石破総理退陣でポスト石破の動き本格化も…政策はどうなる?次の総裁に必要な要素は【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-09-08 21:32

石破総理は7日、辞任の意向を表明しました。これまで掲げてきた現金給付などの政策はどうなるのでしょうか?また、次の総裁に必要な要素とはどのようなものがあるのでしょうか。

【画像で見る】辞任表明の前日、石破総理へ菅副総裁が語ったこと

新総裁は誰に?すでに出馬表明も

井上貴博キャスター:
参院選が終わり1か月半が経ちました。そして総裁選は1か月後となります。つまり参院選が終わって丸2か月半は、国内の政治が基本的には前に進まないという状況になります。先々、どんなことが起き得るのでしょうか。

8日現在、ポスト石破として名前が上がっているのは以下の5人です。

▼高市早苗氏(前経済安保大臣)
▼小泉進次郎氏(農水大臣)
▼林芳正氏(官房長官)
▼小林鷹之氏(元経済安保大臣)
▼茂木敏充氏(前幹事長)

早々と出馬表明をしたのが茂木氏でした。林氏と小林氏は「仲間と相談したい」としています。

茂木前幹事長(8日)
「これまで党や政府で、様々な経験をさせていただいた。私の全てをこの国に捧げたい。その役割を私に担わせていただきたい」

林官房長官(8日)
「前回一緒に戦った仲間の皆さんとよく相談したい」

小林元経済安保大臣(7日)
「ワン自民として、しっかりとまとまれるような体制を作ることが急務。仲間としっかりと相談をしていきたい」

石破総理が辞任を表明する前の段階ではありますが、次の総理にふさわしい人について、JNNが世論調査を行いました。

【「次の総理」にふさわしいのは?】JNN電話世論調査
※9月6日・9月7日・RDD方式(固定・携帯) 全国18歳以上2749人(有効回答1030人)

小泉進次郎氏:19.3%
高市早苗氏:19.3%
石破茂氏:8.6%
玉木雄一郎氏:5.8%
河野太郎氏:4.9%
野田佳彦氏:3.2%
林芳正氏:2.2%
上川陽子氏:1.8%
小林鷹之氏:0.9%
茂木敏充氏:0.9%
加藤勝信氏:0.6%
藤田文武氏:0.1%

次の総裁に求められる“3つの要素”とは

井上キャスター:
参院選で公約に掲げた「2万円給付」は、いまだ実現していません。誰が総裁になったら政策が前に進むのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんは、次の総裁に求められる要素として、次の3つがあるとしています。

(1)野党と連携できる
(2)自民党内をまとめられる
(3)公明党と協力できる


3つの要素について、それぞれの候補を星さんに評価してもらいました。

(1)野党との連携
高市:?(未知数)
小泉:〇 (維新と距離が近い)
林:〇 (野党と政策協議などを行ってきた経験あり)
小林:△ (野党との交渉経験が不足)
茂木:〇 (維新などと距離が近い)

(2)党内の結束
高市:△ (保守派と言われている)
小泉:? (菅氏との距離が近いことから麻生氏との距離感が未知数)
林:△
小林:?
茂木:△

(3)公明党との連立維持
高市:△
小泉:〇
林:〇
小林:△
茂木:△

経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
経済目線から考えると、小泉氏、林氏が王道のラインになると思います。

今は少数与党なので、“野党と政策協調できるかどうか”がカギを握るので、野党とのパイプがある方が強いです。日本維新の会の遠藤敬国対委員長の存在もあるため、特に日本維新の会との距離の近さを考えると、やはり小泉氏や林氏あたりが王道の路線になると考えます。

井上キャスター:
星さんが挙げた3つの要素にはありませんが、小泉氏は重要閣僚を歴任した経験がないというところから「大丈夫なのか」とも言われています。

TBS報道局 政治部 中島哲平 官邸キャップ:
“野党との連携”というところでいうと、個人としてパイプがあるという意味では、林官房長官や、幹事長を経験している茂木幹事長などが挙げられると思います。

そういった観点では、高市氏は野党との交渉を多く行ってきたわけではありません。ただ政治は1人でやるわけではないので、総裁になったときに、側近となる幹事長や野党とのパイプ役を誰に任せるのか、というようにチームでやっていくことを考えれば、見え方も少し変わってくるところはあると思います。

出水麻衣キャスター:
野党と連携できたとしても、党内の結束をまとめられなければ、再び今回のようなことにもなりかねないですよね。

中島哲平 官邸キャップ:
そうですね。ただ党内の結束といっても、自民党内で衆目一致する候補というのがいるわけではありません。おそらく誰が総裁になっても、党内運営はかなり難しいところは出てくるとは思います。

井上キャスター:
石破氏に期待した中で、結局は党内の結束ができないと何も事が進まないことを見てきました。

先ほどの星さんによる各候補の評価を見てみると「党内の結束」の項目で「〇」がついてる方はいません。中島記者から見て、強いて〇に近い人を挙げるとするとどなたになりますか。

中島哲平 官邸キャップ:
「この人」と言うことは難しいのですが、林官房長官は割と敵味方が少なく、林官房長官を悪く言う人は少ないです。そのため、“バランス”は取れていると思います。ただ、力強さや発信力を見たときに、「この人を全力で支えよう」という人が出てくるかは、また別の問題となります。

少数与党の次期政権、「野党との連立」も視野に?

井上キャスター:
少数与党のため、複数の自民党議員からは「政策ごとに連携するのは労力も時間もかかる。今後は野党との連立も視野に新総裁を選ぶべき」といった声もあがっています。

“野党との連立”といった観点から、それぞれの候補を見ていきます。

現在、連立を組んでいるのは公明党です。日本維新の会と連立を組みやすいという点で言うと、小泉氏、林氏や茂木氏なども出てくるのでしょうか。

中島哲平 官邸キャップ:
日本維新の会で言うと、小泉氏が大阪万博の視察に行ったときに、維新の吉村代表が同行していました。改革意識が高いという意味では、小泉氏は近いのではないかとは言われてます。

井上キャスター:
どの野党側と連立を組むかということを考えると、他にはどのようなことが言えますか。

中島哲平 官邸キャップ:
経済政策で言うと、例えば国民民主党との連立では、高市氏は“積極財政派”というところでは近いところがあります。他には、麻生太郎氏(自民党最高顧問)との関係も含めて考えると、茂木氏と麻生氏で国民民主党と連携することもできるのではないかという見方も出てきます。

馬渕磨理子さん:
経済の観点で見ると、既に株式市場などは積極財政を期待して動いている側面があります。私は積極財政に期待しつつも、無駄なところは改革していくことが必要で、日本維新の会と国民民主党のそれぞれの良いところを、どちらも取り入れながら前に進んでいくことが一番良いと思います。

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<プロフィール>
中島哲平
TBS報道局政治部 官邸キャップ
2017年から石破氏を担当
過去に石破氏のドキュメンタリー映画制作

馬渕磨理子さん
経済アナリスト
日本金融経済研究所代表理事
“日本一バズる”アナリスト
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