主にちょっかいを出すことがあります。引っかくのもその一つで、「もっと構ってほしい」「遊んでほしい」といった気持ちの表れかもしれません。

ただし、猫によっては甘え方の加減がわからず、少し強めに爪を立ててしまうこともあります。

猫の引っかき癖への対処法

猫じゃらしで遊ぶ子猫

猫の引っかき癖を直すためには、まず原因をしっかりと理解することが大切です。無理にやめさせようと叱ったり、力で抑え込んだりすると、かえって警戒心を強めてしまうことがあります。猫の気持ちに寄り添いながら、できるだけ穏やかに対処することを心がけましょう。

遊びの延長で引っかく場合

猫が遊びの中で引っかくことが多い場合は、手や足を直接おもちゃ代わりにせず、猫じゃらしやボールなどを使って遊ぶようにしましょう。

また、興奮しすぎて引っかいたときは、すぐに遊びを中断することで、「やりすぎると楽しい時間が終わってしまう」と学ばせることができます。

ストレスや不安が原因の場合

猫がストレスを感じている場合は、その原因を取り除くことが重要です。環境の変化が影響しているなら、安心できる隠れ家を用意したり、匂いのついた毛布を置いたりして、落ち着ける空間を作りましょう。

また、スキンシップの時間を増やしたり、遊ぶ時間を確保したりすることで、不安を和らげることができます。

テリトリー意識が強い場合

新しい猫やペットを迎えたときは、すぐに対面させるのではなく、少しずつ慣れさせるのがポイントです。最初は別々の部屋で過ごさせ、互いのにおいを交換することで、無理なく受け入れられるようにしましょう。

もし外の猫に対して警戒している場合は、窓の配置を工夫するなどして視界を調整すると落ち着くことがあります。

痛みや病気が原因の場合

猫が突然引っかくようになったり、触られるのを極端に嫌がったりする場合は、病気やケガが原因の可能性があります。

皮膚に異常がないか、関節がこわばっていないか、食欲や元気の有無なども確認し、気になる症状があれば早めに動物病院を受診することが大切です。

甘えから引っかく場合

甘えたい気持ちから引っかく場合は、猫の欲求を満たしつつ、適切なしつけを行うことが大切です。例えば、軽く引っかかれたときに「痛い」と伝え、すぐに手を引くことで、「やりすぎると遊んでもらえない」と理解してもらいやすくなります。

また、猫の気持ちを満たすために、十分なスキンシップをとることも大切です。

まとめ

手を伸ばす猫

猫が引っかくのには、遊びの延長やストレス、不安、縄張り意識、体調不良、甘えたい気持ちなど、さまざまな理由があります。頭ごなしに叱るのではなく、原因を見極めて適切に対応することが大切です。

遊び方を工夫したり、安心できる環境を整えたりすることで、引っかき癖が改善されることもあります。突然引っかくようになった場合は、体調不良の可能性も考え、早めに動物病院を受診しましょう。

猫が引っかく行動には、必ず何らかの理由があります。焦らず、猫の気持ちに寄り添いながら、一緒に穏やかに過ごせる方法を見つけていきましょう。

関連記事

お留守番カメラで猫が見当たらなくて…探した結果→『予想外の場所』で登場する様子が158万再生「帰りたくなるw」「見てるw」と爆笑の声
猫が乗ってくる5つの理由とその心理
ママが『上の階にいる元野良猫』を呼んだ結果…まさかの可愛すぎる『鳴き声』が12万再生の反響「嬉しすぎて思わず」「たまらん」
『38日間の育児記録』出産してガリガリに痩せてしまった猫→子育てを頑張る姿に感動の声続出「すごい」「とても若いのにいいお母さん」
同居猫にしばかれないよう『必死に気配を消す猫』→主が布団をめくった次の瞬間…爆笑の光景が424万再生「最後にw」「気まずそうで面白い」

  1. ロシア軍幹部死亡 トランプ政権のウィットコフ特使モスクワ入りのタイミングで車が爆発 ロシア側「テロ」と非難【news23】
  2. ウクライナ和平案 米・欧州で大きな隔たり
  3. モスクワ郊外で車が爆発 ロシア軍参謀本部・作戦総局副局長ヤロスラフ・モスカリク中将が死亡 ロシア捜査当局発表 爆発は仕掛けられた装置によるものか
  4. アマゾンに3500万円の賠償命令 偽造品への対応「具体的な対応を取る義務ある」 東京地裁
  5. 新生児取り違え 小池都知事「控訴しない」 生みの親調査へ 67歳の男性「真実の両親に会いたい」
  6. 【岩崎宏美】コロッケのモノマネを「私あんなにアゴ出てない」笑顔で否定 「公認というか…暗黙の了解」
  7. モスクワ郊外で乗用車が爆発 ロシア軍参謀本部の幹部死亡 「ウクライナ関与」主張
  8. 相互関税 一律の10%についても引き下げや撤廃協議か ロイター通信報道
  9. 「点呼」めぐり国土交通省が東京都内の郵便局に「特別監査」 全国2300以上の郵便局で法令違反があった問題を受け
  10. プーチン大統領 米特使と会談 ロシアとウクライナの直接交渉再開の可能性を協議
  11. GWに狙われる荷物棚…“駅に着く直前”は要注意!プロに聞いた「置き引きの手口」と「対策」【Nスタ解説】
  12. 今年は昭和100年!あなたは何個答えられる!?Nスタ「昭和クイズ」【Nスタ解説】