猫にとっても『肥満』が危険な5つの理由 かかりやすくなる病気や生活への支障…愛猫のQOLを下げる大敵

2025-06-04 16:00

日本の飼い猫における肥満率は、およそ40%という調査データがあるのを知っていますか?猫のてぷっとした丸いフォルムは愛らしいものの、健康や生活に悪い影響を及ぼしかねません。今回は、肥満が猫に与える悪影響について、具体的な5つの理由から解説します。「うちの猫、ちょっと太ってきたかも?」と感じている飼い主さんは、ぜひチェックしてみてください。

病気のリスクを高める3つの理由

血糖値を測られている猫

1.血糖値をコントロールできず「糖尿病」にかかりやすくなる

「インスリン注射」という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。これは人だけではなく、猫にも必要になることがある治療法です。

インスリンとは、血糖値を下げるのに欠かせないホルモンなのですが、肥満になると、適切に働かなくなってしまいます。その結果、糖尿病を引き起こしてしまうのです。

なお、肥満以外では「遺伝的な要素」が原因で発症することもあるため、早期に発見できるよう普段から健康管理をしましょう。

2.足腰に負担がかかり「関節炎」になりやすくなる

肥満は、支える体重が増える分、足腰に負担がかかりやすくなります。関節に炎症が起きやすく、関節トラブルにつながるリスクが高まります。

例えば、スムーズな上下運動ができない、触られるのを嫌がる、足を引きずるように歩くといった様子が見られる場合は、関節炎のサインである可能性があるでしょう。

特にシニア猫は、そもそも活動量が落ちてくるため、関節へのダメージに気づきにくいこともあるかもしれませんが、見過ごさないようにしてください。

3.脂肪が蓄積して「脂肪肝(肝リピドーシス)」にかかりやすくなる

「脂肪肝」とは、その漢字のとおり、肝臓にたくさん脂肪が蓄積される病気のことです。

猫が、何らかの理由で食事が取れない状況が続くと、足りないエネルギーを体の脂肪で補おうとします。しかし、肝臓に脂肪が沈着し脂肪細胞へと置き換わることで正常に機能できなくなるというメカニズムです。もし猫が食欲不振となった際には、迅速に対応しましょう。

生活に影響を与える2つの理由

毛づくろい中の猫

4.「行動」が制限される

当たり前のことですが、肥満になると、全ての身動きが取りにくい状態となります。猫にとって大切な「毛づくろい」の習慣も、その例外ではありません。

脂肪が邪魔をし、お手入れが思うように行き届かないゆえに不衛生な状態となり「皮膚炎」にもかかりやすくなってしまいます。

さらに、太っている猫は、健康な猫と比べて瞬時に動けず、ケンカの際などに逃げ遅れてしまうリスクも高まります。

このような、思うように体を動かせないストレスが積み重なると、心身ともに不調をきたしてしまうでしょう。

5.「暑さ」に弱くなる

猫は、野生時代に砂漠で暮らしていた歴史を持つことから、比較的暑さに強いと言われています。しかし、肥満の猫は、体内に熱がこもりやすいため、暑さに弱くなる傾向があります。

もともと人間のように全身で汗をかく体のつくりをしておらず、汗腺(汗の分泌)は「肉球」など、体のごく一部に限られるため、体温調整が苦手です。

また、肥満になると気管が圧迫されるため、呼吸がしづらくなる傾向があり、気温や湿度が高い中ではより呼吸困難につながりやすくなる危険性があります。

暑さによる不調があらわれると、呼吸が荒くなったり、食欲が落ちたりする様子が見られることもあるため、気をつけなければなりません。

特に熱中症のリスクが高まる夏場は、室温管理に一層気を配る必要があるでしょう。

まとめ

大柄の猫

肥満は、猫のQOLを下げる大敵です。糖尿病や関節炎、脂肪肝といった病気にかかりやすくなり、思うように体を動かせないことから、生活にも支障をきたします。

体を清潔に保つための毛づくろいも困難になり、瞬時に動けないこともストレスの要因になるでしょう。

また、暑さにも弱くなるため、熱中症対策がますます欠かせません。

猫自身の快適さを損なうだけでなく、飼い主さん側のお世話も大変になってしまいます。ちょっとした体重の変化も見過ごさず、リスクは小さな芽のうちに摘み取り、愛猫の健康を守りましょう。

関連記事

看板の上で鳴き続けていた『ガリガリの子猫』→しばらく様子をみていたら、大雨警報が発令されて……泣ける話が反響「自然と涙がでてきた」
パッツン前髪がチャームポイントの子猫→成長したら…意外な変化を遂げた『現在の様子』が1万いいね「似合ってる」「大人になっても可愛い」
猫が飼い主に感謝している時にする10の仕草
飼い主さんがお風呂で『熱唱』していたら…水大嫌いなはずの猫がとった『まさかの行動』が315万再生「かわいいwww」「愛だねぇ」
猫は一緒に寝る人を選んでいる?人のそばで寝る理由、一緒に寝る方法と注意点

  1. ドローンが撮影した9分13秒の映像 イオンモール熊本の内部で何が 「こんなに色見がなくなる」
  2. 「カード使えない」 トランプ政権の制裁に「ICCは負けない」赤根所長訴え…“弱腰”の日本政府が姿勢変えたワケ【Nスタ解説】
  3. 中国とネパールの国境で土石流 チベット自治区で多数の死傷者か ネパールでは洪水も…22人が死亡・外国人観光客ら約380人が行方不明 現時点では日本人巻き込まれた情報なし
  4. 親切心が裏目に…「救急隊員が脱いだ靴はそのままに!」金沢市消防局がSNSでお願い 靴をそろえてはいけない理由は?
  5. 人型ロボットが陸上100メートルの新記録を更新 8秒64を叩き出す 中国・ロボット運動会 人類最速のウサイン・ボルト選手“9秒58”を大幅に更新
  6. 「中継見張り員」が所定の位置にいない状態で作業か…東武線・作業員4人死亡事故 作業員は線路上の除草作業を実施 警察が当時の状況調べる
  7. 列車の接近知らせる「中継見張り員」不在か…東武線作業員4人死亡事故 東武鉄道は会見で「到着していたが意思疎通できる状況でなかった」
  8. ヘンリー王子とメガン妃がイギリスに帰国 今後はイングランドの私邸を拠点に活動か アーチー王子・リリベット王女はイギリスの学校に通う予定
  9. 備蓄米15万トンを農水省が買い戻す方向で調整 9月中にも買い戻すか 有識者の議論も踏まえて時期や量など最終決定へ
  10. バレー女子日本代表、準々決勝は台湾と激突 優勝チームにはロス五輪切符【アジア選手権】
  11. 赤根智子所長が会見「ICCは決して負けない」トランプ政権から制裁
  12. トランプ大統領 CIA長官のロシア訪問を認める 「半ば定期的な訪問」 警告が目的との見方を否定