愛猫が病気になったら…行う可能性のある『検査』5選と費用の目安

2025-04-18 17:00

愛猫が病気になった時、原因を調べるためには動物病院で検査が必要となります。しかし検査の中にはかなり高額なものもあり、驚かれる飼い主さんも少なくありません。この記事では、よく行われる5つの全身検査の種類とそのおおよそな費用をご紹介します。

︎1.血液検査

血液検査

全身状態を把握するための最もよく行われる検査です。

費用の目安はおよそ「5千円〜2万円」ほどです。「腎臓」などの特定の臓器に血液検査項目を絞って行うこともあり、その場合は数千円で検査が可能です。

健康診断など一般的な全身の状態を見る場合には、1万円前後が相場と言えます。

また全身状態に加え、ホルモンの検査や猫特有の炎症反応をみる検査(SAA)、外部の検査センターに血液を送り、特殊な項目を追加で検査する場合には2万円以上かかる可能性もあると考えて良いでしょう。

︎2.レントゲン検査

レントゲン検査

X線を患部に照射し、臓器や組織のX線量の差を可視化することで、身体の内部を画像化するものです。患部の全体像が把握しやすいため、最初に行う検査として多くの病院で行われています。

麻酔などの必要がなく、猫に比較的負担が少なく検査できます。

費用の目安はおよそ「5千円〜2万円」ほどです。

1頭の猫は多くても月に数回程度しかレントゲンは撮らないため、猫への被爆はごくわずかで心配はありません。

しかし、撮影の間、猫を持っている獣医さんや動物看護師さんは毎回一緒に撮影に入るため、少しずつX線の被爆量が蓄積されていきます。

ですので、撮影する枚数が多いほど、値段が上がる場合もあることは頭に入れておきましょう。

また、「造影検査」と呼ばれる、食道の通りをより詳しく検査するための造影剤を用いた検査では、2万円以上の費用がかかることもあります。

︎3.超音波検査

エコー検査

超音波(エコー)検査では高周波音波を利用して体内組織を視覚化します。ほとんど場合で沈静・麻酔剤なども使用せずに検査が可能なため、比較的猫に負担が少なく検査できます。

費用の目安はおよそ「3千円〜1万円」ほどです。

超音波検査の中でも、心エコーと呼ばれる心臓の機能を詳しく診る検査では、獣医師の中でもより専門的な知識と技術が必要となる検査なため、料金がプラスでかかる動物病院もあり、その場合は1万円以上の費用がかかることもあります。

︎4.CT検査

CT検査

X線装置が体の周囲360度を回転しながら連続して撮影することで、たくさんの断面画像を得ることができます。

複数の断面画像を合わせて3D画像にすることで、レントゲン撮影では見えなかった体の中をより詳しく調べることができます。

費用の目安はおよそ「10万円〜15万円」です。費用が高額な理由は、CT検査では全身麻酔が必要であるためです。

CT検査の撮影時間は10分程度ですが、検査中に猫が少しでも動いてしまうと画像にブレが生じてしまうため、動かないようにする必要があり、どうしても麻酔をかけられない特殊な場合以外、基本的には全身麻酔をかけた状態で行います。

CTの撮影をするのには、検査中の麻酔の管理や呼吸の管理、全身麻酔をかけるにあたっての術前の血液検査、静脈のルートを確保する処置、検査後麻酔が覚醒するまでの入院管理など、撮影以外でも多くの時間と費用がかかります。

CTはどこの動物病院にもあるわけではなく、撮影ができる施設は限られているため基本的には予約が必要です。

高額な費用が必要になるため、予約の際に前もっておおよその費用を確認しておくと、当日安心して検査が受けられるかもしれません。

︎5.MRI検査

MRI検査

MRI検査は、磁石の力を利用して体の断面を撮影する検査です。

CT検査のX線は、骨を通過しにくいため、骨に囲まれた部分の検査は得意ではありません。そのため、脳や脊髄・神経などを調べる検査としては、MRI検査が向いています。

費用の目安はおよそ「10万円〜15万円」です。

MRI検査では大きな音も鳴るため、正確な検査を行うためにはCT検査と同様に全身麻酔が必要となります。さらにCTよりも検査時間が長くかかります。

CTと同様、検査にはあらかじめ予約が必要ですので、予約の際におおよその費用も確認しておくと安心です。

︎まとめ

診察台の上の猫

愛猫が病気になった時、飼い主さんは「治療」「費用」「猫の体への負担」「猫の年齢」など多くのことを天秤にかけて、検査をするかその場で獣医師と共に決めなくてはなりません。

現実問題、検査はかなり高額なものもあるため、「費用」は事前に把握しておけると安心です。

ほとんどの動物病院では、その検査にかかる金額がおおよそ決められているため、不安な方は検査をする前に金額を確認することがおすすめです。

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