猫が『おみやげ』をくれるのはなぜ?考えられる3つの理由 もしかしたら愛猫から心配されているのかも?

2025-03-19 12:00

猫は、かわいさと野性味、正反対の要素を矛盾なくあわせ持つ動物です。野性の面が強く出ると、例の「おみやげ」問題が浮上します。なぜ愛猫は頼まれもしないのに「おみやげ」を持ち帰ってくるのか?今回は、3つの理由を紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。

1.おすそ分けしたい気分

セミを捕まえようとする猫

特に、おうちと外を自由に行き来する猫は、実にいろいろなお土産を持ち帰ってくれます。

ネズミをはじめ、ハト、カエル、バッタ、トカゲ、セミ、ゴキブリなど、どれも生々しく、グロテスクなものばかりです。

「どうだ!」と言わんばかりにおみやげを見せつける愛猫とは裏腹に、飼い主さん的には、気持ちはうれしく頂戴するけれども、現品についてはただちに受け取り拒否を表明したいところでしょう。

愛猫はなぜ、コンビニやスーパーでお目にかかれないシロモノをわざわざおみやげに持ち帰るのか?

まず、考えられる可能性は、おすそ分けしたい、という気持ちです。

愛猫は、飼い主さんを「図体ばかり大きくて狩りもロクにできねぇブキヨーな猫」と思っているフシがあります。身体も硬いし、動きも鈍い。そんなことでは、今後、猫としてやっていけない―愛猫がおみやげを渡してくれるのは、あくまで慈悲の心です。

もちろん、この行為には、飼い主さんに対する愛猫の並々ならぬ愛情が込められています。

愛猫から差し出されたセミは、家庭菜園が趣味のご近所さんから頂いたゴーヤと同じです。つまり、御厚意。ありがたく受け取ってあげてください。

2.狩りについて教えたい気分

蝶と子猫

前述した飼い主さん=大きな猫説に沿ってみると、愛猫が狩りの心得をレッスンしてくれている可能性もあります。

猫は野生時代から獲物をしとめて、命をつないできました。いわば、狩りはサバイバルの基本中の基本です。もし狩りの技術が未熟だった場合、食いっぱぐれてしまいます。飼い主さんの健やかな成長は、同じ猫仲間として、愛猫も気がかりなのでしょう。

狩りの上達は、生き残るための必須の条件です。愛猫がワイルドなおみやげを持ち帰るのは、実際の獲物を見せることで、「狩りとは何ぞや?」ということを飼い主さんに教えたいからかもしれません。「早く一人前の猫になってね!」という母猫のような想いです。

3.褒めて欲しい気分

頭を撫でられる猫

猫は一日のうちに、親猫気分やハンター気分など、めまぐるしく気分が変化します。たとえば、子猫気分に切り替わると、飼い主さんは母猫同然の存在です。しっぽを立ててスリスリしてきたり、「ニャー!」と鳴いたりして、すごく甘えてきます。

愛猫のおみやげ行為は、子猫気分の延長線上にあるもので、飼い主さん=母猫にとにかく褒めてもらいたいと思っている証拠です。

「かわいいね」と言われれば、もちろん悪い気はしませんが、猫は根っからの狩人であり、本当のところは、むしろ、自分のハンター能力にこそ注目して欲しいのかもしれません。

最愛の相手である飼い主さんから「よくやったね!えらいね!」と褒めてもらえば、愛猫は有頂天な気持ちに包まれます。みなさんが子供の頃、親から褒められてうれしかったのと同じ気持ちです。

クタッとなったネズミを愛猫から見せられても、決して引いたりせず、笑顔で「すごいね!よくやったね!」と手放しで喜んであげられたら、飼い主さんとして一人前と言っていいでしょう。

まとめ

ねずみのおもちゃをくわえる子猫

今回は、猫の「おみやげ」について、3つの仮説を紹介しました。もちろん、本当の気持ちは猫になってみなければわかりませんが、「おみやげ」の根底には、飼い主さんを大切に思う愛猫の愛情があふれているはずです。

ちなみに、「おみやげ」をくれるかどうかは、その子の個性次第なところもあります。「嫌われているかも…」とガッカリする必要はありません。むしろ、飼い主さんからすれば、ほっとするのが正直なところでしょう。

たとえグロテスクな「おみやげ」であろうとも、愛猫にとっては大切なプレゼントです。想いだけは汲んであげて、獲物のほうは上手にこそっと処理してください。

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