ベトナムの乳製品業界の誇り:Vinamilk 、6-HMOの画期的発見によりグロース・アジア・サミットで注目を集める

2025-07-17 18:00

シンガポール、2025年7月18日 /PRNewswire/ -- シンガポールで7月15日から17日まで開催されたグロース・アジア・サミット 2025(Growth Asia Summit 2025)で、Vinamilkは基調講演者として招待された唯一のベトナム企業となりました。グロース・アジア・サミット(Growth Asia Summit)は、アジアの食品、飲料、栄養業界の成長機会に関する最大のフォーラムです。このベトナム・ブランドは革新的な6-HMO乳児用調合粉乳でインパクトを残し、小児栄養の新たな基準を確立し、アジアの乳製品業界に新たな道を切り拓きました。

VinamilkのCMO、Nguyen Quang Tri氏がグロース・アジア・サミット(Growth Asia Summit)で6種HMO配合Optimumのイノベーションについて発表
VinamilkのCMO、Nguyen Quang Tri氏がグロース・アジア・サミット(Growth Asia Summit)で6種HMO配合Optimumのイノベーションについて発表

サミットにおけるVinamilkの存在は象徴的な意味を持っています。それは、かつて戦後の牛乳不足に苦しんでいたベトナムが、Vinamilkを筆頭に栄養大国として台頭しつつあるということです。同社は現在、乳製品ブランド価値で世界第6位にランクされており、Brand FinanceのFood and Drink 2023ランキングでは東南アジアで最も価値のある食品・飲料ブランドとして認められました。さらに、同社はFortune Southeast Asia 500ランキング(2024年)に掲載された唯一のベトナムの乳製品企業であり、同地域における同社の強力な市場プレゼンスを裏付けています。

Vinamilk、ベトナム初の6種HMO配合粉ミルクを子どもの栄養ソリューションとして提供
Vinamilk、ベトナム初の6種HMO配合粉ミルクを子どもの栄養ソリューションとして提供

ベトナムでは、生後6か月までに母乳だけで育てられていない乳児が約55%にのぼります[1]。これは、母乳に含まれるさまざまな利点、特に腸と免疫の発達をサポートするヒト母乳オリゴ糖(HMO)を多くの赤ちゃんが十分に得られていない可能性があることを意味します。このギャップを埋めるために、Vinamilkは、消化と免疫の健康を高めるために母乳に自然に含まれる栄養素である6つのHMO[2]を配合したベトナム初の粉ミルクを開発しました。このソリューションは、働く母親の約60%が仕事と家庭の両立に苦労している国では特に効果的です。

この課題はベトナムに限ったことではありません。アジア全体では、完全母乳育児率は依然として低く、アジア太平洋地域では52.9%、東南アジアでは48.3%にとどまっています[3]。その主な原因は、ライフスタイルの変化、仕事の要求、社会的圧力です。このため、Vinamilkの6-HMOイノベーションなど、母乳を忠実に再現する栄養ソリューションは、サミットの専門家コミュニティから大きな注目を集めました。

「私は、ベトナム初の6-HMO配合による栄養科学の進歩だけでなく、消費者に寄り添った共感的なアプローチで躍進を遂げているVinamilkを称賛します。これは、栄養面だけでなく、特に女性と子供のための社会に良い影響を与えるという、総合的な健康ソリューションを追求するというこのサミットの使命に対する貴重な貢献です」と、サミットの主催団体である『FoodNavigator Asia』と『NutraIngredients Asia』の編集長、Gary Scattergood氏は述べています。

Nguyen Quang Tri氏、グロース・アジア・サミット(Growth Asia Summit)で6種HMOのイノベーションを紹介
Nguyen Quang Tri氏、グロース・アジア・サミット(Growth Asia Summit)で6種HMOのイノベーションを紹介

かつては輸入乳製品が市場を独占していたベトナムですが、現在では、小児栄養分野で海外に肩を並べただけでなく、地域のイノベーションをリードする初の地元ブランド、Vinamilkの本拠地となっています。2021年以降、市場は5-HMO配合で頭打ちの状態にあった中、Vinamilkは妥協せず、この限界を打破するべく研究開発の取り組みを加速させました。

2023年、Vinamilkは世界有数の栄養企業6社(スイスのDSM、デンマークのNovonesis(旧Chr. Hansen)、ドイツのBeneo、イタリアのGnosis、スウェーデンのAAK、日本の兼松)と戦略的パートナーシップを締結し、乳児用調製粉乳の開発における科学的知見とイノベーションを強化しました。天然母乳に含まれるHMO組成の約58%を占める6-HMOを配合したOptimum製品の発売[4]は、研究と国際的な連携が見事に融合した成果です。

6-HMOのイノベーションは乳児の消化と免疫に大きなメリットをもたらします。この成分は、母乳に含まれる重要なオリゴ糖を再現しており、乳児の腸内細菌の有益な発達を促し、病原菌からの保護にも寄与します。また、他の市販製品では同時配合が珍しいジフコシルラクトース(DFL)と3-フコシルラクトース(3-FL)が両方とも含まれています。

6種HMOを配合したVinamilk Optimum、発売直後から消費者の信頼を獲得
6種HMOを配合したVinamilk Optimum、発売直後から消費者の信頼を獲得

Vinamilkの最高マーケティング責任者であるNguyen Quang Tri氏は次のように述べています。「当社の6-HMOの画期的な進歩は、栄養基準を引き上げるだけでなく、母乳育児の課題を克服したいと考えている保護者もサポートします。Vinamilkでは、保護者が幸せであれば、子どもの発達はより完全なものになると信じています。このメッセージはベトナムのみならず、アジア全域の何百万人もの保護者たちの心に響くものと私たちは信じています。」

Vinamilkのグロース・アジア・サミット 2025(Growth Asia Summit 2025)への貢献は、ベトナムのイノベーションの旅における新たな章の始まりを告げるものです。かつては乳製品産業がなく、栄養科学でも遅れをとっていたベトナムは、Vinamilkを通じて世界の注目を集め、積極的、共感的、先駆的という小児医療の新しい基準を、自信を持って築こうとしています。

詳細については、https://www.vinamilk.com.vn/enをご覧ください。


[1]UNICEF、2021

[2] 2025年3月25日現在、VinamilkのOptimum GoldとOptimum Colos製品はすべて、母乳に含まれる成分にヒントを得た6つのHMOを配合したベトナム初の乳児用調製粉乳と小児用栄養ミルク製品となっています。(CI Research市場レポート)

[3] 『2023年のアジア太平洋地域食料安全保障と栄養に関する概況(Asia and The Pacific Regional Overview of Food Security and Nutrition 2023)』、第3章、第3.2節

[4] Optimumに含まれる6-HMO配合量は、母乳中に含まれるHMOの58%を占めています。

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