犬が『撫でてください』と伝えているサイン4つ 愛犬からの要求に対する正しい応え方とは
『犬が撫でてくださいと伝えているサイン』についてまとめました。愛犬に「撫でて!」と要求されたときの正しい応え方と注意点を解説します。
犬が撫でてくださいと伝えているサイン
1.耳を真横や真後ろに倒す
犬が耳を真横や真後ろに倒すのは、撫でてくださいと伝えているサインです。
立ち耳の犬種であると分かりやすいサインなのですが、折れ耳や垂れ耳の犬でも、耳の付け根をよく観察してみると、真横や真後ろに動かしている様子が分かります。
耳をぴょこぴょこと動かして、撫でてくださいとサインを出すのですが、犬の頭を撫でようと手を伸ばすと、目も一緒に細めることがあります。
目を細めるのは、撫でてくださいというサインが伝わったことが嬉しい気持ちと、撫でてもらえることが嬉しい気持ちの表れです。
飼い主の間では、犬が撫でてくださいと耳を真横や真後ろに倒すのは、頭を撫でやすくするための配慮なのではないかと言われています。
2.手や腕にスリスリと頭をすり寄せる
犬が手や腕にスリスリと頭をすり寄せるのは撫でてくださいと伝えているサインです。
ただスリスリするだけでは応えてもらえないときは、手や腕に頭突きをしてくることもあります。しびれを切らし、「撫でてって言ってるでしょう!」と、甘噛みをしてくる犬もいるかもしれません。
甘噛みをしたときは「ダメ」と一言だけ声をかけましょう。甘噛みをされたからといって要求に応えてしまうと、“噛めば言うことを聞いてもらえる”と間違った学習をしてしまうことがあるため注意しましょう。
3.手や顔を舐める
犬が手や顔を舐めるのは撫でてくださいと伝えているサインです。
犬にとって舐めることは、スキンシップやコミュニケーションのひとつです。撫でてくださいと伝えたいときに舐めることには、グルーミングの意味も込められています。
手や顔を舐めることで相手をグルーミングし、“自分のことも撫でてグルーミングしてほしいな”という気持ちなのでしょう。
顔を舐めるとき、とくに口元を舐めるのは、子犬が母犬に甘えるときの仕草です。飼い主に対してであれば、撫でてくださいと甘えながらサインを送っているのです。
犬の口の中には、パスツレラ・ムルトシダという細菌がおり、感染することで引き起こされる病気のことをパスツレラ症と言います。
パスツレラ症は、人獣共通感染症のひとつで、口元を舐めたことで、犬から人へと感染する恐れがあります。
撫でてくださいという要求に応えることは決して悪いことではないのですが、口元を舐めてくるときは注意が必要です。
4.仰向けになってお腹を見せる
犬が仰向けになってお腹を見せるのは撫でてくださいと伝えているサインです。
ヘソ天とも呼ばれている仕草ですが、お腹を撫でてほしいときによく見せます。飼い主や家族にはもちろんなのですが、他人の前でも仰向けになってお腹を見せ、“お腹を撫でて♡”と甘えることがあります。
急所であるお腹を見せるということは、警戒心がなく、不安や緊張もなく、「あなたのことを信頼します♡」というサインでもあります。
とくに胸の辺りを優しく撫でてあげると喜びます。マッサージをするような気持ちで撫でてあげるとよいと思います。
まとめ
犬が撫でてくださいと伝えているサインを4つ解説しました。
- 耳を真横や真後ろに倒す
- 手や腕にスリスリと頭をすり寄せる
- 手や顔を舐める
- 仰向けになってお腹を見せる
愛犬から「撫でて」と要求されたときに応えてあげることは、スキンシップやコミュニケーションの意味も込めて良いことです。
他人に対して要求することがあれば、「ここを撫でると喜ぶよ」と教えてあげましょう。そして、愛犬が撫でられることが苦手な部分には触れないように注意しましょう。
ただし、撫でてほしいあまり甘噛みをするときは「ダメだ」と教えてあげてください。口元を舐められることによる感染症にも注意しましょう。
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