猫の『お尻がニオう』のは異常のサイン?考えられる4つの原因とお手入れ法

2025-05-13 11:00

愛猫のそばにいるとき、「あれ?なんだかお尻のニオイが気になる…」と感じたことはありませんか?これまでは気にならなかったのに急にニオイを感じる場合、それは身体からのサインかもしれません。この記事では、猫のお尻が臭う主な4つの原因と、自宅でできるケア方法について詳しく解説します。

1.肛門腺のトラブル

足を開いた猫

猫のお尻には「肛門腺」という分泌腺があり、排便する時に少量の分泌物が排出されます。この分泌液は強いニオイを持っており、通常は自然に出るためにおいも気にならず問題ありません。

しかし、何らかの原因で肛門腺の分泌液が外に排出できずたまったり、炎症(肛門嚢炎)を起こすと独特の悪臭がするようになります。肛門腺のトラブルが起こっている場合は、違和感から肛門を頻繁になめたり、お尻を床にこすりつける行動が見られるため注意しましょう。

2.下痢や便秘

トイレする猫

猫のお尻がニオう…と感じたら、一度肛門をチェックしてみましょう。健康な便ならお尻に汚れが残ることは少ないですが、下痢をしていると毛に便が付着し、強い悪臭の原因になります。

また、便秘の場合も肛門付近に便が停滞することから、ニオイが強くなる原因になることがあります。特に長毛種は毛に汚れが絡みやすいため、肛門周りの毛をカットする「サニタリーカット」を施したり、日頃からきちんと汚れチェックを行うようにして清潔に保ちましょう。

便の状態は健康のバロメーターですので、異常が続く場合は必ず受診してください。

3.皮膚病や感染症

猫のお尻のアップ

肛門周囲に皮膚炎や感染症が起きると、患部から膿や異常な分泌物が出て悪臭を放つことがあります。これらの異常はアレルギーや真菌感染(カビ)、細菌感染などが原因となりやすく、炎症が広がるとさらに症状は悪化します。

愛猫とのスキンシップやブラッシングなどのお手入れの際に皮膚の状態をよく確認するように心がけ、赤みや腫れ、かさぶたが見られる場合は早めに動物病院で診断を受けましょう。放置すると治療が長引くケースもあります。

4.高齢や病気による排泄トラブル

キャットハウスの入口から見えるお尻

年齢を重ねた高齢猫や持病を持つ猫では、筋力の低下や神経障害から排便コントロールが難しくなることがあります。その結果、お尻周りに便がついて汚れやすくなり、ニオイを発するようになるのです。

また、病気によって下痢をしたりなどが原因の場合も。こうした体の内側の変化は見た目にではわかりにくいため、飼い主が感じるほどのニオイの変化は重要なサインとなります。食欲や元気などいつもと違う様子が見られたら様子見をせずに病院に相談しましょう。

お尻周りが汚れてしまっている時は、ぬるま湯や水で濡らしたタオルやペット用のウェットティッシュで優しくふき取るようにするとニオイを軽減できるでしょう。

まとめ

白子猫と黒子猫のお尻

猫のお尻のニオイは健康状態を示す大切なサインです。くさいからと放置してしまったり、単なる汚れと思って置いておくと状態が悪化するリスクがあります。愛猫の健康を守るためには、日頃から愛猫の様子や体の状態をしっかり観察する癖をつけ、小さな変化にも敏感になりましょう。

普段は気にならなかったお尻周りのニオイが気になったり、いつもと違う異常なニオイに気づいたら、念のためでも病院を受診することが大切です。早期発見・早期治療が、猫にとっても飼い主にとっても負担を最小限にするポイントですよ。

関連記事

"思わず二度見"猫がテレビを見ていると思ったら、完全に予想外の格好で……『まさかの姿』に驚きが隠せないと14万いいねの大反響
台所で飼い主さんの作業を『見守る2匹の猫』→サーモンを切っていると…日常の様子が癒されると6万再生「幸せな時間だね」「声出して笑った」
実家に預けた猫→4日後に迎えにいった結果…飼い主を見たときの『思わぬ反応』が泣けると202万再生「寂しかったんだろうね」「可愛すぎる」
小さな頃から猫の名前を呼び続けたら、現在……愛にあふれた『成長後の様子』が可愛すぎると54万再生「胸がいっぱいに」「全部が愛おしい」
春に出会った"裏庭に迷い込んできた猫"→保護から2年…"現在の姿"に「愛情が伝わってきて涙」「野良のころと全然違う」と37万再生の反響

  1. “児童の性的ディープフェイク”の被害が深刻化 今年9月末までの被害相談79件…加害者の約半数は同級生 警察庁が「犯罪や人権侵害にもつながる」と注意喚起
  2. 部活動中に『海で溺れる』 女子生徒(中1)死亡 過去には【授業中】車にひかれ死亡する事故も…
  3. 茨城・つくば市の常磐自動車道に男性の遺体 ひき逃げ事件の可能性
  4. 『飲酒運転の車』に同乗し事故 女性教諭(20代)停職処分 教諭も「(運転者と)朝まで飲酒…」
  5. プーチン大統領 譲歩拒否の姿勢強調 ウクライナ和平協議不調なら「軍事手段で歴史的領土解放」
  6. カーリング混合ダブルス、日本は予選リーグ敗退決定 悲願の五輪初出場ならず…【世界最終予選】
  7. 心を磨き、手をいたわる。ニチバン×増上寺「親子で年末大掃除体験」開催レポート
  8. イマドキ職場忘年会は「本格マッサージ付」や「子連れ参加OK」も【THE TIME,】
  9. 枕を支えに毛づくろいしていた猫→『毛布』をかけてみると…まさかの光景が15万いいね「前世は人間?」「赤ちゃんみたいw」とSNSで反響
  10. 【赤坂・個室サウナ火災】SOS届かず…非常用ボタンの受信盤”電源オフ”に 店オーナー「電源入れたことない」 個室サウナ増に専門家「ルール見直し必要」【news23】
  11. ネコがいないと思ったら・・。『大将やってる?』のノリで登場した時の様子が話題に「ウチ6時からなんです〜」「今日、いいマグロある?」
  12. 晴れエリア拡大 大掃除日和 北・東日本は空気ヒンヤリ