新年度予算案がきょう午後成立へ 「参議院での再修正」「衆議院での同意」現憲法のもとでは初めて

新年度予算案は、年度末のきょう午後成立する見通しです。予算案が参議院で再修正され、衆議院に戻されて成立するのは、いまの憲法のもとでは初めてとなります。国会から記者の中継です。

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新年度予算案は、参議院で「高額療養費制度」の見直しに伴う再修正をおこなうという異例の展開となり、年度内成立が危ぶまれましたが、きょう午後、成立する見通しとなりました。

新年度予算案はきょう午前の参議院予算委員会で「高額療養費制度」の見直しに伴う修正案とともに採決し、可決されました。

再修正された予算案は、午後、参議院の本会議で可決後に衆議院に戻された上で同意され、夕方、成立する見通しです。

参議院での審議中に石破総理が「高額療養費制度」の負担上限額の引き上げ見送りを表明したため、参議院での再修正と衆議院での同意が必要となり、こうした手続きによる予算案の成立はいまの憲法のもとでは初めてとなります。

〔Q.年度内に結論をだす予定の「企業・団体献金」の扱いについての見通しはどうなっているのでしょうか？〕

禁止ではなく、規制を強化する案について協議中の自民・公明・国民民主3党の実務者がけさ会談し、与野党の合意通り、年度末のきょう、国会に提出されている法案を委員会で採決することを確認しました。

一方の野党側は、「いずれの法案も過半数には達せず、過半数の賛同を得られる案をつくった上で採決すべき」と拒否しました。

きょうの委員会は開催されず、期限内の合意は事実上断念することとなりました。