猫と暮らすことで『子供が得られるメリット』3選 幸せな関係を築くために気をつけるべき点も
「子供が猫を飼いたいと言い出した」「猫を保護した」ひょんなことから、子供のいる家庭で猫を飼おうと検討したことはありませんか?今回は、猫が子供に与える良い影響と、注意すべきポイントをご紹介します。
1.責任感や自尊心が育まれる

ご飯の用意やトイレ掃除、健康状態のチェックは一日も欠かすことができません。
猫を迎え入れた際には、子供の年齢や発達に応じてこうしたお世話を任せることをおすすめします。お世話を通じて、子供は「これは自分の仕事だ」と意識するようになり、責任感が芽生えるでしょう。
また、責任感と愛情をもって接することで、猫もおなかを見せて甘えてきたり、なついてきたりするようになります。猫から愛情を返されると、子供は「猫にとって自分は大切な存在だ」と実感でき、自尊心も育まれます。
2.心の安定、リラックス効果を得られる

ふわふわな毛並みとまんまるの瞳が愛くるしい猫。ただ眺めているだけでも、なんだか幸せな気持ちになりますよね。
実は、猫の癒し効果の中には、科学的に証明されているものもあります。その一つが、猫が喉を鳴らす「ゴロゴロ」という音。ゴロゴロ音の周波数は、25ヘルツ程度の低周波といわれています。
低周波は、“幸せホルモン”と呼ばれる「セロトニン」の分泌を促したり、自律神経を整えたりする働きがあります。
さらに、猫と触れ合うことで分泌される「オキシトシン」によって、ストレス軽減や不安感の緩和といった効果も期待できます。
3.命の尊さを学べる

人間と同じように、猫も年をとると、病気がちになったり、食欲が落ちたりします。日々お世話をすることで、子供は「命には終わりがある」と自然に受け入れるはずです。
また、老いていく猫に寄り添い、できることをしてあげるという経験は、他者への優しさや思いやりの気持ちを育みます。
愛情を注いできた猫との別れはつらく悲しいもので、しばらくは落ち込んだり、気持ちが不安定になったりするかもしれません。しかし、その悲しみを乗り越えたとき、子供は命や生きることの尊さを深く理解できるようになるでしょう。
メリットだけじゃない!注意すべきポイントは?

猫との暮らしは子供にとって素晴らしい経験となりますが、メリットばかりではありません。
人と猫の双方が幸せに生活するために、おさえておきたい点についても見ていきましょう。
病気やけがへの対策が必要
子供の猫アレルギーの有無は、飼う前に必ず確認しておきたいことの一つです。くしゃみや鼻水といった症状から、吐き気や呼吸困難など重症化することもあるため注意が必要です。
また、引っかかれたり噛まれたりしてけがをしたり、感染症を引き起こしたりすることもあります。猫と遊んだら手洗いをする、過剰なスキンシップは避けるなど、子供とルールを確認しておきましょう。
まとまった出費がある
フード代や日用品代、病院代など、猫を飼うことは想像以上にお金がかかるもの。ある調査では、年間で少なくとも10万円はかかるともいわれています。
猫の平均寿命は15年前後とされていますので、何年にもわたって出費があることを理解しておきましょう。
旅行、長時間の外出が難しくなる
猫は、犬と比べて留守番をさせやすいといわれています。ただ、長時間家を空けていれば、フードは新鮮でなくなり、トイレも汚れていきます。
さらに子猫や高齢の猫であれば、特にきめ細やかな体調管理が必要になります。旅行やお出かけなど、長時間の外出が難しくなることもあると頭に入れておく必要があるでしょう。
まとめ

いかがでしたか?猫と暮らすことは、子供の豊かな心を育む面でも良い影響があるとお分かりいただけたのではないでしょうか。
ただ、猫はおもちゃでもぬいぐるみでもなく、たった一つの大切な命です。「飽きたから」「世話が面倒だから」と途中で飼育を放棄するようなことがあってはなりません。
生活習慣や経済事情はもちろん、子供の年齢や発達なども考慮した上で、猫を家族の一員として迎えるか検討してみてくださいね。
人も猫も幸せに心地よく暮らせる“ニャンダフル”な日々が訪れますように!
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