高校生みんなの夢AWARD 2025 大阪・関西万博で社会課題解決のアイデアが集結

2025-08-15 07:00

全国の高校生たちが、自らの視点で社会課題を解決するためのビジネスモデルを発表する熱い舞台が、大阪・関西万博の会場で行われました。
会場には、全国から予選を勝ち抜いた10名のファイナリストが集まり、それぞれが地域や社会に根ざした問題に真正面から向き合い、独自のアイデアを形にしたプランを披露しました。
テーマは多岐にわたり、伝統工芸を海外へ広める試みや、低コストで学べるロボコンキットの開発、見えにくい障害への理解を促すサービスなど、高校生ならではの柔軟な発想と行動力が光る内容ばかりです。
審査は、社会性や事業性、そしてプレゼンテーション力を基準に行われ、グランプリには沖縄県立北山高等学校の3年生が提案した、沖縄の伝統工芸を活かした新たなビジネスモデルが選ばれました。
若い世代の視点から生まれる発想が、社会や地域の未来を変える力を持つことを感じさせる、意義深いイベントとなりました。

全国から選ばれた高校生が大阪・関西万博に集結

高校生みんなの夢AWARD in 大阪・関西万博

この大会は、大阪・関西万博の会場「EXPOホール シャインハット」で開催されました。
主催は、起業家の発掘・育成を目的に活動する公益財団法人みんなの夢をかなえる会です。
対象は全国の高校生で、社会問題を解決するビジネスモデルを考え、エントリーする形式となっています。
今回の大会には全国396校から2,464名が参加し、予選を勝ち抜いた10名がファイナリストとして登壇しました。審査は、社会性や共感性、事業性、そしてプレゼンテーション力の4つの観点で行われました。

ランプリ・準グランプリ・海外ゲストの注目アイデアを紹介

全国396校の中から選ばれたファイナリスト10名の発表の中でも、特に強い印象を残したのが、グランプリと準グランプリを獲得した高校生、そして海外からの特別ゲストです。
それぞれが異なる背景や課題に向き合い、独自のアプローチで社会課題の解決を目指すビジネスモデルを披露しました。ここでは、その3つの取り組みを順に紹介します。

グランプリ 沖縄県立北山高校・平戸さんの「新琉式」

グランプリに輝いたのは、沖縄県立北山高等学校3年の平戸凰雅さんです。平戸さんは、県民所得や非正規雇用率、子どもの貧困率などが全国ワーストとされる沖縄の経済を活性化させたいという思いから、地元の伝統工芸に注目しました。
紅型や宮古上布といった工芸品は高度な技術と美しさを誇りますが、その魅力が十分に市場に届いていない現状があります。
中国留学中に沖縄工芸品を紹介した際、大きな反響を得た経験から、「売れないのではなく、届いていない」という課題を確信。
そこで考案したビジネスモデル「新琉式」では、インバウンド対応や海外輸出を進め、工芸品の物語性や希少性を打ち出す戦略を採用。
さらにデザイナーと協力して新商品を開発し、海外対応のネットショップを通じて富裕層にも届ける仕組みを構築しています。

準グランプリ 岐阜県立岐南工業高校・八代さんの低コストロボコンキット

準グランプリに選ばれたのは、岐阜県立岐南工業高等学校2年の八代陽平さんです。
八代さんは、ロボットコンテストへの参加や小学生向けのロボット授業のボランティア活動を通じて、実際に手を動かして学ぶリアルな体験こそが、子どもたちの成長や将来の糧になると感じてきました。
しかし、市販のロボコンキットは価格が高く、参加のハードルになっている現状があります。
この課題を解決するために開発したのが、原価700円で製作できる低コストのロボコンキットです。
既存のキットと同等以上の機能を備えながらも価格を抑え、ロボコン運営会社や大会参加を目指す小中高校生に向けて提供することで、より多くの若い世代がロボット製作に挑戦できる環境を整えることを目指しています。

海外ゲスト カンボジア代表カウ・シヌオンさんの「書店カフェ」

特別ゲストとして登壇したカンボジア代表のカウ・シヌオンさんは、自国が抱える教育環境の課題に向き合ったビジネスアイデア「書店カフェ」を発表しました。
カンボジアでは、子どもや若者が本に触れる機会が限られており、学びの場やコミュニティの不足が大きな問題となっています。
そこで、誰もが気軽に立ち寄れるカフェに書店機能を併設し、飲み物を楽しみながら本を手に取れる空間を作るという構想を提案。
本を読むことへの関心を高めるだけでなく、学びの習慣づくりや地域交流の促進にもつながる場としても期待されています。

主催団体について

公益財団法人みんなの夢をかなえる会

2010年にNPO法人として活動を開始し、2014年に内閣府から公益財団法人として認可されました。
「夢溢れ、『ありがとう』が飛び交う社会の実現」を理念に掲げ、誰もが夢を持ち、その実現に向けて挑戦する中で資質を磨き、生き生きと暮らせる社会を目指しています。
主な活動として、内閣府や文部科学省などの後援を受け、企業協賛のもと開催する「みんなの夢AWARD」や高校生版の「高校生みんなの夢AWARD」、さらに社会課題解決を学ぶプログラムなどを展開し、次世代を担う人材の育成と起業家精神の醸成に取り組んでいます。
公式ホームページ:http://www.minnanoyume.org

若い発想が社会を変える力に

今回の大会では、高校生たちが自らの視点で社会課題を捉え、実現可能なビジネスモデルとして形にする姿が印象的でした。
地域や世代を超えて多様なアイデアが集まり、それぞれが現実の問題解決に向けた具体的な道筋を示しています。
こうした取り組みは、参加した高校生にとって貴重な学びと成長の機会であると同時に、社会全体に新たな視点や解決策をもたらす可能性を秘めています。
若い世代の柔軟な発想と行動力が、これからの社会をより良くしていく原動力となることが期待されます。

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