犬にとってトラウマとなってしまう『絶対NG行為』5選 精神的苦痛を感じているサインとは

2025-05-07 20:20

心の傷である『トラウマ』を克服することは容易ではありません。大切な愛犬に精神的苦痛を与えないために、絶対にしてはいけないNG行為を今一度確認してください。犬がストレスを感じているときに見せるサインについても解説します。

犬にとってトラウマとなってしまう『絶対NG行為』とは?

怖がるドーベルマン

トラウマとは『心理的外傷』とも呼ばれ、自然災害や大きな苦痛、痛みなど心理的に強い負荷となる出来事が発端となりトラウマを作りあげます。

心に負ってしまった傷は人間も犬もそう簡単には癒えません。以下では、犬がトラウマを抱えてしまう可能性のある『絶対NG行為』を解説します。皆さんはこれらの行為に心当たりはありませんか。

1.体罰を加える

言わずもがな犬を叩く・蹴るなどの暴力行為は絶対にしてはいけません。悲しいことに犬のトラウマの原因として多いのがこの体罰です。

犬への体罰は精神的ストレスが非常に高く、しつけの観点からも意味を成さないことが分かっています。

犬の立場に立って想像してみてください。あなたの親、もしくは大好きな相手から突然暴力を振るわれたらどう感じますか?痛いのは体だけではないはずです。大切な心が壊れてしまうとその修復には相当の時間が必要となります。犬への体罰は絶対にやめてください。

2.大声で怒鳴る

前述の体罰以外に大声で怒鳴りつけることも、犬がトラウマとなってしまう絶対NG行為です。『言葉の暴力』はときに身体的な痛みよりも大きなダメージとなってしまいます。

「犬は言葉が分からないから…」そう思われる方もいるかもしれません。確かに意味を理解することはできませんが、自分に向かって大声を出されていること、そのときの飼い主さんの怒った表情などを犬は良く見ています。

元々犬は音に敏感な生き物です。突然の大きな怒鳴り声と飼い主さんの雰囲気にとてつもない恐怖を感じるでしょう。そうなると過度に恐縮してしまい、トラウマになってしまうことも十分にあり得ます。

3.無視する

しつけの一環として悪さをした後にあえて無視をするといった方法があります。これは正しく行えば、しつけとしての効果は期待できるでしょう。

ところが最初は可愛がりお世話もしていたのに、経済的な理由やアレルギーの発症、ときには『思っていたのと違った』という身勝手な理由から愛情を注ぐことをやめてしまう人もいます。

理由は何にせよ、犬を全く構わず長時間無視したり、最低限のお世話さえしないことは『飼育放棄(=ネグレクト)』に該当します。誰からも愛情を注がれないうえに、不適切な飼育環境の元に置かれればトラウマとなることは容易に想像できるでしょう。

4.嫌がることを無理にさせる

愛犬が嫌がっていることを無理に行うことも、トラウマを植え付ける一因となります。爪切りやシャンプー、ブラッシングなど犬のお世話は多岐に渡りますが、喜んで受け入れる犬は少ないでしょう。

義務感が強すぎるあまり強引にケアをしていませんか?体を押さえつけたり、逃げ回る愛犬を執拗に追いかけ回すなど、強引な方法は恐怖心を掻き立てるだけです。過去の嫌な経験からトラウマとなり、自分を守るために噛みつこうとする可能性も出てきます。

動物病院やトリミングサロンを上手く利用して、お互い余裕を持つことが必要な場合があります。

5.しつけが厳しすぎる

犬を飼うと人間と一緒に暮らす上でしつけは必ず必要となります。トレーニング本やSNSなどを参考にしつけをする方も多いと思いますが、予定通りに進まないことに焦りを感じ愛犬に厳しく当たっていませんか?

一昔前は体罰もしつけとして行われていましたがそれは間違いであることが分かっていますし、そもそも犬の集中力は5分程度しか続かないともいわれています。

そして大切なのは個体差があるということです。しつけ本のようにスムーズに進むことは稀だといっても差し支えはないでしょう。厳しすぎるしつけはトラウマの原因となりかねません。

犬が精神的苦痛を感じているサインとは?

不安そうな顔の犬

犬にとってトラウマとなりうるNG行為を解説しました。実際に犬がトラウマを経験すると、次のような症状がみられることがあります。

  • 暴れる、破壊行動を起こす
  • 恐怖や不安により落ち着きがなくなる
  • 嘔吐や下痢
  • 震えが止まらなくなる
  • パニック状態になる

いずれも犬が自分の身を守るために取る行動であり、他にもさまざまなサインを出します。元気がない、いつもより食欲がない…など些細なことも実はトラウマが引き金となってあらわれるサインである場合も。

愛犬のこのような姿は見たくないと思いますが、一番苦しんでいるのは犬自身です。傷が癒えるのには相当な時間がかかるものと覚悟し、真摯にそして根気強く見守ってあげてください。

飼い主さんでは対応が難しいことも多いと思います。心の病気を診る専門の病院を受診することを強くおすすめします。

まとめ

飼い主さんにすり寄るゴールデンレトリバー

大切な愛犬にはいつも健やかに過ごしてほしいもの。それは飼い主さん全員の望みでしょう。暴力などの虐待がトラウマとなることは想像できると思いますが、ときに日々のお世話やしつけもトラウマとなってしまうことがあります。

愛犬の好き・嫌いや性格をよく把握しましょう。そして愛犬に辛い思いをさせぬよう、常に寄り添って生活することを心がけてくださいね。

関連記事

赤ちゃん犬から少し目を離した結果→水飲み容器の中で…想定外な光景と尊い反応が63万再生「ヤバッ!って顔w」「ジャストフィットで草」
家事をしていたら、寂しがり屋な犬が…構ってもらえなくて見せた『予想外の解決方法』が17万再生「笑ったw」「抱きしめたくなる」と絶賛
赤ちゃんたちと初対面の超大型犬→『どうぞさわってね』優しすぎる光景が28万再生「なんていい子なの…」「頭下げてあげるの賢すぎる」と称賛
犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴
犬のトリミングで『雑過ぎるオーダー』をしてしまった結果…あまりにも衝撃的な『ビフォーアフター』が200万再生「正解が知りたいw」「爆笑」

  1. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血 【 16連射 】
  2. 朝、目が覚めて『腕が重いな』と思ったので布団をめくってみた結果…思わず悶絶する『まさかの光景』が31万再生「寝坊の原因w」「たまらん」
  3. 仕事中、母親から『犬の様子』が送られてきて…留守番中にみせた『まさかの行動』が25万表示「サイズぴったりで笑った」「まな板の上みたいw」
  4. ちーちゃんですけどもっ【第339話】「購入した後に」
  5. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  6. 酔っ払ってベロベロのパパ→犬のケージから出れなくなり…思わず吹き出してしまう光景が243万再生「立場逆で草」「犬に叱られてるww」
  7. 『ひどい涙やけで売れ残った犬』を飼った結果→治してあげようと奮闘し…まさかの『2年後の光景』が108万再生「諦めない気持ち」「幸せそう」
  8. SBI新生銀行が東証プライムに再上場 旧長銀時代を含め3度目の上場
  9. パックごはん1食284円→319円に値上げ、希望小売価格とは? 販売価格になぜ差がある?【Nスタ解説】
  10. 山本由伸「決まったことは全く何もない」WBCについて発言「また大会でプレーできればいいなと」【日本プロスポーツ大賞】
  1. 【独自】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” タオルがサウナストーンに触れたことで発火したか 警視庁
  2. 【 EXILE ・TAKAHIRO 】 "九一分け”  "前髪下ろし” 「正装ヘアスタイル」にフォロワー注目 初のディナーショー完遂に感謝 "この旅の続きを期待して”
  3. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  4. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 【速報】11月の中国人観光客数は今年最も少ない約56万人 高市総理の台湾有事めぐる発言も影響 世界全体では1月から11月で計約3900万人 すでに1年間で過去最多
  7. 「どんなに逆風でも」前橋市長選 小川晶前市長が出馬表明 部下の既婚男性との“ホテル密会”問題で辞職 2026年1月5日告示
  8. 【 熊切あさ美 】 愛犬との別れを報告 「まだ一緒にいたかった」「あまりに急すぎて 心がぽかんとしています」
  9. 【 白血病 】ネイボールさん 「最近、仕事が辛いです」 抗がん剤治療の副作用で 「身体の限界を感じてきました」
  10. 最優秀賞「古米奮闘」創作四字熟語で見る2025年 優秀賞「操虎関税」酷暑で「空前熱暑」大阪・関西万博終わってみれば「ミャク点満点」
  11. “エッグショック”が常態化!?たまご1パック308円 価格はいつ落ち着く【ひるおび】
  12. バドミントン山口茜が宮崎友花との日本勢対決でストレート勝ち 3年ぶりの女王奪還へ好スタート【ファイナルズ2025】