中学生がAI動画や赤ちゃん川柳で赤ちゃんについて学ぶ ピジョンが“育児の早期教育”として提供する「赤ちゃんを知る授業」

2025-10-27 13:00
中学生がAI動画や赤ちゃん川柳で赤ちゃんについて学ぶ ピジョンが“育児の早期教育”として提供する「赤ちゃんを知る授業」

10月16日(木)、かえつ有明中・高等学校(東京都江東区)にて、ピジョン株式会社による「赤ちゃんを知る授業」の特別版出前授業が実施され、リアルな育児シーンを再現したAI動画や、赤ちゃん川柳の考案などを通じて、在校の中学生たちが、赤ちゃんにやさしい社会を目指すことの重要性を学んだ。

同授業は、同社が「赤ちゃんにやさしい未来」を実現するため、日本全国の中学生を対象として提供している「赤ちゃんを知る授業」の一環として実施。核家族化や少子高齢化で育児に触れる機会が少ない子どもが増えている切実な現実を受け、未来を創る世代に育児の“早期教育”を提供。育児への関心と理解を深めることで、社会全体で育児を支える環境作りを目指している。

今回の「赤ちゃんを知る授業」特別版出前授業では、生徒たちが赤ちゃんの特徴やママ・パパの育児の実態を具体例を通じて知ることで、命の尊さや発達の過程を学び、育児の素晴らしさや大変さへの理解を深めることを目指した。赤ちゃん人形の抱っこや妊婦ジャケット、ベビーカー体験などを通じて、ママ・パパの外出時の不安や戸惑いをリアルに理解することで周囲の小さな配慮が育児の支えになることを学習した。

妊婦ジャケットの体験では、着るだけでなく、そのまま教室を実際に歩くなど、妊娠した状態で外出するママの感覚を、生徒たちは疑似体験した。妊婦ジャケットを着た生徒たちは「想像以上に重かった」「お腹を支えながら歩くのは大変」と言い、育児への理解を深めた。

ベビーカー体験では、実際のベビーカーを使い、生徒たちは教室内外を移動。駅の改札の幅を再現したゾーンでは思いのほか狭く、中には戸惑いの表情を浮かべる生徒も。

育児ママ・パパの“ドキドキ”な瞬間トップ3を映像で再現した「AI動画」のパートでは、最新のAI技術によるリアリティある映像を上映。生徒たちは、「自分ならどう感じるか」「その状況で何ができるか」を主体的に考えるきっかけを得た様子だった。

また、「赤ちゃん川柳」を作成するパートでは、生徒たち自身が授業を通じて学んだことや感じたことを踏まえ、「赤ちゃん目線」になって周囲に伝えたい気持ちを川柳に込めて表現した。

授業を終えた河村彩良さん(15)は、「赤ちゃんが泣く理由が感情を表現するためとか、泣いている理由まで考えたことがなかった。赤ちゃんについて具体的なことは知らなかったので、たくさん詳しいことを知ることができてよかった。いろいろな体験をして、わたしたちには感じられない妊婦さんの大変さに気づけてよかった」と感想を語り、菅野琉珈さん(15)は、「妊婦体験をしたが重いだけはないというか、思っていた感じとちょっと違った。とても重いというより、 伏せているとどんどん重さで辛くなってくるみたいな感じ」と振り返った。

また、赤ちゃんにやさしい社会に向け、どのような行動が大切になるかについては、「具体的には電車で席を譲る、泣いていても温かい目で見てあげるとか、周囲の赤ちゃんへの配慮や理解が必要だと思うし、困ってる人がいたら声をかけてあげるとか思いやりを持とうと思う」(河村さん)、「周囲も赤ちゃんが泣いていて嫌だなと思うのではなく、それが当たり前のことだと思うことが大事」(菅野さん)と語った。

今回の特別版授業について、同校副校長の佐野和之氏は、「今、赤ちゃんに接する機会が相当減っていると思うので、こういう体験は価値があるものだと思う。今回の授業を通じて、生徒は電車の中やバスの中で赤ちゃん連れのママ・パパを見かけたら、大変そうという風に想像できるようにはなると思う。その後の行動までいけるかどうかは状況や環境によって変わるが、まずは意識できるようになることが第一歩だと考えている。なかなか学校単独でこういった機会を提供できることはないと思うので、今回の体験や経験は貴重だと思っている」と語った。

ピジョン株式会社の半澤ふみ江氏は、この授業を実施する意義について、「弊社は育児用品メーカーとして様々な商品やサービスの提供をしているが、その事業活動の中で周囲から理解をなかなか得られないことに悩むお父さん、お母さんがいらっしゃることに気づいた。その一方、少子化の影響で、身近に赤ちゃんがいない環境で育つ子たちが増えている。そこで弊社として何ができるか考えた時に、「この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所に」という弊社の存在意義のもと、中学生に教材を提供することで赤ちゃんの特徴や赤ちゃんにやさしい行動について知ってもらうことで、赤ちゃんにやさしい社会作りにつなげていきたい」と説明。

また、AI動画や赤ちゃん川柳など新しいコンテンツを用意した理由については、「AI動画は、文字や講師の説明、写真だけでは伝わらない育児のリアリティを再現するのに適していると考え採用した。赤ちゃん川柳は、今回の授業においては「赤ちゃんにやさしい社会を作るために自らができること」を考えるというテーマだが、考えたものを自分の言葉で表現して、さらにそれが地域の掲示板など張り出されるという体験を通じて、自分たちが実際に赤ちゃんにやさしい社会のための一助になったという実感を持ってもらいたい」と、今回の新たに挑戦について語った。

半澤氏は、育児は両親と家族だけのものではなくて、社会全体で考えて支えていくもの。そういう社会になっていってほしいと強く思っている。そのためにわたしたちができることは何なのかを常に考え、様々な活動で実現をしていきたいと思っている」と語った。

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