「にやける」の本来の意味は?「シャバい」「こりこり」 SNSの影響で新語続々 国語辞典から消えた言葉も【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-09-26 21:32

今回初めて、「SNSの普及が日本語にどう影響するか」が調査されました。
言葉というのは常に変化しています。

【画像を見る】SNSの普及が文字や語句に影響があると思う?結果は

「にやける」は本来「薄笑いを浮かべる」という意味ではない!?

日比麻音子キャスター:
文化庁が26日に発表した「国語に関する世論調査」には、日本人の国語に対する意識や理解の現状を調査し、国語の関心を高める目的があります。

調査項目には「言葉の使い方」も含まれていますが、今回新たに加わったのが、「SNSの影響が言葉にどう出ているのか」についてです。また、「外来語の表記」、例えば、「vocal」の表記が「ボーカル」なのか「ヴォーカル」なのか、などが調査されています。

ではこちらの言葉について、皆さんはどのように使っていますか。

▼潮時(しおどき)
▼にやける


まずは「潮時」について、街の皆さんは本来の意味の通り、使っているのでしょうか。

社会人6年目
「カップルがうまくいかなくなって、『潮時だね』みたいな」

高校2年生
「ガンダムの敵キャラが負けるときに、『もう潮時か』と言っていた」

実は「潮時」は、本来「ちょうどいい時期」という意味が正しく、「ものごとの終わり」という意味での使用は誤りです。

続いて「にやける」はどうでしょうか。

高校3年生
「(Q.どういう意味だと思う?)歯見せないで笑う」
「内心うれしいけど、隠しているときとか」

実はこの意味での使用は間違いで、「にやける」というのは、本来は「なよなよしている」という意味だそうです。

文化庁の「国語に関する世論調査」によれば、「潮時」を「ものごとの終わり」という意味で使っている人の割合が46.7%で、本来の意味である「ちょうどいい時期」という意味で使っている人の割合(41.9%)を上回っています。

引退会見などで「『今が潮時だな』と思いました」のような言葉が使われるため、「ものごとの終わり」という印象を受けがちですが、実は「ちょうどいい時期」が正しい意味です。

続いて、「にやける」というのは、漢字では「若気る」と表記し、「なよなよとしている」という意味で使うのが本来の使い方となります。

一方で、世論調査によると、81.9%の人が「薄笑いを浮かべている」という意味で使用していることがわかりました。(本来の意味「なよなよとしている」で使っている人は10.5%)

「ニヤリと笑う」という言葉と「にやける」が混同されてきたという予測もできるかなと思います。

山内あゆキャスター:
ただ、もはや「薄笑いを浮かべている」という意味の方が、本来の意味に変わってきそうな気がしますね。

日比キャスター:
実際に辞書の中身も変わってきていて、現行の辞書で「にやける」を調べると、「ニヤリと笑う」という意味も追記されていました。このように辞書の表記もいろいろと変わってきています。

「ピッチ」に「着うた」辞典から消えた言葉たち…

日比キャスター:
2025年から世論調査の調査項目に「SNSの影響」が新たに加わりました。SNSの普及で「略語」や「新しい言葉」が増えているという傾向が見えてきました。

街で聞いた言葉で、多くの若者が使っている「シャバい」は「冴えない」「ダサい」という意味で、方言としても福岡や大分の辺りで使われている言葉だということです。

続いて、「こりこり」という言葉は、単体で「こり」のみでも使用されるそうですが、欲しいものがみつかった時などに「これこれ!」という意味で使われるそうです。

傾向としては、身内の中でふざけて使っていた言葉が、SNSなどで様々な方面に拡散されていき、新しい言葉として使われ始めたようです。

また、辞典から消えた言葉を集めた「三省堂国語辞典から消えたことば辞典」というものもあります。

▼移動電話
▼携番
▼PHS
▼赤外線通信
▼iモード
▼着うた
▼タブレットPC

例えば上記の7つの言葉のうち、「PHS」以外は全て三省堂国語辞典から消えているそうです。PHSはサービスが終了してまだ時間が経っていないため残っているものの、略称である「ピッチ」は消えているということです。

言葉というものは、時の流れとともに変わっていきます。やはり辞書を引いてみて、いろいろと気づきを得ることはすごく楽しいなと改めて思いました。皆さんも使っている言葉、使わなくなった言葉をぜひチェックしてみてください。

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