笑いと食でまちを発信!鹿屋市が「白米友好都市」を掲げたPR動画公開

2025-08-19 11:05

「白米に、感謝を──」そんなメッセージがユーモアたっぷりに響きわたる、ちょっと不思議で、でもどこか胸に残るプロモーションがこの夏、東京・有楽町で展開されました。仕掛け人は、鹿児島県鹿屋市。そしてその顔となったのは、地元出身のお笑い芸人・サンシャイン池崎さんです。8月18日「お米の日」に合わせて、鹿屋市が打ち出したのは“白米友好都市”という突き抜けた宣言。市の名産である鰻や和牛と白米の“強すぎる相性”をテーマに、PR動画「米とともに」を制作・公開し、同日に有楽町ではその味をリアルに体験できるサンプリングイベント「白米ワンバンカー」を実施しました。動画では池崎さんが“クリイエェェェーイティブディレクター池崎慧”として登場し、全力の歌とパフォーマンスで白米の偉大さを熱唱。一方、現地イベントでは「和牛×白米」「鰻×白米」の最強タッグを一膳で味わえるとあって、会場には長蛇の列ができました。奇抜さだけで終わらせないこの取り組みには、地元の魅力を“笑い”と“食”の力で再発見してほしいという想いが込められています。SNS時代にふさわしい“シェアしたくなるご当地PR”として、今後も注目を集めそうです。

市民98名と池崎慧が描く“白米友好都市”

鹿屋市が掲げた「白米友好都市」という言葉には、地元の名産品である和牛や鰻と、白米との“切っても切れない関係”が込められています。どちらも食卓に並べば、自然とごはんが進んでしまう──そんな相性の良さを、あえて白米を主役に据えて表現したのが今回のプロモーションです。その象徴となるのが、PR動画「米とともに」。出演しているのは、地元出身のお笑い芸人サンシャイン池崎さん。彼は“クリイエェェェーイティブディレクター池崎慧”として登場し、全身全霊のハイテンションパフォーマンスで白米への愛を熱唱しました。動画内では「鰻!メシ!鰻!」や「タン!カルビ!メシ!メシ!」といったフレーズが連呼され、まるで食欲の高まりをそのまま歌にしたような勢いで観る者を巻き込みます。

さらに注目を集めたのは、鹿屋市民98名の参加です。市長をはじめ、合唱団や吹奏楽団、オーケストラまで幅広い市民が出演し、画面いっぱいに地元の活気を映し出しました。市民と芸人が一体となって「白米友好都市」を歌い上げる姿は、ユーモアに包まれつつもどこか胸を打ち、見た人の心に強い印象を残します。

今回の取り組みは、タレント任せのPRではなく、池崎さんという地元出身者と市民が共に作り上げた点に大きな特徴があります。地元の人々が自分たちの魅力を自ら発信する姿は、単なる笑いの演出を超え、鹿屋市が大切にする“食”と“人”の豊かさを体現していると言えるでしょう。

「米とともに ~鹿屋市 白米友好都市記念ソング~」
https://youtu.be/rAjVvnGFK2U?si=pLH75tNp16mp8UwI

有楽町に白米旋風!“白米ワンバンカー”が巻き起こした熱気

イベント当日、東京・有楽町の東京交通会館前に出現したのは、白と黒を基調にデザインされたキッチンカー「白米ワンバンカー」。鹿屋市のロゴと「白米友好都市 鹿屋」の文字が大きく掲げられたその佇まいは、駅前の喧騒の中でも一際目を引く存在でした。車両の左右には、箸で持ち上げられた鰻や和牛が白米にのるシズル感たっぷりのビジュアルが配置され、道行く人々の視線を集めていました。提供されたのは、ふっくらとした白米の上に、鹿屋市の誇る鰻と和牛をそれぞれのせたミニどんぶり。手渡された瞬間に立ちのぼる湯気と香ばしい香りが、五感を心地よく刺激していました。

当日は多くの人々が列を作り、キッチンカーの前にはひときわにぎわいが生まれていました。訪れた人々は、順番を待ちながら配布の様子に目を向けたり、手にしたどんぶりを嬉しそうに味わったりと、それぞれのスタイルでこの特別なひとときを楽しんでいる様子が印象的でした。

街中でふと現れる“白米の祝祭空間”──。この一風変わった体験を通して、名産品の魅力だけでなく、鹿屋市という土地のユーモアと誠実さが、静かに、けれど確かに来訪者に届いていたように思われます。

「KANOYeah!CITY」プロジェクトURL:https://kanoyeah-city.jp/
鹿屋市URL: https://www.city.kanoya.lg.jp/

笑って、食べて、つながるまちの物語

「おいしい」と「たのしい」を掛け合わせた鹿屋市の今回の取り組みは、地元への愛情と食文化への敬意に満ちたものでした。ユーモアを交えつつも、伝えたいのは「地域の誇りをもっと身近に感じてほしい」というシンプルな願いなのかもしれません。SNSでシェアされ、街角で配られ、動画で歌い上げられた“白米愛”は、私たちに改めて「ごはんと暮らしのつながり」を思い出させてくれます。笑顔とともに届けられた鹿屋市のメッセージは、ちょっとした余韻として、きっと誰かの心に残るのではないでしょうか。

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