ねこも人も心地よく安心安全に過ごす、家族みんなのためのお部屋作りとは
ねこと一緒に暮らす方が守らなければならないことがあるのをご存じでしょうか。それは、必ず室内のみで一緒に過ごすこと。お家だけではかわいそうという声もあるかとは思いますが、外出させることで事故に遭う可能性や、病気をもらってきてしまうことも…。また、近所の方に迷惑をかけてしまうケースも多くあるため、自分の愛するねこを悪者にしないためにも室内飼いは必須なのです。だからこそ、ねこがストレスなく、過ごしやすいお部屋にするための工夫が必要になります。
ねこの特性を理解し、好きな場所を提供しよう

室内で過ごすねこは、自分の過ごしやすい空間を見つけ出すプロ。
暑い時期では、風通しの良い廊下や冷たい床の玄関で過ごし、寒い時期はこたつやリビングなどのカーペットで過ごすことも多く、自分の居心地の良い空間に行くからこそ、室内で見失ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そういったねこの特性を理解し、ねこの好きな場所を提供することが大切になります。
ただ、人間にも個性があるように、ねこといっても、各家庭で一緒に暮らしているねこそれぞれ性格や好み、過ごしやすい環境は異なります。ねこもふくめた家族全員が過ごしやすい空間を作るのはなかなか難しいもの。
そこでおすすめなのが、中古マンションの物件探しからリノベーションまで相談しながら、理想の住まいを手に入れることができるオーダーリノベーションサービスです。
例えば、グローバルベイス株式会社が提供するペットのためのリノベーションサービス「マイリノペット」では、獣医師監修のもと、お客様のご要望に幅広く答えたリノベーションを提供しています。
「マイリノペット」とは

「マイリノペット」は、田園調布動物病院の田向健一院長監修のもとプロデュースする、ペットと人が快適に心地よく健康的に過ごすためのリノベーション。
リノベーションとは、簡単にいうと「建物に“付加価値”を加えること」、つまり現状の部屋を大きく変えて、「住みたいと思える部屋に改装すること」といえます。
リフォームと違うの?と思う方もいるかと思いますが、ざっくりした言い方をすると、リフォームは、「劣化・故障する前の元の状態に戻す」のに対し、リノベーションは「自分の住みたい部屋をつくる」という違いです。
「マイリノペット」は、田向院長が一邸ごとに住まいの監修を行い、各家庭のペットの性格に合わせて、ペットと暮らす上で問題点となるにおいや、ペットの健康について考え抜いた空間づくりを行っています。
獣医師が監修しているリノベーションサービスは他にほぼなく、ペットも飼い主もそれぞれ安心安全に過ごすことができます。
ねこのための空間のご紹介
今回は、ねこにとって過ごしやすい環境にするためのお家の事例を3つご紹介します。
1.ねこだけの空間とねこ立ち入り禁止の空間を分けて、ねこの導線を考える!

ねこと人間はもちろん生活スタイルは大きく変わり、キッチンや玄関といった人間にとってはよく立ち入る場が、ねこにとっては危険な空間に…。
そこで、ねこ立ち入り禁止にする工夫として、窓・ドア・戸などの建具を増やすことがひとつ考えられます。
また、諸説ありますが、好奇心旺盛な性格であることや、視野が広く素早い危機察知が可能になるという理由などから、高い場所を好むと言われているねこ。
ねこ専用の空間として、キャットウォークを増設することで、お気に入りの高い場所に行きやすくするのもおすすめな工夫のひとつ。飼い主さんが普段よりも高い目線を確保するために、天井付近に設置するお客さまも多くいます。
2.爪とぎはねこにとって大事な儀式!お家の被害は少なく…

爪とぎはねこにとっては大事な儀式。爪とぎをする際に、足裏からフェロモンが出るために、同じ場所で爪とぎをする習性があるだけでなく、爪とぎをする場所の範囲を本能的に大きくみせようとします。そのため壁や柱などに爪とぎをされ、ボロボロになってしまうことも…。
そこで、大事になるのは、外傷を抑えることのできるクロス(壁紙)の設置や、消臭効果が高く、ねこも爪を研ぐことが少なくなるという漆喰(しっくい)などを壁に使用するという工夫をすること。
そのほか、簡単に取り入れられる方法は、キャットタワーを大きなものにしたり、増やしたりすること。これは、爪とぎだけでなく、高い場所が好きというねこの特性を一石二鳥で解決できる方法です!
3.網戸や窓、扉などに脱走防止の柵を取り入れる

網戸を閉めているから外に出てしまうことはないと思っていても、何かの拍子に網戸が外れたり、破れたりしてしまうことは起こり得るものです。ねこは器用だからこそ、爪で網戸をあけることもできちゃいます。
網戸の外側に格子状の壁やフェンス、網を取り付けることで、もしもの時のために備えておきましょう。網戸の外側だけでなく、網戸ストッパーを付けることもお忘れなく!
また、ベランダや玄関の扉を開けるときは、ねこが飛び出さないように、建具を増やして空間を分けましょう。
さらに、内扉の中で過ごしてもらう、またケージを利用するなどして、外に出るときに猫が安全に過ごすことのできる空間を用意してあげることで、ねこにとっても飼い主にとっても安心できる空間を作ることができます。
まとめ
ねこのためにお部屋にできる工夫を3つご紹介しましたが、これらは一例で、すべてを網羅できているわけではありません。
最初にもお伝えした通り、飼い主たちの性格が異なり、それぞれ個性があるように、ねこの性格も違います!お互いに暮らしやすく安心できる空間を作るために、各家庭のねこにあった工夫をひとつひとつ変えていくことがおすすめです。
家族が安心できる空間を作るために、先にできることとして、キャットタワーを置くことのできる広い部屋にしたり、ねこの導線をあらかじめ確保しておいたりすることが挙げられます。
ねこも含めた家族みんなが心地よく過ごすことのできるお家づくりを小さなことから始めてみましょう。
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