猫の『しっぽ』は心を映すバロメーター!3つの動き別に見る、猫の心理3選

2025-06-24 11:00

猫のしっぽは非常に表情豊かで、そのときどきの気持ちを雄弁に語ってくれます。今回は、しっぽの動かし方によって、猫の心理状態がどう変わるのか、3つのパターンに分けて解説します。愛猫の本音を知るためのヒントにしてみてください。

1.「しっぽピーン」は上機嫌の証

しっぽを立てる子猫

猫のしっぽには「感情表現」「バランスを保つ」「防寒具(マフラー代わり)」といった役割があり、生活するうえでとても重要な働きをしています。しっぽの動かし方を見れば、ある程度、愛猫の気持ちを推測することも可能です。

最もわかりやすいのは、アンテナのごとく、しっぽを「ピーン」と上向きに立てた状態です。このしっぽの変化は、子猫時代の名残で、母猫に自分の居場所をアピールしたり、排泄後のお尻をキレイにしてもらったりするため、と言われています。

「しっぽピーン」の猫は、上機嫌そのものであり、足取りも軽快で、全身からウキウキ感、前向きな気持ちがあふれています。眺めている飼い主さんもついうれしくなる瞬間でしょう。

元気よくしっぽを立てた状態は、ごはんタイムや仲の良い同居猫への挨拶、飼い主さんの帰宅時などでよく見られます。

大切な愛猫がゴキゲンさんでいてくれると、飼い主さんも幸せな気持ちになれます。無用なストレスにさらされることなく、愛猫にはできるだけ多くの時間を楽しく過ごしてほしいものです。

2.激しい「しっぽパタパタ」は超不機嫌のサイン

不機嫌にしっぽを振る三毛猫

猫はもともと狩人であり、外部からのちょっとした刺激でめまぐるしく気持ちが変化します。気分良く過ごしていたのに、あるきっかけで急に機嫌が悪くなってしまうことすらあります。

猫の不機嫌を示すしっぽの状態と言えば、パタパタと激しく振っているときです。まるでハタキのように、しっぽを左右に振ったり、ときに床に叩きつけたりします。

同じしっぽを振る行為でも、犬では喜びを表現しますが、猫の場合は、まったく逆の意味を持ちます。怒りとイライラ、不満などのネガティブな感情でいっぱいの心境です。

飼い主さんからしつこく絡まれたり、苦手な爪切りを迫られたり、心地よい睡眠を妨害されたり、自分の自由、快適性を奪われると、猫はしっぽを大きくパタパタと振ります。いわば、「イヤだ!」という意思表示です。

愛猫のしっぽパタパタを無視して、たとえば「撫でる」「抱っこする」「顔を埋める」などのスキンシップを続けていると、逃走や本気噛みなどの「抗議行動」に発展することもあります。

愛猫を撫でるときは、常にしっぽの動きに注目しつつ、愛猫の気持ちを推し量るように努めてください。

3.ゆるめの「しっぽマフラー」は安心感の表れ

しっぽを巻きつけるメイン・クーン

猫はときどき、かわいいしっぽを行儀よく前脚に巻きつけ、たたずんでいることがあります。みなさんも、日常生活のなかで、何度も目撃したことがあるかもしれません。

いわゆる「しっぽマフラー」と呼ばれる所作で、状況によって意味は変わってきますが、ふわっとした感じで巻きつけている場合、リラックスした気持ちや安心感を表しています。

具体的には、食後の毛づくろい後や飼い主さんがそばにいるときなどに表れやすいポーズです。

逆に、前脚を隠すように、しっぽをきつく巻きつけているときは、すぐに逃げ出すほどでないにしても、念のため警戒しておこう、という気持ちが含まれています。見知らぬ訪問客が訪れたり、聞き慣れない物音が聞こえたりといった場面に多い行動です。

ちなみに、寒くなってくると、防寒対策として、マフラー代わりにしっぽを前脚に巻きつけることもあります。

強弱の違いで気持ちは異なりますが、愛猫が「しっぽマフラー」しているときは、自分の世界に浸っている状態です。むやみにちょっかいを出すと、イライラさせるだけなので、そっとしておいてあげましょう。

まとめ

しっぽが特徴的なサイベリアン

猫のしっぽは、見た目のかわいらしさだけでなく、感情を多彩に表現する手段として、抜群の機能性を誇っています。

今回は、猫のしっぽの動かし方で、どのように気持ちが変化するか、3つの違いを紹介しました。

「しっぽピーン」は上機嫌、「しっぽパタパタ」は不機嫌を表し、「しっぽマフラー」は巻きつけ加減によって、気持ちが変わってきます。

幸せに暮らすうえで、愛猫の心理状態を知ることはとても大切です。これからもしっぽの動きに注意しながら、愛猫の喜びに寄り添った暮らしを続けてください。

関連記事

ベランダで朝ご飯を食べようとしたら、網戸越しに猫が…『微笑ましすぎる瞬間』に4万3000いいね「視線が強い…」「癒されたw」
『猫を飼うのに反対だったお父さん』が…一緒に暮らし始めた結果→まさかの姿が149万再生「ニヤけてもうた」「丁寧な仕上げに涙がでそう」
猫が飼い主に感謝している時にする10の仕草
猫が『触って欲しい』ときに送るサイン4つ!触ると喜ぶ身体の部位と触り方のコツとは?
猫は『好きな人』と『嫌いな人』を区別している

  1. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  2. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  3. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  4. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  5. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  6. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  7. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  8. 赤ちゃんが『至近距離で大型犬と触れ合った』結果→怖がるかなと思ったら…まさかの光景が24万再生「立派なお兄ちゃん」「人間みたい」
  9. 猫がみせる『気遣い・遠慮』をしているような行動5選 優しい素振りに隠された本音とは?
  10. 犬が『人の体の上で眠る』心理5選 愛犬が飼い主と寝たがる理由や注意すべきことまで解説
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  4. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  7. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  8. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  9. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  10. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  11. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】
  12. カウントダウンが停止…H3ロケットが直前で打ち上げ中止 原因は「設備系に異常が確認」