社会保険料削減に挑む「日本維新の会」 年間6万円引き下げ 実効性は? 吉村代表に出水キャスターが聞く【選挙の日、そのまえに】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-07-08 19:08

事実上の“政権選択選挙”とも言われる今回の参議院選挙。私たちの暮らしにはどう影響してくるのでしょうか。与野党幹部に聞いていきます。4回目のきょうは、社会保障改革を目玉政策に掲げる日本維新の会です。

【動画】社会保険料削減に挑む「日本維新の会」 年間6万円引き下げ 実効性は? 吉村代表に出水キャスターが聞く【選挙の日、そのまえに】

「お願いします」

きのう、日本維新の会本部に姿を見せた吉村洋文代表。本格的な撮影機材を駆使し、ある動画の撮影に臨みます。

代表就任後、初めて挑む今回の参院選挙。

日本維新の会 吉村洋文 代表(3日)
「社会保険料を下げる改革。これは今の人口減少、高齢化社会の中で絶対に必要な本質的な問題だ」

参院選で維新が特に重視するのは社会保障改革です。医療費を4兆円以上削減し、1人あたりの社会保険料を年間で6万円引き下げることを公約に掲げています。

有権者に訴えるのは街頭演説だけではなく…

維新・吉村代表のインスタグラムより
「ごめん、お金ないから旅行厳しいかも」
「なんでなの!ボーナス入ってお金ないとかありえない!」
「なんでこんなことなるんや…社会保険料、高すぎるやろ」

ショート動画をSNSで展開。政党の代表から一転、すっかり役者モードです。

スタッフ
「本番『突撃編』1-8-1」

「おかしいじゃないですか!総理!!」

「社会保険料…高すぎやろ」

スタッフ
「カット」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「これ最後怒られへん?大丈夫?問題意識の提案になってる?」

党のスタッフと一緒に考えたという、このショート動画。反響も感じているようで…

日本維新の会 吉村洋文 代表
「東京行った時もこの動画見た人と万博行った人、手挙げてって聞いたら、この動画見た人のほうが多かったですね」

大々的に改革の必要性を打ち出す一方で、「年間1人6万円」社会保険料を引き下げるための財源をどう捻出するのでしょうか。公約では、全国で11万ほどの病床を削減、さらに、市販薬と同様の効果がある処方薬「OTC類似薬」の保険適用除外にも踏み込むということです。

これには、街からは悲痛な声も。

20代女性
「解熱剤と皮膚の薬ですね。今まで安かったものが高くなると、しんどいなっていう気持ちになります」

腰痛で湿布を処方
「食費の方は節約できるが、痛みは我慢できない」

こうした声にはどう対応するのか。出水キャスターが話を聞きました。

出水キャスター
「市販の類似薬に関しては保険適用外にしたりですとか、ざわっとする方もいらっしゃるかと思うんですが」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「これはざわっとすると思います。ざわっとするのが嫌だから今まで政治家は逃げてきました。でもこれは課題としてあるんです」

出水キャスター
「薬が安く手に入ることというのが非常に重要なんだという声を聞きました。もしその方が今目の前に座っていたら、どんな言葉で説得しますか」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「その方が慢性疾患を持ってなくて『1割で安く買えるじゃないか』という方だとするならば、9割は他の人が負担してるんですと。あなたの子どもや孫も薬は負担してるんです、何とかここは抑えさせてくださいと。じゃないと社会がもちませんと」

賛否が分かれる改革を、有権者はどう受け止めているのでしょうか。

会社員(30代)
「やっぱり子育て世代からすると、維新の政策というのをある程度評価したいなと思っていますし、すごく助かってるなっていうイメージはありますけど」

会社員(20代)
「(社会保険料の引き下げは)嬉しいは嬉しいと思うんですけど、良いことを公約に掲げて票を取るみたいなイメージになっちゃうのかなと」

出水キャスター
「本当に期待を寄せる有権者の方もいらっしゃると思います。(社会保険料の引き下げは)いつぐらいまで実現しようと考えてらっしゃいますか」

日本維新の会 吉村洋文 代表
「来年の4月からできるところは進めていきたい。『次世代のための政党』でありたいと思っているんです」

去年の衆院選は5議席を失い、先月の都議選では候補者全員が落選するなど、存在感に陰りが見える維新。問われるのは政策の実行力です。

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