犬が飼い主に気を遣っているときの行動6つ 寄り添ってくれる理由から思いやりへの応え方まで
『犬が飼い主に気を遣っているときの行動』についてまとめました。なぜ犬は飼い主を気遣う行動をすることができるのか、愛犬からの思いやりへの応え方など解説します。
犬が飼い主に気を遣っているときの行動

1.飼い主の手や顔を舐める
犬が飼い主の手や顔を舐めるのは、愛情表現であると同時に、飼い主を励まそうとする行動でもあります。
飼い主が「不安」「緊張」「悲しみ」などの感情を抱えていると、それを敏感に察知し、「大丈夫?」という気持ちで舐めてくれるのです。
飼い主の気持ちが不安定なとき、犬自身も同じように不安になったり緊張したりします。そのため、「元気を出してほしい」「安心したい」という思いから舐めてくるのかもしれません。
そんなときは、やさしく笑顔で「ありがとう、大丈夫だよ」と応えてあげると、犬も安心してくれるでしょう。
2.鼻をくっつけてくる
犬が鼻先を人の肌にそっとくっつけてくることがあります。これは「鼻キス」とも呼ばれる行動で、愛情と気遣いの気持ちが込められています。
鼻のひんやりとした感触に、思わず笑ってしまったり、顔がほころんでしまうこともあるでしょう。その反応を見て、犬も安心し、飼い主の気持ちが少しでも軽くなったと感じているのかもしれません。
犬の優しさに応えるように、鼻先にそっと自分の鼻を合わせてみると、より絆が深まるでしょう。
3.おもちゃを持ってきて渡す
犬が自分のおもちゃを飼い主に渡してくるのも、気遣いの一つです。とくに、お気に入りのものを持ってくる場合、「これで遊んだら元気になるよ!」というメッセージが込められていることがあります。
飼い主が元気がないときに、「一緒に遊ぼう」と誘ってくれるその優しさに、心が温まりますね。
気分が沈んでしまったときは、ぜひ犬と一緒に軽く遊んでみてください。心も体も少しずつリフレッシュできるはずです。
4.少し離れた場所からジッと見つめている

犬が少し距離を取ってじっとこちらを見つめてくることがあります。これは「今は近づかない方がいいかな」「呼ばれるまで待とうかな」と、様子をうかがっているサインです。
無理に近づくことを控え、飼い主のタイミングに合わせようとする控えめな気遣いとも言えます。
そんなときは、そっと名前を呼んでみてください。すぐに駆け寄ってきて、そばで甘えてくれることでしょう。
5.添い寝をする
普段は一緒に寝ない犬が、飼い主の体調が悪いときに限ってそっと添い寝してくれることがあります。
これは、飼い主の異変を察知し、「守りたい」「安心させたい」という気持ちから出る行動です。
私自身の愛犬も、いつもは別々に寝ていますが、私が熱を出したときだけは必ず枕元に来てくれます。犬は体温の変化や雰囲気の違いから、飼い主の不調を感じ取っているのかもしれませんね。
6.目の前でおかしな動きをする
犬が急に体をクネクネさせたり、鳴るおもちゃをしつこくピーピー鳴らしたりするのは、「笑ってほしい」「元気になってほしい」という思いからの行動です。
たとえば、家族がケンカしていたり、誰かがイライラしていたりすると、場の雰囲気を和ませようとするかのように不思議な行動をとることがあります。
犬なりに「笑ってくれたらうれしい」「仲直りして安心したい」と感じているのかもしれません。
犬に余計な不安やストレスを与えないためにも、家庭の空気を穏やかに保ってあげましょう。
まとめ

犬が飼い主に気を遣っているときの行動を6つ解説しました。
- 飼い主の手や顔を舐める
- 鼻をくっつけてくる
- おもちゃを持ってきて渡す
- 少し離れた場所からジッと見つめている
- 添い寝をする
- 目の前でおかしな動きをする
犬の知能は人間の2~3歳程度ともいわれており、その純粋さと愛情深さには心を打たれます。日々のふれあいを大切にしながら、犬の気持ちにも応えていけたら素敵ですね。
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