梅雨に気をつけるべき『犬の病気』5選 ジメジメとした気候で起きやすいトラブルや予防策まで

2025-05-26 20:00

梅雨の時期、私たち人間だけでなく、愛犬にも見えない健康リスクが忍び寄っています。「最近、うちの子がなんだか元気ないかも……?」そんな違和感の背景には、湿気による病気の可能性があるんです。皮膚のトラブルから感染症まで、梅雨ならではのリスクを知っておくことが、飼い主としての第一歩。今回は、梅雨に気をつけたい犬の病気とその予防法についてご紹介します。

梅雨にかかりやすい『犬の病気』5選

カッパを着るチワワ

梅雨といえば、湿気・雨・気温の変化がつきものですが、犬の体には想像以上に負担をかけています。

「いつもより皮膚をかゆがる」「なんだか元気がない」という変化があれば、もしかすると梅雨特有のトラブルかもしれません。ここでは、梅雨に起きやすい犬の健康トラブルを5つ厳選してご紹介します。

1.湿度の上昇で発生しやすい【皮膚病】

梅雨時期は湿気によって皮膚のバリア機能が低下し、マラセチア性皮膚炎や膿皮症など、細菌や真菌が原因の皮膚病が増加します。特に被毛が密な犬種では、通気性が悪くなりやすく、皮膚のトラブルが深刻化することも。

「最近かゆがってる?」「フケが増えたかも」そんな変化を見逃さないようにしましょう。予防としては、薬用シャンプーや、乾燥をしっかり行うことが重要です。皮膚や被毛を濡れたまま放置しておくと、雑菌の温床になります。

2.カビやダニの繁殖が原因【外耳炎】

耳の中は高温多湿になりやすく、特に垂れ耳の犬は耳道の通気が悪くなるため、カビや細菌が繁殖することで外耳炎の要因となることも。「頭をしきりに振る」「耳をかゆがる」といった様子が見られたら要注意です。

定期的な耳掃除と、蒸れを防ぐ工夫(例えば、室内で耳をめくって風を通すなど)が予防になります。耳掃除には専用のイヤークリーナーを使い、綿棒ではなくコットンを使うのが基本です。

3.細菌が原因となる【膀胱炎】

梅雨の気温の変化で飲水量が減ると、尿が濃縮されやすくなり、膀胱内で細菌が繁殖して膀胱炎を引き起こすことがあります。「トイレの回数が増えた」「排尿時に痛がる」といった症状が見られたら注意が必要です。

特に小型犬や高齢犬はリスクが高い傾向があります。水を飲む習慣をつけるために、器を変えたり、ウェットフードに切り替えるなどの工夫も有効です。

4.運動不足とストレスによる【消化不良・嘔吐】

雨の日が続くと、散歩の時間が減ってしまいがち。その結果、運動不足とストレスが重なり、消化機能が低下することで、嘔吐や下痢といった消化器症状が現れることがあります。

「食べたばかりなのに吐いた」「うんちがゆるい」そんなときは要注意。梅雨時期でも、お部屋で遊べるおもちゃを活用したり、知育玩具を使ったりすることで、運動とストレス解消を両立できますよ。

5.散歩中に感染しやすい【ノミ・マダニ症】
湿った草むらは、ノミやマダニの絶好の生息地。散歩の後に「なんだか体をかゆがってるな……」というときは、すでに寄生されている可能性もあります。

ノミやマダニなどの寄生虫は、皮膚炎だけでなく、重篤な感染症(バベシア症など)の原因にもなります。チュアブルタイプやスポットオンタイプの予防薬を定期的に使うことで、かなりの確率で防ぐことが可能です。

毎日のケアで予防を!梅雨の健康管理

タオルで拭いてもらう犬

梅雨の時期に増える犬の病気やトラブル。でも実は、その多くは日々のちょっとしたお世話で防ぐことが可能です。

「何をすればいいのかわからない…」という方もご安心を!ここでは、飼い主さんが今日から実践できるケア方法を5つのポイントに絞ってご紹介します。

毎日のブラッシングで皮膚の状態をチェック

ブラッシングは、毛並みを整えるだけでなく、皮膚の異常をいち早く発見する手段でもあります。湿気が多い時期は、毛の根元に赤みやかゆみが出やすいため、日々のスキンチェックがとても大切です。

「あれ?なんだかポツポツがあるかも…」そんな小さな異変を見逃さないために、毎日のブラッシングを習慣化しましょう。特に長毛種は毛が絡まりやすく、毛玉が皮膚病の原因になることもあるので、丁寧にほぐしてあげてくださいね。

耳と肉球の清潔を保とう

雨の日の散歩や室内の湿気で、耳や肉球は雑菌が繁殖しやすい環境になります。耳の内側は特にカビが繁殖しやすく、肉球の間には汚れや湿気が溜まりがち。

散歩後は、柔らかいタオルで耳の周辺と肉球の間を丁寧に拭き取り、必要であればドライヤーの弱風で軽く乾かすのがおすすめです。これだけで、雑菌の繁殖を大幅に抑えることができます。

室内環境を見直してカビをブロック

犬の寝床やお気に入りのスペースが湿気にさらされていると、カビやダニの温床になってしまいます。除湿器やサーキュレーターを活用して、室内の湿度を50〜60%に保つのが理想です。

また、ベッドやブランケットはこまめに洗濯し、しっかり乾燥させましょう。「なんだか臭うかも?」と感じたら、すでに菌が繁殖しているサインかもしれません。

散歩後のケアでノミ・マダニ対策

梅雨の散歩は、いつも以上に注意が必要です。濡れた草むらには、ノミやマダニが活発に活動しているため、散歩後のケアがとても重要になります。

帰宅後は被毛をしっかりチェックし、ノミ取りコームを使って体を丁寧にブラッシング。さらに、月に一度のスポットオン駆虫薬や、首輪タイプの予防グッズも併用すると効果的です。

水分摂取と食事の見直しも忘れずに

湿気が多い季節でも、飲水量が少ないと体内の循環が悪くなり、様々な病気のリスクが上がります。「うちの子、水あまり飲まないんだよね…」という子には、フードに水分を加えたり、スープ仕立てのごはんにしたりといった工夫がおすすめです。

さらに、食材の鮮度にも注意が必要。気温と湿度の高さでフードが傷みやすくなるため、保存方法にも気を配りましょう。

まとめ

雨のお散歩

梅雨は、犬の健康にさまざまな影響を与える季節です。湿気による皮膚病や外耳炎、飲水不足による膀胱炎、ノミ・マダニの寄生など、注意すべきポイントはたくさんあります。

でも、日々のちょっとしたケアや観察で、未然に防げる病気も多いのです。今回ご紹介した予防法を参照に、梅雨のじめじめした時期を乗り越えていきましょう。

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