日本人は奴隷労働 人身売買に加担しているという現実 IUU漁業でとれた魚を知らず知らず食べていた 大阪・関西万博「選んで守るサカナの未来 Week」で突きつけられた衝撃

2025-10-06 23:51

ここは EXPO 2025 大阪・関西万博 BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)でのワンシーン。

みんなハッピーな雰囲気だけど、実はステージに立つこの人たちの話を聞いていると、現実は相当アンハッピーで、日本人の誰もが奴隷労働(強制労働や人身売買)に知らないうちに加担していることを、いま一度、認識しなければならないことを痛感させられた。

奴隷労働 と IUU漁業 という危機的現実

大阪・関西万博 BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)で「選んで守るサカナの未来 Week」と題したセッションで、シーフードレガシー花岡和佳男 代表取締役社長と、グローバルシーフードアライアンス 芝井幸太 日本マーケット担当とのトーク内容が衝撃だ。

事実、日本の消費している魚の半分にあたる輸入水産物のうち、その36%(金額ベース 3550億円)が人権侵害・違法労働などに「IUU漁業」でとれた魚という調査結果が出ていて、それを知らず知らず、日本人は毎日食べている。

日本人も、奴隷労働(強制労働や人身売買)に知らないうちに加担している―――これが不幸な現実だ。

世界が報告している事実がショッキング

IUU漁業=違法・無報告・無規制(IUU:Illegal, Unreported, Unregulated)漁業は、無許可操業、無報告、虚偽報告された操業、無国籍の漁船、 地域漁業管理機関非加盟国の漁船による違反操業など、各国の国内法や国際的な操業ルールに従わない漁業活動のこと。

海洋の資源を枯渇させ、生態系を破壊する違法・無報告・無規制漁業は、人権侵害・違法労働といった極めて重大な問題が潜んでいる。世界が報告している事実がショッキングだ。

パスポート没収・暴行、死んだ遺体は海に投げ捨て

たとえば、遠洋マグロ漁船などの外国人乗組員(多くはインドネシアなどの東南アジアからの移民労働者)が、船の上で長時間労働を強いられ、まともな食事も休憩も与えられず、途中で死亡してしまっても海に遺体を捨てられているという事実も発覚している。

パスポートを取り上げ暴行するといった行為も横行し、たとえばタイの養殖エビの加工場では児童労働が高い頻度で発覚し、就学機会が失われているだけではなく、火器の取り扱いなどの危険な作業や長時間労働を強いられているという報告もある。

見て見ぬふりして流す 悲しい現実

事実、日本の漁業は衰退する一途をたどりながら、魚を食す人口が増え、世界の漁業は急激に増加している。

日本の漁獲量が減少すると、日本国内の市場価値は上がり、価格が上がる。

食べる側の消費者はいつでも安い食材を手に入れたいことから、輸入水産物に手が伸びる。

売る側のスーパーマーケットなどの流通サイドも、毎日同じサイズや同じ見た目の魚を並べて、できるかぎり安値で売ろうとすると仕入れ値の安い魚を並べるようになる。

そこに、IUU漁業=違法・無報告・無規制(IUU:Illegal, Unreported, Unregulated)漁業による乱獲や捕りすぎを、見て見ぬふりして流しているという悲しい現実がある。

いま起きている現実を共有 みんなでアクション

大阪・関西万博 BLUE OCEAN DOME(ZERI JAPAN)「選んで守るサカナの未来 Week」(主催 ZERI JAPAN/共催 シーフードレガシー)でプレゼンターやモデレーターを努めたシーフードレガシー花岡和佳男 代表取締役社長は、こうしたIUU漁業=違法・無報告・無規制(IUU:Illegal, Unreported, Unregulated)漁業が撲滅できない、むしろ闇の中で増えているかもしれないという現実について、こう教えてくれた。

「問題のひとつは乱獲・捕りすぎで水産ビジネスモデルが崩壊して、世界的にコストカットを求められている。

もうひとつは、こうした世界動向のなかでIUU漁業=違法・無報告・無規制漁業が横行していること。

そして闇のIUU漁業が横行すると、世界的に漁獲量の正確なデータが把握できないから、世界的にどう規制していくべきかも定められない。

こうした悪循環で、さらにIUU漁業が闇で拡大し人権問題や奴隷労働が増えて、そこでとれた魚をわれわれ日本人も知らず知らず食している。

いま起きている現実をみんなで共有して、みんなでアクションを起こそうという想いを込めて、「選んで守るサカナの未来 Week」を開催しています」(花岡代表)

―――このタイトルにある「選んで守る」の選択肢が、「サステナブル・シーフード」の証、MSC「海のエコラベル」や ASCラベル だ。

スーパーマーケットの鮮魚コーナーなどでみかける この MSC「海のエコラベル」や ASCラベル とは? また次回、くわしくみていきたい。

  1. 「何があったら安心できますか?」50年前にできた団地再生へ「新たなコンビニ」誕生 ローソンが団地住民と半年かけ対話 買い物代行からオンライン診療まで
  2. 千葉・柏市の排せつ物混入殺害事件 病院の看護師だった女(51)を殺人の罪で起訴 千葉地検
  3. 【 熊本地震 】鈴木亮平「現実のヒーローたちに、チームMERから最大の敬意とエールを送りたいと思います」 主演映画『TOKYO MER』公開延期を受けメッセージ届ける
  4. 【ハリセンボン・箕輪はるか】大谷翔平キービジュアル公開を3tショベルでお手伝い「これからも ずっと好き」あふれる重機への愛
  5. アメリカ・民主党で広がる“民主社会主義者”富裕層への増税など掲げ存在感増す 「共産主義者」のレッテル貼るトランプ氏 中間選挙まで3か月切りどこまで支持広げる
  6. 【ウォーターガーディアンズ】グループの垣根を超えアイドルキャストが勢ぞろい。迫真の演技は〝あ~、あれガチです〟
  7. 【 熊本地震 】 福山雅治が被災地支援へ「今自分たちにできることを」  グッズ利益全額を寄付 8月5日よりオンライン&ドームツアー会場で販売
  8. 【 照英 (52) 】ベンチプレス「115kg」に重量更新 「まだまだ、いけるぞ!諦めるな、記録は伸びている!」 22歳当時の最大155kgへさらに前進
  9. 【 我が家 】杉山裕之 精密検査の結果を報告「まだ入院中ですが、しっかりとリハビリをして自分の足で歩いて退院したいと思っています」
  10. 愛猫を喜ばせるための『DIYアイデア』4つ 設置するメリットから安全に使用するための注意点まで
  1. 【速報】「店舗に戻ったが何かやることはあるか」 「イオンモール熊本」爆発で従業員3人死亡 オンワードホールディングスが経緯公表
  2. 【速報】東急 こどもの国線 運転再開
  3. “熱中症の疑い”動物園ライオン3頭死ぬ 他3頭も治療中 スポットクーラーなど暑さ対策を強化【ひるおび】
  4. 【 白血病 】ネイボールさん 抗がん剤の副作用「家族の笑顔を思い浮かべながら、今は焦らずしっかりと体を休めたいと思います」
  5. 「映画でみるような」防犯カメラが事故の一部始終を捉える 東急電鉄がトラックと接触 こどもの国線で一時運転見合わせ
  6. 「1日何時間座ってる?」8時間以上は疾病リスク“座りすぎ”で経済損失約2825億円の試算も【ひるおび】
  7. 【速報】東京23区でこの夏の熱中症死者数が100人を超える 東京都監察医務院
  8. チェーンソーで親族男性(60代)を突き刺し殺害しようとしたか 36歳女を殺人未遂の疑いで逮捕 男性は腹と腕に軽いけが 栃木・宇都宮市
  9. 外国人の永住許可を厳格化へ 新ガイドライン案公表 「年収が日本人世帯の平均以上」など求める 出入国在留管理庁
  10. 【 熊本地震 】株式会社嵐 被災地へ5000万円を寄付にファンから感謝の声「嵐はなくならない、というのはまさにこのこと」
  11. 今年5月の死亡ひき逃げ事件 乗用車運転の男(65)逮捕 バイクの男性(55)は胸を強く打つなどし死亡 「覚えていません」容疑否認 相模原・緑区
  12. 【 Hey! Say! JUMP・山田涼介 】「3きょうだい」での〝海の思い出〟回想 「周りの大人の方みんなに遊んでもらって」