ちょっとゾクッとする『猫の不気味な行動』3選 世の中には人の死を予知する猫も…

2025-03-18 11:00

いまだ謎多き猫は、ときに不可解な行動に出ます。みなさんも日頃からびっくりさせられているはずです。今回は、ちょっと不気味な愛猫の行動を3つ紹介します。さて、みなさんの愛猫に当てはまるものはあるでしょうか?ぜひ一読してみてください。

1.何もないところをじっと見つめる

一点を見つめる猫

おうちにいるとき、時が止まったかのように、愛猫が真剣な面持ちで一点を見つめる瞬間があるかもしれません。飼い主さんにとっては、やや不気味さを感じる場面です。

飼い主さんの目に映っているのは、天井だったり、壁だったり、いつも通りの何でもない空間です。ところが、愛猫は、まるでそこに確実に何かが存在するような眼差しで見入っています。

たとえば、部屋でまったりくつろいでいると、愛猫が飼い主さんの肩越しに視線を集中させます。あまりにも鬼気迫る愛猫の様子に、スピリチュアルな感性もある飼い主さんは、何だか怖くて、振り返ることなど一切できません。

人の良さそうなおばあさんが背後に立って、ニコニコしながら、二つに割ったアツアツの焼き芋を無言で差し出してきたらどうしよう―ついそんな不安に駆られてしまいます。一見、ほのぼのとしていますが、よく考えてみると、かなりホラーなシーンです。

猫がときに虚空を見つめるのは、多くの場合、遠くから聞こえてくる物音を聞き分けているため、と言われています。また、動体視力が優れているので、日差しを浴びてキラッと光るホコリなどをとらえている可能性もあります。

ひとつだけ確かなのは、聴覚、視覚、いずれの面でも、猫が人間とは異なる認知世界を生きているということです。

2.トイレからの生還ダッシュ!

走る猫

みなさんの愛猫のなかには、トイレの後、決まってハイテンションになる子もいるかもしれません。まるでスイッチがオンに切り替わったような変貌ぶりで、猛烈なダッシュや妙に威勢のいい爪研ぎを繰り返します。

人間の場合、お腹が急に痛くなってトイレに駆け込むこともありますが、何かで遅刻しそうな状況を除けば、慌てて出ていく必要もありません。学校や会社に行くわけでもないのに、なぜ猫は大急ぎでトイレから出ていくのでしょうか。

実は、トイレ後のハイテンションは、「トイレハイ」と呼ばれるもので、野生時代の名残りです。猫にとって、おしっこやうんちのタイミングは無防備になりやすく、油断して長居すると、敵に襲われかねません。とっと立ち去ったほうが迫る危険を回避できます。

いつもはおとなしいのに、愛猫が急に野生児化すると、飼い主さんは驚いてしまうかもしれません。「トイレハイ」は、いわば、野生時代の遠い記憶を思い出している最中です。満月を見た狼男みたいに、急に野獣(トラ)へと豹変することはないので、心配せずに、やさしく見守ってあげてください。

3.人の死がわかる猫もいる!?

窓越しの猫シルエット

海外の例ですが、人の死を予知できるかもしれない、と注目を集めた猫もいます。「オスカー」と名づけられた猫で、当時、アメリカ・ロードランド州の看護リハビリセンターで暮らしていました。

「オスカー」が話題になったのは、死を迎えつつある患者さんに限ってベッドまで行き、亡くなる直前まで寄り添う習慣があったからです。その姿は、まるであらかじめ死を予測したうえで、ひとり旅立つ患者さんを見送っているかのようでした。

しかも、以降、何度も同じ行動が続き、驚くほどの的中率だった、と言います。このことから、リハビリセンター内で、「オスカーは死を予知できるかもしれない」という噂が立ったほどです。

もちろん、科学的に解明された行動ではなく、本当に「オスカー」が死を予知できたかどうかはわかりません。

ただ、地震予知能力の可能性など、猫には人間の及ばない不思議な能力があると考えられています。今後、科学的知見がさらに深まれば、猫のちょっと不気味な行動の謎が次々に解き明かされるかもしれません。

まとめ

見上げる猫

今回は、飼い主さんをときに怖がらせてしまう猫の不気味行動を3例紹介しました。

本文でも説明したように、海外では、人の死を予知するかのような猫がいた例もあります。日頃から飼い主さんも、愛猫の不思議な力は実感するところでしょう。

猫に対する研究はまだまだ発展途上です。愛猫のちょっと不気味な行動には、もしかすると、驚きの能力が隠されているかもしれません。今度の研究成果に期待しましょう。

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