鈴木法務大臣「20年前、野党にもスーツ仕立て券と聞いた」　野党は訂正を要求　石破総理の商品券問題

石破総理が商品券を配布した問題に関連し、鈴木法務大臣は18日、衆議院・法務委員会で、「20年前、野党にもスーツ仕立て券を出しているような話を聞いたことがある」と話しました。野党は反発し、訂正を求めています。

立憲民主党　鎌田さゆり衆院議員
「大臣の初当選時、当時は小泉総理大臣だったと思うんですけど、法務大臣、鈴木大臣は労いのスーツお仕立て券ですとか、商品券等は受けられていますか?」

鈴木馨祐 法務大臣
「当時は正直言えば、いろいろ国会でも乱闘騒ぎ等あった時に、野党の皆さんにもスーツのお仕立て券という形で出しているような話を聞いたことがある」

鈴木法務大臣は「誰が渡したか」や「時期」など具体的には語りませんでしたが、「野党対策だったと耳にしたことがある」と話しました。

一方、鈴木大臣は初当選時、自身が受け取ったかどうかについては「20年前のことで、確たることを申し上げられない」と回答を避けました。

質問した立憲民主党の鎌田衆院議員は、野党側がスーツの仕立て券を受け取ったとする答弁について「記憶も曖昧ということで、訂正した方がいい」と訴え、西村法務委員長は理事会で協議するとしています。