猫の命を削ってしまう『ダメなご飯の与え方』4つ フード選びや量…正しく守れていますか?

2025-05-18 20:20

猫の食事は、健康寿命を左右する大切な要素。誤った与え方は、寿命を縮めてしまう原因になりかねません。この記事では、ついやってしまいがちな「ダメなご飯の与え方」と、それがもたらすリスクについて解説します。愛猫と一日でも長く健やかに暮らすために、今一度見直してみましょう。

1.適正な量を無視して与えている

多すぎるキャットフード

市販されているドライフードの多くは、適切な量で与えることで栄養がバランス良く取れるようになっています。しかし、適正な量を守らずに与え続けていると、健康を害してしまうことがあります。

栄養価の高いフードを必要以上に与えると、カロリーオーバーによって肥満を招き、糖尿病や関節疾患、肝疾患などさまざまな病気のリスクが高まるのです。

あるいは、避妊・去勢後に太りやすいことを懸念して、自己判断で量を減らしてしまうと栄養失調から筋肉量が落ちたり免疫力が下がったりして、長期的に健康を損ねる危険もあります。

フードのパッケージに記載されている目安量を参考にしつつ、実際の体型や活動量やライフステージに合わせて調整しましょう。

2.一般食ばかりを与えている

ウェットフードを食べる猫

猫を飼う家庭では、ドライフードとウェットフードを併用するケースが約半分、ウェット単体で与えている家庭は約1割あるとされています。

ウェットフードは含まれる水分が多く、ふだん水を飲まない猫にぴったりな食事ですが、一方で、栄養面の基準を満たしていないタイプの製品も多く売られています。

キャットフードには、栄養基準を満たした「総合栄養食」と「一般食」があります。総合栄養食がそれだけで栄養を摂れる主食だとすれば、一般食はおいしさを加える補助的な位置づけです。

一般食のフードをメインに与え続けると、栄養が偏り、健康を損なうおそれがありますので、健康的な食生活のためには、総合栄養食を基本にして、一般食やおやつはあくまで補助的にとどめることが大切です。

3.獣医師の指示なく療法食を与えている

食事中の猫

療法食は病気のコントロールのために、獣医師から処方される専用の食事です。猫がなりやすい慢性腎臓病や尿路結石、肥満、心臓病、食物アレルギーなどに対して療法食が処方されます。

愛猫が一度でも病気になったことのある飼い主さんは、できるだけ予防に努めたいと考えるでしょう。しかし、療法食は特定の病気ごとに合わせて作られているため、必要としていない猫にとっては、栄養バランスが偏った食事になってしまいます。

病気を予防したつもりが健康を害しては本末転倒です。療法食はあくまでも獣医師の判断に基づいて、正しく使う食事だということを忘れないようにしましょう。

4.水分摂取量を考慮しない

スープをもらう猫

猫を飼っている家庭の約9割が、ドライフードをメインに与えているといわれています。手軽で保存のきくドライフードですが、含まれる水分は10%以下です。

猫はもともと食事から水分を摂る傾向が強いため、ドライフードのみの食生活では、飲み水を置いておくだけでは水分摂取量が不足しがちになります。

慢性的な脱水状態が続くと、腎臓疾患や尿路結石といった泌尿器系のトラブルだけでなく、便秘や毛球症などの原因にもなります。

どんなに栄養バランスの取れたフードを与えていても、水分が不足すれば健康は守れません。水飲み場の複数設置や、猫の関心を引く自動給水器も有効ですが、さらにウェットフードや猫用スープなどもうまく取り入れると、十分な水分摂取ができるでしょう。

食事と水分は、セットで考えることが大切です。

まとめ

上を見上げる猫

フードの選び方や与え方を誤ってしまうと、愛猫の体にじわじわと負担をかけてしまうことがあります。美味しく食べることが大切なのはもちろんですが、それだけでは十分ではありません。健康のためにも、正しく与えることは重要です。

また、生きていくうえで欠かせない水分も、猫にとっては栄養のひとつととらえ、自然に摂取できるよう工夫することが大切です。

愛猫が健やかに、一日でも長く穏やかに生きていくためには、食事のあり方は定期的に見直しましょう。かかりつけの獣医師に相談するのも有効です。

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