「いつの日か日本人がIOC会長になるのが私の夢」渡辺守成氏 IOC会長選挙に落選しアジア人初の会長ならず
TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-03-24 17:38

国際オリンピック委員会(IOC)の会長選挙に日本人で初めて立候補していた国際体操連盟の渡辺守成会長が24日、会見で落選について語った。
アジア人初のIOC会長を目指した渡辺氏は、「ご期待をしてくださっていた皆様に対しまして心よりお詫びを申し上げたいと思います。また多大なご支援を賜りました皆様に対して心より感謝を申し上げたいと思います」とお詫びと感謝を述べた。
今回の会長選挙について、「IOC会長選挙に立候補したことで見える世界がたくさんありました。また我々がやらなきゃいけないこと、スポーツが何に貢献できるかということを十分見ることができました」と振り返り、「引き続きチャンスがあれば、日本人がIOC会長選挙に挑戦していくことは非常に意義があると信じている。いつの日か日本人がIOCの会長になる日が来ることが私の夢」と語った。
新会長には、元競泳選手で金メダルを獲得したことのあるカースティ・コベントリー氏(ジンバブエ)が選ばれ、初の女性、初のアフリカ出身の会長となった。コベントリー新会長について、渡辺氏は「きっと新しい時代を切り開いてくれるものと期待している。IOC委員として、そして国際体操連盟会長としてコベントリー氏をしっかりと支えて、新しいIOCの時代をつくることを一緒にやっていきたい」と協力の姿勢を見せた。