「運命のいたずら」で再びめぐり合えた母子猫は、やさしい家族と幸せをつかんだ 米国

2025-05-18 06:00

保護施設から別々に引き取られていった母子猫。残念ながら母猫は施設に戻され、それに気づいた子猫の飼い主が、母猫も引き取る決断をしました。母子猫はいま、強い絆を確かめ合うようにいつも一緒です。

ホームページで子猫の母親を発見

猫を抱いてパソコンを見る女性

画像はイメージです

米国ニューヨーク州にある動物保護施設「Lewis County Humane Society」。ここに母猫と子猫が保護されました。

やがて母猫「Fiona」は飼い主がみつかり引き取られていき、そのあとで子猫の「Fifi」もMandee Flandersさんの自宅へと迎えられました。ところがその後、母猫は「新しい環境になじめず、興奮してあばれる」という理由で施設に戻されてしまったのです。

Fionaさんがこの施設のホームページをチェックしていたとき、見覚えのある猫が「里親募集」の欄に掲載されていることに気づきました。以前見た写真に写っていたFifiの母猫Fionaに間違いありません。

「投稿を見たその日に夫とともに施設へ行きました。ちょうど2025年2月14日のバレンタインデーでしたね。最初はFionaを一時預かりすることにしました。Fifiともう一匹の飼い猫『Whist』が母猫を受け入れてくれるかどうか確かめたかったからです」と話す彼女です。

避けていた2匹が、大の仲良しに

仲の良い母子猫

画像はイメージです

「最初の1週間ほど、FifiはFionaにシャーをして威嚇したり避けたりしていました。でも2週間目に突然ひらめいたように態度を変えて、いまではふたりは大の仲良しになっています。だから正式に里親契約を結んで、家族に迎えました」というMandeeさんです。

いまでは2匹はいつも一緒。その愛らしい姿はTikTok上でも話題となり、14万6000回以上も再生されています。

「すべての猫が里親になってくれた家庭に適応できるとは限りません。それは当然のことです。Fionaは大変な思いをしましたが、最後には本来の居場所であるわたしたちの家にたどり着いたのだと思います。今ではふたりはいつも一緒にいます。片方を見かければ、もう1匹もすぐ近くにいるのです。日中はソファの上で重なり合って昼寝をし、夜は寄り添って眠るのがお気に入りですね」と、うれしそうに話すMandeeさんです。

母猫の大事な役割は、子を守ること

子猫たちを舐める母猫

画像はイメージです

アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)によると、毎年約320万匹の猫が保護施設から引き取られていきます。

ペット専門家のAxel Lagercrantzさんは「この猫たちは格別に強い絆で結ばれていますが、それは母猫と子猫の間でよくみられることです」と話しています。Axelさんはネット上でペットの縁組情報を提供する「Pets4Homes」の代表も務めています。

「母猫の重要な役割は、子猫の安全を守って体を暖かく保ち、舐めて清潔にすること。そして時期がきたら子猫の閉じている目をやさしく舐めて、開けるように促すことです」

「こうした本能は進化の過程で発展してきたもので、野生では子猫の生存と成長にとって不可欠です。自力で身を守ることができない子猫は、母猫にすべてを頼るのですから。野生の子猫は、母猫が再び妊娠するまでは母と一緒にいます。やがて妊娠した母猫は自然に子猫を自分から遠ざけ始め、次の子育てに備えるのです。母猫が次の出産をしない場合でも、子猫は成熟するにつれて徐々に母猫から離れていきます」(Axelさん)

やさしい母猫と再会できたFifi。これからはFionaとともに暖かい家庭で幸せに過ごしていくことでしょう。

出典:Kitten's Mom Returned To Shelter After Being Separated but There's a Twist

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