猫によく見られる『仮病』と間違えやすい仕草3選と考えられる原因 本当は病気の場合も…

2025-04-01 06:00

猫の仕草には必ず身体的、精神的理由があるため、何の理由もなしに猫がウソをつこうと考えて仮病を使うとは考えにくいです。しかし、猫が示す行動で飼い主さんに「仮病」と思われやすい仕草があることは事実です。この記事では「仮病」と間違えられやすい仕草と原因、その際の対処法をご紹介します。

︎猫は仮病を使う?

毛布を被る猫

猫はそもそも「仮病」という概念がないので、単純に嘘をつくためだけに、猫が仮病を使うとは考えにくいです。

しかし飼い主さんから見ると、これは仮病なのでは?と疑う症状が見られる事もあると思います。

しかし猫の示す仕草には必ず理由があり、病気以外では精神的な事が原因の場合があります。

いつもと違う仕草が見られた時には、まずは動物病院を受診し、その症状が病気から由来するものではないことを確かめましょう。

その上で原因が不明であれば、精神的な面に目を向けて、心のケアを行うようにしましょう。

︎仮病と間違えられやすい仕草3選とその原因

チュールを食べる猫

1.おやつは食べるがフードを食べない

「おやつは食べるけどフードを食べない」という主訴(医師に申し立てる主な症状)で動物病院を受診される飼い主さんは多くいらっしゃいます。

猫が病気で食欲が落ちた時、味の濃いおやつ以外を食べなくなるという症状はよく見られる症状の一つです。特に胃腸に異常がある場合や、内科的な病気の場合、鼻が詰まっている場合にはよく見られます。

また、軽度の食欲不振の場合、おいしいものは食べられるけれど、あまりおいしくないいつものご飯は食べたくないという意思表示をする場合もあります。

フードを食べずおやつしか食べない場合には、まず動物病院で健康診断を受け、体に異常がないか確かめましょう。

体に異常がなかった場合、精神的な事が原因として考えられます。まずは、生活環境にストレスがあり食欲が落ちている可能性がないかを判断し改善をしましょう。

それでもおやつしか食べない場合には「フードを食べない=飼い主さんが注目しておやつをくれる」と猫が学習してしまっている場合があります。また、単純に味に飽きてしまいフードを食べないことも考えられます。

このような時には、おやつの要求を完全に無視し、総合栄養食と表記のある違う味のフードを混ぜて与える事も有効です。

2.飼い主さんの前でだけ足を引きずる

飼い主さんが来ると嬉しくて興奮するため、動きが激しくなり痛い足を引きずっていると考えられます。

逆のパターンも考えられます。飼い主さんの前では足を引きずっていても、動物病院や家族以外の人がいたり興奮しているときなどは痛みや違和感を忘れていつも通り歩ける場合もあるでしょう。

これは緊張や興奮が痛みや違和感を上回っている場合に起こることがあります。

少しでも足をつくのであれば骨折などはなくとも、関節などを痛めている場合があります。まずは動物病院を受診しレントゲン検査などを受けましょう。

また猫が足を引きずる場合、動脈血栓塞栓症など命に関わる病気の可能性もあるため、例えそれが飼い主さんの前だけであっても、仮病と判断するのは危険です。

特に引きずっている足の肉球が冷たくなっている場合や青白くなっている場合には、迅速に動物病院を受診しましょう。

動物病院で検査や治療をした結果、原因が不明で治療をしても改善しない場合には、精神的な要因が考えられます。

「足を引きずる=飼い主さんが注目してくれる」と猫が学習しているかもしれません。

愛情不足を解消すると同時に、猫主体のコミュニケーションではなく、人が主体でコミュニケーションのきっかけを作るような関わり方を心がけましょう。

3.飼い主さんの前でだけよく鳴く

飼い主さんの前でだけ良く鳴く場合、飼い主さんの気を引こうとして鳴いているだけと思われる方も多いのではないでしょうか?

確かに、いわゆる要求鳴きと言われる、お腹が空いた時やトイレをした時、遊んで欲しいとかなどに鳴くことは、よくあることです。

しかしいつもより過剰に鳴く場合や、鳴き声がいつもと違う場合には注意が必要です。

猫はどこかが痛い場合や苦しい場合に、落ち着きがなくなる仕草が見られます。その際に、大きな鳴き声や過剰な鳴き方で部屋を歩き回るなどの行動が見られます。

たとえ飼い主さんの前でだけであっても、いつもと違う鳴き方の場合には動物病院で健康診断を受けると安心です。

︎まとめ

撫でられる猫

猫は本来具合が悪いのを隠す動物。飼い主さんが仮病かもと思った仕草の背景には、病気や精神的な問題など何かしらの理由がある場合がほとんどです。

最初から仮病と疑わず、少しでもいつもと違うと思った際には動物病院を受診し検査をする事が病気の早期発見につながります。そして愛猫の様子をよく観察してあげてください。

その上で、体に異常がなかった場合には、生活環境や猫との関わり方を見直す事で、問題となる仕草を解決できるかもしれません。

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