カタールから連れ帰った19匹の猫と「猫カフェ」を開業準備中の姉妹 よりよい猫の福祉を実現する場に 英国

2025-08-22 06:00

元看護婦の女性が、カタールの街で救った19匹の猫を苦労の末に英国まで連れ帰り、猫カフェを開業するための準備を進めています。

苦労の末に猫たちを英国へ

港にたたずむ野良猫

画像はイメージです

「もし私が救わなかったら、あのとき全員死んでいたでしょう」と話すのは、Debbie Morganさん(58歳)です。

彼女がカタールで看護師として働いていたとき、焼けつくような暑さの中で数十匹の弱った猫たちを保護し、献身的に世話をして回復させました。そしてその多くを自分の猫として飼うことにし、残りは里親を見つけて引き渡したのです。

彼女は金属製のゴミ箱から子猫を救出したり、車にひかれた子猫を拾ったり、高速道路の脇で見かけた子猫を危険を冒して救出したりしていました。野良猫が増える原因のひとつは「猫を飼っていた在留外国人が、帰国時に路上に置き去りにすること」だといいます。

「生後5ヵ月の子猫が外に置き去りにされていたこともありました。ひどいことです。どうやって生きていけというのでしょうか」

現地で8年働いたあと、彼女は故郷の英国ウルヴァーハンプトンに戻ることを決めました。でも19匹の猫たちを置いて帰るわけにはいきません。

「猫たちを現地に残すことはできませんでした。よりよい場所を与えたかったのです」と彼女。そこで数々の健康診断やワクチン接種、煩雑な書類手続きに加え、総計12時間に及ぶ、乗り継ぎ6回ものフライトを経て、やっとのことで猫たちを英国へと運びました。

「かなりストレスがたまりました。一度に自分の名前で連れて行けるのは5匹までなんです。しかも英国イングランド地方では、マンチェスターとヒースローの2つの空港しか猫が入国することを認めてくれませんでした」とDebbieさん。

猫カフェで人間とのふれあいを

猫カフェの風景

画像はイメージです

こうして英国に到着した愛猫たちは比較的元気でした。「人間とのふれあい」を求めていると感じた彼女は、妹のMarieさんとともに猫カフェ「The Qattery」を開くことを決めました。古い喫茶店を買い取った2人は、当局からライセンスが認可されたらすぐに開店したいと考えています。

このニュースに、街の人々も総じて喜んでいます。しかしSNS上では「国内に保護猫がたくさんいるのに、なぜカタールから連れて来たのか」という疑問の声も上がっています。

「猫にとって、気温が50度まで上昇するカタールでの暮らしは過酷なものでした。普通の猫カフェと違い、全員が私の飼い猫なので決して譲渡することはありません。閉店後は私と一緒に家に帰ります」というDebbieさんです。

よりよい猫の福祉のために

猫を膝にのせてコーヒーを楽しむ女性

画像はイメージです

姉妹のプランでは、下の階には猫を置かずに通常の喫茶店として運営し、上の階を猫カフェにするかたちで営業する予定です。

The Qatteryでは、子猫を飼うことを検討している人向けに、飼育に必要な知識や最適な世話の仕方について教える教室も開催する計画です。

実は猫カフェに関しては否定的な意見もあります。RSPCA(英国動物虐待防止協会)と保護団体「Cats Protection」は最近、「猫カフェでは猫の福祉を確保できない」として、段階的な廃止を求める声明を出しました。

Debbieさんも「猫カフェでの猫の福祉は、もっと真剣に受け止められるべきであり、より厳格な法整備が必要」だと考えています。でも「RSPCAとCats Protectionの主張に沿ったかたちで、The Qatteryが運営できると信じています」と話しています。

「私たちは猫のことを知っていますし、猫が何を望んでいるかもわかっています。この猫カフェは猫にとっても有益だと思います。The Qatteryは厳密にはビジネスではなく、猫がよりよい生活を送れるようにするためのものなのです」

出典:'I rescued Qatar cats and opened a feline cafe'

関連記事

飛んでいる虫を見つめる猫→横から見てみると……あまりにも綺麗な『瞳』に1万5000いいね「宝石のように美しい」「すっごい」
抱っこ大好きな猫のために『アイテム』を作成した結果…予想の斜め上すぎる完成品に「天才やんw」「布のおんぶ紐かと思いきやwナイス」と大絶賛
ご飯中のママ猫を不思議そうに見つめる子猫→ママが歩き出すと…思わず癒される『可愛い瞬間』が22万再生「なんて素敵な親子」「幸せな日常」
6日間も『高い木の上にいる猫』→助けようと多くの人が集まった結果…涙あふれる光景が22万再生「うるうる来ちゃった」「優しさに感動」
猫が『触って欲しい』ときに送るサイン4つ!触ると喜ぶ身体の部位と触り方のコツとは?

  1. 山手線・京浜東北線が停電の影響で始発から8時間運転見合わせ 駅改良工事のための電気設備が原因と判明 JR東日本
  2. 過去最悪の被害額を更新する勢い クレジットカード情報の不正利用に注意呼びかけ 警視庁犯罪収益対策課
  3. 世田谷ボロ市では代官餅が値上がり…食のイベントでも食材が値上がりし、店主があの手この手で対策を!
  4. 執行官ら2人死傷 逮捕された40歳男は家賃を数十万円滞納か「死のうと思ったけど耐えられなかった」 東京・杉並区和泉
  5. ファミリーマート5年ぶり社長交代 新社長「三度の飯よりビジネスが好きな人間」 金融サービス強化へ
  6. 【 時東ぁみ 】「筋肉痛が最高だぜ」「#いつでも脱げる身体」 フォロワー感嘆「努力の賜物でもっと美しい」
  7. 「東京アプリ」1万1000円相当ポイント付与 来月2日から受け付け開始 マイナンバーによる本人確認をした15歳以上の都民が対象 東京都
  8. 「本麒麟」「金麦」→ビールに“格上げ” 価格帯は据え置き 酒税法改正見据え各社ビール強化
  9. 韓国・ユン前大統領に懲役5年 令状執行の妨害など認定 別の裁判では死刑求刑も
  10. 三菱商事 アメリカでシェールガス開発の「エーソン」を1.2兆円で買収 “過去最大”の投資額
  11. “実は建設ラッシュ”の北朝鮮に「中国のショベルカー」“制裁破り”で輸出か 中国業者は取材に「私たちに何の関係が?」
  12. 【 川﨑麻世 】妻・花音さんの代打でお店を営業「貴重な体験」妻の復帰で「超満席」 〝妻の素晴らしさを改めて実感〟