カナダ　アメリカからの輸入自動車に25％の報復関税　アメリカへの貿易依存を低める戦略進める

アメリカが輸入する自動車へ25％の追加関税を発動したことを受け、カナダのカーニー首相が報復関税を課すと表明しました。

カナダ　カーニー首相
「アメリカとの統合を着実に深めてきた古い関係は終わった。これは悲劇だが新たな現実でもある」

カーニー首相が3日に発表した報復措置は、貿易協定のUSMCA＝アメリカ・メキシコ・カナダ協定に準拠しないアメリカからの輸入自動車に25％の関税を課すというものです。ただし、アメリカとカナダの間で統合されている自動車生産の体制に悪影響を与えないよう、自動車部品への適用は除外します。

カーニー首相は3日に、ドイツのショルツ首相との間で両国の貿易関係を強化することで一致したと発表。特にヨーロッパの国々との関係を強め、アメリカへの貿易依存を低める戦略を進めるとしています。