夫婦が離婚すると愛犬はどうなってしまうの?引き取り手を決めるための重要なポイントとは

2025-06-01 11:00

犬を飼っている夫婦が離婚する場合、どちらが犬を引き取って育てるかという大きな問題が持ち上がると思います。この記事では、離婚時の犬の扱いについて解説します。

夫婦が離婚したときの犬の扱いについて

喧嘩している男女と犬

まず、犬を飼っている夫婦が離婚するときの犬の扱いについてですが、人間の子供のように法律で何かが決められているわけではないため、双方での話し合いをおこなう必要があります。

双方が納得いく形で話し合いが進めば、それだけで終わることも多いですが、トラブルを防ぐために、決めた内容を書面で残しておくといいでしょう。

犬は財産として扱われる

飼い主さんにとって犬は大切な家族ですが、法律上では「物」や「財産」として扱われます。

そのため、離婚時の引き取り手を決めるときは、「財産分与」のルールに則って決めることになります。

結婚前から飼っている犬は「特有財産」となる

結婚する前から夫婦のどちらかが飼っていた犬については、「特有財産」という存在になり、基本的に元々飼っていた方が引き取る権利を持っています。

ただし、絶対にそのようにする必要はなく、双方の話し合いで決めたことであれば、どちらが引き取っても問題ありません。

養育費の請求権はない

離婚した夫婦のどちらかが人間の子供を引き取った場合、その子供が社会的自立するまでに必要な費用は、養育費としてもう片方の親に請求できます。

しかし、犬の場合は法律上「物」として扱われるため、養育費が発生することはないと考えられます。

養育費を請求する正当な権利はありませんが、話し合いのうえで、愛犬を育てるための費用を折半することは可能です。

犬の引き取り手を決めるポイント

リードを2本付けられている犬

犬を夫婦のどちらかが引き取るかを決める際、以下のようなポイントを考慮するといいでしょう。

双方の話し合いで決まらず、調停などに持ち込まれる場合もこれらのことが重視されます。

どちらが世話をおこなっているか

犬の引き取り手を決める際に、最も重要視されるのが「日頃の世話を主にどちらがしているか」ということです。

犬の生活では散歩や食事の用意、健康管理などが必要となりますが、これらを主に担当していた方が犬を引き取るのが妥当だと考えられます。

関わる時間の長さと犬への愛情が必ず比例するわけではありませんが、犬への理解が深いことから世話をするのに適しているとされています。

どちらに懐いているか

犬の引き取り手を決める際、その犬がどちらにより懐いているかということも大切なポイントです。

懐いているということは、犬と十分にスキンシップやコミュニケーションを取っていて、そこに愛情が感じられたり、接し方が適切だったりすることが考えられるためです。

飼い主さんの離婚によって生活環境が大きく変わる犬にとって、信頼を寄せている相手がそばにいることはとても重要なことでしょう。

経済面や生活環境に問題はないか

離婚時にどちらが犬を引き取るかを決めるとき、犬への愛情だけでなく経済力も大切なポイントとなります。

犬を育てるためには、食費や医療費を中心に多くの費用が必要となるため、経済的な余裕がないと適切な飼育をするのが困難になる可能性があります。

また、離婚後に1人で犬を育てることが想定される場合、いざというときに家族や知人からのサポートを受けられるかということも重要です。

離婚後に愛犬との面会交流はできる?

草むらにいる犬と女性

離婚して夫婦が会わなくなった場合でも、愛情をかけていた愛犬には会いたいと感じることもあると思います。

しかし、人間の子供と異なり、犬の場合は離婚後の面会交流について、法的な決まりがあるわけではありません。

犬との面会交流の義務がなく強制することはできないため、離婚後にも会いたいと思う場合は、引き取り手を決める際に面会の頻度や方法についても決めておくといいでしょう。

そうした条件についても書面に残しておくことで、トラブルを防げます。

まとめ

伏せているレトリバー

子供の出生数よりもペットの飼育数の方が多いことや離婚率の高さを考えると、犬を飼っていた夫婦が離婚するということもめずらしいことではないと思います。

家族として大切に育てていた愛犬が、離婚後もできるだけ楽しく快適に生きていけるようにすることは、飼い主さんの大切な役割です。
離婚後も飼い主としての責任を全うできるように、しっかりと取り決めをしておきましょう。

関連記事

『こんなにも小さくてコロコロしていた子犬が…』1年後→予想を遥かに超える『ビッグサイズに成長する光景』に「10キロw」「可愛い」の声
『ソリで制御不能のピンチに陥った』結果、大型犬が…カッコよすぎる『男前な行動』が60万再生「必死で感動」「生まれながらの救助犬」と称賛
『犬が苦手なおばあちゃん』が赤ちゃんワンコと初めて対面→会うたびに気持ちが変わり…『現在の関係性』に「愛されてて素敵」「良かった」と反響
インコを抱いている大型犬→飼い主が近寄ると…あまりにも過保護な『母親のような行動』が尊いと35万再生「優しすぎ」「母性本能すごい」の声
犬に依存してしまう人が持つ5つの特徴

  1. 【 華原朋美 】 「とっても幸せな心に残るお時間」沖縄でディナーショー開催 ピンクと赤の華麗なドレスで観客を魅了
  2. トランプ大統領が英BBCを提訴 賠償請求額は1.5兆円 演説を恣意的に編集し名誉を棄損したとして
  3. 国連安保理で中国が高市総理の発言撤回求める 日本の国連大使が反論
  4. 木原官房長官と野党が会談へ 裏金問題で「自粛」の佐藤副長官念頭か
  5. 鈴木優花が第一生命グループを退部、夫・赤﨑暁が所属するクラフティアへ 登録名は「赤﨑優花」に
  6. 新型コロナ定期接種、認知率29.5%の現実! 消えた情報と自治体差がつくる見えないリスク
  7. 【 武井壮 】 相次ぐ「お見合い話」に…「有難いんだけど、複雑」「写真まで見せてくれて是非一度と言われるんだけど なかなか飛び込めません」
  8. 【 濱田めぐみ・朝夏まなと 】 「どんなことでも出来る!」「私らしいメリーが見つかったら」 ミュージカル『メリー・ポピンズ』開幕へ
  9. JR各社の年末年始の予約状況 ピークは下りが「12月27日・30日」 上りは「1月3日」 一部の時間ではすでに満席
  10. 大型犬3匹の散歩中『犬が好きな男の子』に会った結果→2か月後、お母さんから連絡が来て…心温まる『素敵な物語』に「本当の犬好き!」と反響
  1. 撃墜B29搭乗員虐待事件 落ちてきた“鬼”を校庭で…「戦争は人間を変えちゃう」負の歴史の証言
  2. 動かなくなった母親を庭に2日間放置か 40代の長男と長女を逮捕 茨城県警
  3. 東京・赤坂の個室サウナ店で男女2人死亡火災 サウナ室の扉の木製ドアノブが外れた状態 扉を開けられなかった可能性も 警視庁
  4. 東京・赤坂の“個室サウナ店死亡火災” 死亡した2人は夫婦と判明 サウナ室の木製ドアノブが外れた状態…扉を開けられず閉じ込められた可能性も 警視庁
  5. 【 観月ありさ 】 鉄道での移動姿に ファンも「ビックリだね」 マスク姿で “ お忍びスタイル ” 「からの〜。とんかつ食べに行ったよ」
  6. タイ・カンボジア国境で続く軍事衝突  日系企業8社が操業停止・日本人駐在員を退避  企業活動に影響広がる
  7. 【 なだぎ武 】 クリスマスディナーショーがピンチ 「現場チケットが10枚しか売れておりません、、」 SNSでファンへ呼びかけ
  8. 【 中川安奈 】 人生初 サンタコスプレを披露 「幸せなクリスマスになりますように」
  9. 鈴木優花が第一生命グループを退部、夫・赤﨑暁が所属するクラフティアへ 登録名は「赤﨑優花」に
  10. 国連安保理で中国が高市総理の発言撤回求める 日本の国連大使が反論
  11. 新型コロナ定期接種、認知率29.5%の現実! 消えた情報と自治体差がつくる見えないリスク
  12. 【 中川翔子 】「ニコニコ双子たち」「みんなの血が流れてるんだなぁ」家族の面影を感じて感涙 双子弟のカンフーポーズに合わせて写真も