アメリカとイランが核開発めぐり高官級協議 今後も継続で合意 短時間直接対話も、双方が「建設的」と評価

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-04-13 06:28

イランの核開発をめぐり、アメリカとイランの高官級による協議が行われました。今後も協議を継続することで合意したということで、双方が「建設的だった」と評価しています。

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イランの外務省によりますと、アメリカ・トランプ政権のウィットコフ中東担当特使と、イランのアラグチ外相は12日、中東オマーンでイランの核開発をめぐる協議に臨みました。

今回の協議は、両国の担当者がそれぞれ別の部屋で待機し、仲介役のオマーンの外相を通じて間接的に意見が交換する形で行われ、ウィットコフ特使とアラグチ外相は、数分間、直接対話したということです。

協議の詳しい内容については明らかになっていませんが、イランの外務省は「前向きかつ建設的な雰囲気で、相互の尊重に基づいて実施された」などと評価したうえで、両国が今後も協議を継続することで合意したとしています。

イラン アラグチ外相
「(今回の)協議で、私たちは交渉の基礎に非常に近づいたと思う。次の協議でその基礎をまとめることができれば大きな前進となる」

協議の後、アラグチ外相はこのように述べ、次回の協議は今月19日に行われるとの見通しを示しました。

一方、アメリカ政府も声明で、「ウィットコフ特使がオマーンの首都マスカットでイランのアラグチ外相と会談した」と発表しました。「協議は非常に前向きで建設的なものだった」としています。

会談の中で、ウィットコフ特使は、「トランプ大統領から両国の立場の違いを対話と外交を通じて解決するよう指示された」とアラグチ外相に伝えたということです。

また、アメリカ側は声明で、「問題は複雑だが、きょうの直接的な対話はお互いにとって有益な結果をもたらすための前向きな一歩だ」と評価し、「次の協議を今月19日に行うことで合意した」と明らかにしました。

トランプ第2次政権発足後アメリカとイランが協議を行ったのは今回が初めてです。

イランの核開発をめぐっては、1期目のトランプ政権が2018年に一方的に核合意から離脱したことを受けて、イランが高濃縮ウランの製造を加速。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、今回の協議でアメリカは、イランのウラン濃縮活動の一部停止などを求める可能性があると報じていますが、双方がどこまで歩み寄ることができるかは不透明で、今後の協議の行方が注目されています。

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