猫のライフステージ別『3大死因』とは?子猫・成猫・老猫で異なる注意点を解説

2025-07-29 12:00

猫には、年齢によってなりやすい病気があります。今回は、ライフステージごとの死因をまとめてご紹介します。予防法や注意点も解説するので、愛猫の健康管理に役立ててみてください。

1.子猫の3大死因

診察を受ける子猫

感染症

子猫は母乳から抗体をもらっていますが、その効力は2ヶ月程度でなくなります。そのため、免疫力が弱い子猫は、「感染症」で命を落とすことが非常に多いです。中でも多いのが「猫パルボウイルス感染症」。下痢や嘔吐といった症状から、重症化して死に至ります。早めのワクチン接種を心掛けるとともに、子猫を迎えた場合は先住猫と住処を分けることが大切です。

寄生虫

免疫力が弱い子猫は、回虫や条虫などの寄生虫が死因となることもあります。貧血や脱水を起こし、子猫にとって大切な栄養吸収を阻害してしまいます。重症化すると命を落としてしまうことも。母子感染の可能性もあるため、生後間もない子猫は定期的な駆虫をする必要があるでしょう。また、以後の感染を防ぐため、完全室内で飼育することも大切です。

誤食

好奇心旺盛な子猫は、誤食によって中毒死や腸閉塞を起こすことがあります。2歳以上の猫と比べても子猫の誤食は3倍以上とされ、特に注意したいところです。猫は、ぶどうやチョコレート、ユリなどに中毒を起こすことが知られていますので気を付けましょう。また、小さな部品や紐状のものを遊びの延長で飲み込んでしまうことも多いため、放置しないように気を付けましょう。

2.成猫の3大死因

トイレに入る猫

泌尿器疾患

3つのステージの中で最も病気になりにくいのが成猫です。しかし、もともと猫がなりやすい「泌尿器疾患」には要注意。尿路結石症や腎臓病などが重篤化すると、尿毒症となり命を落としてしまうケースもあります。先天的に腎臓に問題を抱えていることも。定期的な健康診断を継続するとともに、トイレの回数や飲水量の変化を見逃さないようにしましょう。

循環器系疾患

心臓や血管の機能低下や異常によって起こる「循環器疾患」にも気を付けましょう。初期症状がほとんど見られず、急に肺水腫や胸水で命を落とすことがあるためです。中でも、「肥大型心筋症」で突然死をする成猫は少なくありません。残念ながら予防法はないといわれていますが、日頃からの健康診断が早期発見に繋がります。

悪性腫瘍

7歳を超すあたりから、「悪性腫瘍(ガン)」で亡くなる猫が増加します。ガンは体のどこにでも現れますが、乳腺腫瘍は避妊手術で予防できるといわれています。定期的な健康診断とワクチン接種を行い、バランスの取れた食事やストレスのない生活を心掛けましょう。

3.老猫の3大死因

ベッドの上の老猫

泌尿器疾患

どのステージでも多い泌尿器疾患ですが、猫の死因で最も多いのが「慢性腎臓病」といわれています。15歳以上の老猫は約8割がかかっているとされるほどです。完治は難しい病気ですが、進行を遅らせたり症状を緩和させることは可能。投薬や補液などでコントロールするとともに、症状が現れる前からエコーや血液検査を受けることをおすすめします。

悪性腫瘍

成猫の死因のひとつとしても挙げた悪性腫瘍ですが、10歳を超えると更にリスクが上がります。さらに、老猫の場合は麻酔の負担が大きいこともネックに。治療不可能になるケースも珍しくないため、なるべく予防に努めることが大切です。半年に1回以上は健康診断を受けることも大切です。

消化器疾患

消化器疾患は子猫期にもたびたび見られますが、老猫の場合は「慢性膵炎」や「便秘」などのリスクが上がります。慢性膵炎は無症状期間が長く、気が付いたときには手遅れになっていることも。早期発見を目指すとともに、ストレスのない環境作りに努めましょう。

まとめ

診察される猫

猫には、ライフステージに合わせてなりやすい病気があります。基本は健康診断と生活習慣の管理ですが、年齢ごとに適切なケアをすることも大切です。万が一のときにすぐに診断を受けられるように、かかりつけ医を決めておくといいでしょう。

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