犬の『態度が悪い』ときの理由5つ 考えられる心理から適切な対処法までご紹介

2025-06-01 16:00

いつもはとても穏やかで飼い主さんの指示にもきちんと従える愛犬が、なぜだか反抗的、攻撃的などの悪い態度を見せることはないでしょうか。犬は、人のように駆け引きでわざと悪い態度をとるようなことはありません。悪い態度を見せるときには、犬なりの理由があります。その理由を理解した上で行動すれば、愛犬との信頼関係を壊さずに適切な対処ができるようになるでしょう。

犬の悪い態度とはどういうこと?

唸りながらズボンの裾を引っ張る犬

人の場合、未成年が飲酒や喫煙をしたり、反抗的な言動や教師の前で崩した姿勢を見せた場合、「態度が悪い」と叱られます。では、犬の場合の悪い態度とはどのような行動を指すのでしょうか。

人によって感じ方に多少の差はあるでしょうが、鼻に皺を寄せたり歯を見せたりしながら唸る、吠える、飛びかかるなどの威嚇や攻撃的な行動、飼い主さんの呼びかけを無視する、言うことを聞かず制御できなくなるといった場合に、「態度が悪い」と思われることが多いようです。この記事でも、威嚇や攻撃的な行動、呼びかけに対する無視や制御不能になることを「態度が悪い」と表現することにします。

犬の悪い態度には、犬なりの理由があります。そしてそのほとんどの理由が、犬にとってはとても切実なものです。愛犬の悪い態度をそのまま放置することで、本当に攻撃的になるなど、後々トラブルが生じることもあるでしょう。愛犬の悪い態度に適切に対処するためにも、まずは態度が悪いときの犬の心理を理解する必要があります。

犬の態度が悪いときの理由や心理

勝手な方に行こうとする犬

1.興奮していて飼い主の言葉が耳に入らない

犬にとって、ポジティブな感情でもネガティブな感情でも、度を越してしまうと興奮状態になります。大抵の場合、興奮状態になった犬には、たとえ飼い主さんの言葉であっても耳に入ってはこなくなります。そのため無視されたような状態になり、飼い主さんの制御が効かなくなってしまうのです。

これは、愛犬がとても強い恐怖を感じている場合も、楽しかったり嬉しかったりして仕方がないといった場合も、同じです。楽しいシーンだからといって安心はできません。

2.混乱していて正しい行動が分からない

ご家族によって愛犬に対して発する言葉が異なったり、飼い主さんの気分によって褒めたり叱られたりする基準が変わるような場合、犬は何が良いことで何が悪いことなのかが分からなくなって混乱し、パニックになることがあります。その混乱している様子が、悪い態度に見えることもあります。

3.怖くて自分の身を守ろうとしている

たとえ相手が大好きな飼い主さんであっても、何らかの原因で恐怖を感じた場合、犬は自分の身を守るために相手を威嚇したり攻撃的になったりすることがあります。また恐怖を伴わなくても、例えば歯磨きや爪切りのような苦手なケアをいつまでもされると、その嫌悪感から逃げ出すために攻撃的になることがあります。

4.大切なものを守ろうとしている

愛犬が大好きな美味しいご飯やおやつ、大好きなおもちゃやお気に入りの飾りなどを飼い主さんが取り上げようとした場合、犬は自分の大切なものを守ろうとして反抗的な態度をとることがあります。飼い主さんが無理矢理取ろうとすればするほど、犬の態度も悪化していくでしょう。

5.体の痛みや不調を隠している

触られると痛みを感じる部位がある、だるさや強い倦怠感などの不調を感じているといった場合も、犬は自分の身を守るために無視をしたり威嚇したり、反抗的な態度を見せたりすることがあります。

犬の態度が悪いときの適切な対処法

犬を抱いて感情的に怒る男性

怒らない

ポジティブなシーンでもネガティブなシーンでも、愛犬が悪い態度を見せた場合、つい感情的になって怒ってしまう飼い主さんもいるかもしれません。しかし、態度が悪いときの犬の心理状態は、恐怖や混乱、興奮などです。感情的に怒鳴ったり叱ったりすれば、心理状態はさらに悪化していくことでしょう。どんなに愛犬が悪い態度を見せたとしても、決して感情的にならず、愛犬の心理状態を考えて冷静に対処しましょう。

一旦愛犬の注意を別のところに向けさせることで、クールダウンを促すことができます。そのためには、アイコンタクトや「マテ」などの基本的な指示を出すと有効です。

恐怖の原因を取り除く

愛犬の態度の原因が「恐怖」である場合、犬にとってはとても深刻な状態ですので、恐怖の原因を取り除くことが最優先です。場合によっては、飼い主さん自身の行動が恐怖の原因である場合もありますので、ご自身の言動も含めてよく観察し、原因を探ってください。

混乱の原因を取り除く

飼い主さんが愛犬を褒めたり叱ったりする基準が感情に流されやすくてコロコロ変わる場合や、ご家族間で使用する指示語や褒め言葉などが統一されていない場合、犬は何を求められているのかが分からずに混乱してしまいます。愛犬にパニックを起こさせないよう、ご家族間や飼い主さんご自身の中で、しっかりと用語やルールを定め、ブレのない接し方をするようにしましょう。

口に咥えた物を放させるトレーニングをする

愛犬が持っていってしまいそうなものは、愛犬の手が届く場所に置きっぱなしにしなければ、愛犬が宝物を守るために悪い態度をとるような機会も減っていくことでしょう。しかし、愛犬と一緒に遊んだ後におもちゃを回収したいなど、どうしても愛犬が咥えているものを取り上げなければならない場面もあるでしょう。

そのような場合のために、普段から「ハナセ」などの号令で咥えている物を手放させるトレーニングをしておくことをおすすめします。愛犬は、手放すことで褒められることを知り、守ろうと反抗的な態度になることもなくなるでしょう。またこのトレーニングは、拾い食いや誤食の防止にもつながります。

健康状態を確認する

愛犬の態度が急に悪くなったという場合、その裏に体調不良が隠れていることが少なくありません。態度の他にも、食欲、排泄、歩き方、体重などに変化がないかを飼い主さんの目で確認し、少しでもおかしいと感じた場合は、できるだけ早く動物病院で診てもらうようにしましょう。

まとめ

ふてくされた顔の犬

犬には、人の損得勘定のような思考は苦手であると考えられていますので、飼い主さんに対して「困らせてやろう」といったような意図で悪い態度を見せることはないでしょう。しかし、何かのきっかけで激しく興奮したり、混乱したり、恐怖を感じたり、大切な物を取られると感じたり、体調不良を抱えていたりした場合に、その感情が発端となって飼い主さんには「態度が悪い」と映ることがあります。

態度が悪いことを放置することで、恐怖や興奮、混乱などを悪化させてしまうこともありますので、愛犬の行動の理由を正しく把握した上で、適切な対処が取れるよう、冷静に対応しましょう。愛情深い飼い主さんなら、きっと愛犬の心の声が聞こえるはずです。

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