ドジャース、4年連続“開幕戦勝利” 大谷翔平の初安打から逆転劇!山本由伸が5回1失点で初白星飾る

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2025-03-18 22:10
ドジャース、4年連続“開幕戦勝利” 大谷翔平の初安打から逆転劇!山本由伸が5回1失点で初白星飾る

■MLB開幕シリーズ第1戦 カブス 1-4 ドジャース(18日、東京ドーム)

ドジャースはカブスとの開幕戦で、逆転勝利を収め、2022年から4年連続の“開幕戦白星”を飾った。大谷翔平(30)は“1番・DH”でスタメン出場し、第3打席で今季初ヒット、第5打席でライト線へのツーベースと今季初のマルチヒットで5打数2安打1三振だった。先発の山本由伸(26)は5回、72球を投げて、被安打3、奪三振4、四死球1、失点1で初白星を飾った。

カブスは先発の今永昇太(31)は4回無失点で勝ち負けつかず。“2番・DH”で出場した鈴木誠也(30)は4打数無安打1三振だった。

ついに始まった開幕シリーズ。大谷が試合前にグラウンドへ姿を見せると、大歓声が沸き起こり、一斉に携帯電話で撮影を始めた。外野でキャッチボールを開始すると、ノーワインドアップでのピッチングを行った。D.ロバーツ監督(52)も様子を確認しに訪れた。練習終了後にはボールをスタンドの子どもに投げ込みプレゼントした。

超満員の中、セレモニーでは「X Japan」のYOSHIKIさんが日米両国の国歌をピアノで演奏。大谷、そして、正式にメジャー契約を結び、開幕戦のベンチ入りした佐々木朗希(23)、カブス鈴木も緊張した表情を見せていた。両先発の山本と今永はブルペンで試合の準備をしていた。

始球式にはカブスOBの福留孝介氏が務め、プレーボールコールにはボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31、大橋ジム)と華やかなセレモニーに。

ドジャースは試合開始30分前に3番・F.フリーマン(35)が左肋骨を痛めて急きょスタメンを外れ、M.ベッツの体調不良による欠場もあり、“飛車角落ち”となったドジャース。1回表、大谷と今永の対戦で幕を開け、1球目、93マイル(150キロ)のストレートでストライク。カウント1-1から内角高め93マイル(150キロ)のストレートでセカンドゴロに打ち取られた。

山本由伸は5回1失点、安定した制球&切れ味鋭いスプリット

1回裏、山本がマウンドへ、先頭打者を四球で歩かせたが、2番。鈴木をショートフライに打ち取るなど無失点。2回、ドジャースは今永から2者連続四球で無死一、二塁のチャンスを迎えたが、E.ヘルナンデス(33)がセカンドフライ、7番・M.コンフォート(32)がサードファウルフライ、8番・M.ロハス(36)はレフトファウルフライと今永に力で抑え込まれ得点出来なかった。

“チャンスのあとにはピンチあり”2回に6番・D.スワンソン(31)に初ヒットを許すと、2死二塁のピンチで8番・M.アマヤ(26)に97マイル(156キロ)を右中間に弾き返されて1点を失った。

ドジャースは0-1と1点を追う3回、1死から大谷の第2打席、今永にスイーパー、ストレート、スプリットと球種を使われてカウント2-2と追い込まれた。大谷はコンパクトに高めのスイーパーを捉えたがセカンドライナー。

なかなか流れをつかめないドジャースは4回、今永から2つの四球などで2死一・三塁のチャンスを作ったが、7番・コンフォートがレフトフライで得点ならず。5回、1死一塁で大谷の第3打席、カブス2人目、B.ブラウン(25)と対戦、ナックルカーブを連投されて、カウント0-2と追い込まれたが、4球目のナックルカーブを完璧に捉えて、ライト前へ打球速度173.6キロのヒット、大谷がチャンスを広げると、2番・エドマンがタイムリー。さらにカブス内野陣のミスで大谷がホームに帰り、2-1と逆転。4番・W.スミス(29)にもタイムリーが生まれ3-1とリードした。

5回のマウンドに立った山本を守備陣も助け、先頭の8番・アマヤのいい当たりもショートのロハスが華麗なグラブさばきで山本を助けると、9番・J.バーティー(35)の打球はフリーマンに代わって入ったファーストのE.ヘルナンデス(33)が好プレー、最後は山本も1番・ハップを96マイル(154キロ)のストレートで見逃し三振、マウンド上で大きな声を上げた。ベンチに戻ると大谷と笑顔で握手、山本は5回1失点でマウンドを中継ぎ陣に託した。

6回、2死一、二塁と追加点のチャンスで大谷の第3打席、カウント0-2からナックルカーブで空振り三振に倒れた。投手陣は山本のあとを受け継いだA.バンダ(31)、B.カスパリウス(26)が6回、7回と無失点リレー。8回はB.トライネン(36)が2死二塁のピンチで2番・鈴木を迎えたが、スイーパーで体制を崩してサードライナーに打ち取った。

9回、先頭で迎えた大谷の第5打席、昨季までチームメイト、広島でもプレーしたR.ブレイシアと対戦、カウント2-2と追い込まれたが、外角低めのスライダーを上手くバットで拾いライト線へのツーベース、今季初のマルチヒットをマークした。2番・エドマンの内野ゴロで3塁に進塁すると、3番・T.ヘルナンデス(32)がレフト前へタイムリー、大きな4点目を奪った。

9回はパドレスから移籍してきた新戦力のT.スコット(30)が登板、しっかりと3人で抑えて移籍後初セーブとなった。

大谷は日本開幕戦での“日本人初アーチ”は叶わずも2安打を放ち、今季初のマルチヒットをマーク。山本は昨年の開幕2戦目では1回5失点だったが、今季は5回1失点で開幕戦で今季初勝利を挙げた。ドジャースも4年連続で開幕戦で勝利を挙げて、2025年も白星スタートとなった。

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