猫の被毛が『毛割れ』を起こす理由4選 改善のためにできることは

2025-07-06 20:00

猫の毛がパックリ割れてしまう「毛割れ」は、見た目だけでなく健康状態のサインであることも。おもな理由としては、栄養不足や皮脂の汚れといったことが考えられます。この記事では、毛割れを引き起こす4つの理由を紹介します。

1.老化

顔を撫でられている老猫

猫も年齢を重ねるにつれて体のあらゆる機能が少しずつ衰え、被毛の質にも影響が出てきます。とくに、毛割れは老猫に多く見られる症状のひとつです。

年を重ねると、代謝が落ちたり全身状態が悪化して被毛に必要な栄養素が不足したり、毛づやが悪くなったり、水分不足が理由で被毛がパサついたりするなどして、毛割れを起こしやすくなると言われています。

また、筋力の低下や関節の痛みなどによってグルーミングの頻度や範囲が減り、自分で毛づくろいがうまくできなくなるのも理由です。

こまめなブラッシングやマッサージで被毛の健康をサポートし、年齢や健康状態に合った適切な食事を与えるようにしましょう。また、水分補給ができるように工夫することも大切です。ウェットフードを活用するなど、無理なく摂取できるようにするのが理想です。

2.栄養不足

お皿を前に舌なめずりをする猫

猫の被毛が毛割れを起こす理由として、栄養が不足していることが挙げられます。とくに、タンパク質や必須脂肪酸(オメガ3、オメガ6)の不足は被毛の質を低下させ、毛割れの原因になりがちです。

たとえば、体重管理のためにカロリーや脂肪を減らすという飼い主さんも多いと思いますが、減らしすぎると被毛の健康を維持するための油分が不足し、毛割れを引き起こすことがあります。

猫の健康を維持するためにも、年齢や健康に合わせた、栄養バランスの整った食事(総合栄養食)を与えることが大切です。食事の見直しは、被毛だけでなく猫の全身の健康維持にもつながります。

食事での改善が難しい場合は、サプリメントの利用もおすすめです。詳しくは獣医師に相談してくださいね。

3.皮脂の汚れ

シャンプー中の猫

猫の皮膚と被毛は適度な皮脂で覆われており、これが天然の保湿剤として機能しています。しかし、皮脂の分泌が過剰になると、毛穴が詰まるという理由から毛割れが起きることがあります。

そのため、皮脂の分泌が多い猫や長毛の猫の毛割れを防ぐには、毎日のブラッシングや定期的なシャンプーをおこない、被毛や皮膚の汚れ、被毛の絡まりを防ぐことが大切です。

水が嫌いな猫は、水のいらないシャンプーやシャンプータオルでこまめに拭いてあげるのもおすすめです。

4.病気

聴診器を当てられている猫

猫の被毛が毛割れを起こす背景には、ホルモンバランスの乱れを引き起こす内分泌疾患や内臓疾患が隠れている場合があります。毛割れのほかに、元気がない、食欲がないといった症状が見られたら、病気の可能性を疑いましょう。

毛割れを引き起こす可能性のある病気には、以下が挙げられます。

  • 慢性腎臓病
  • 慢性胃腸炎 
  • 甲状腺機能亢進症

また、食欲が低下する病気では、水分補給ができなくなり、脱水症から毛割れを起こすこともあります。上述の病気の中では、慢性腎臓病の猫は、脱水症状からの毛割れを起こしやすいと言われています。

これらの病気は早期発見が重要です。体調不良や行動の変化があれば、すぐに動物病院を受診しましょう。

まとめ

毛づくろいをしている猫

猫の毛割れは、老化や栄養不足、皮脂の汚れ、病気など、さまざまな理由で起こります。毛並みの乱れは体調の変化を知らせるサインでもあるため、日頃からよく観察し、異常が見られたら早めに対処することが大切です。

毛割れの改善には、食事の見直しや定期的なシャンプーが効果的です。必要に応じて、日常のケアを見直しましょう。

また、毛割れ以外にも、元気や食欲などに変化が見られる場合は、病気が疑われます。早めに動物病院を受診し、早期治療に努めましょう。

被毛や皮膚の定期的なケアは、健康チェックのためにもとても有意義です。

関連記事

保護子猫たちに『シャー』と威嚇していた先住猫→気になって何度もやってきて…『まさかの姿』に「爆速すぎる」「仲良くなるの早そうw」
寝ている間に友人が帰ってしまったら、子猫が…まさかの『拗ねてしまった光景』が可愛すぎると315万再生「ニヤニヤしたww」「ふて寝ww」
猫が鼻を「フンフン」鳴らす理由と注意すべきこと
モニターの前にいる『黒猫』を見てみたら…画面から飛び出ているように見える『驚きの瞬間』が56万表示「トリックアートみたい」「3Dw」
遊びに来た姉に激おこな猫→『踊らせてみた』結果…まさかの反応が可愛すぎると9万再生「激おこからの激カワw」「されるがままw」

  1. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  2. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  3. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  4. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  5. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  6. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  7. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  8. 赤ちゃんが『至近距離で大型犬と触れ合った』結果→怖がるかなと思ったら…まさかの光景が24万再生「立派なお兄ちゃん」「人間みたい」
  9. 猫がみせる『気遣い・遠慮』をしているような行動5選 優しい素振りに隠された本音とは?
  10. 犬が『人の体の上で眠る』心理5選 愛犬が飼い主と寝たがる理由や注意すべきことまで解説
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  4. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  7. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  8. 【速報】11月の中国人観光客数は今年最も少ない約56万人 高市総理の台湾有事めぐる発言も影響 世界全体では1月から11月で計約3900万人 すでに1年間で過去最多
  9. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  10. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  11. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  12. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】