「いきなり噛みついてきた」クマに襲われ新潟のハンターがけが 欧州でも被害相次ぐ エサやりで100万円の罰金を検討【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-11-13 12:04

新潟県では駆除にあたっていた猟友会の男性がクマに襲われ、当時の恐怖を語りました。クマ被害は日本だけに留まりません。ヨーロッパを取材すると、観光客のエサやり、駆除をめぐる法改正など、私たちも直面する課題、対策のヒントが見えてきました。

【写真を見る】ルーマニアでクマは“神聖なる動物” 伝統的な行事「クマ踊り」も

「いきなり噛みついてきた」“ハンター歴60年”の男性がクマに襲われけが

午後1時すぎの、いわて花巻空港。見渡す限り航空機も作業員も見当たりません。

そんな空港の敷地内に現れたのは、1頭の子グマです。どこを目指しているのか、躊躇することなく走り抜けます。

約1時間、滑走路が閉鎖され、発着停止の措置がとられました。

12日も、クマによる被害が各地で相次ぎました。

連日のようにクマが出没している新潟県新発田市。駆除にあたろうとした猟友会の男性がクマに襲われました。

男性はハンター歴60年。顔にはガーゼが貼られ、痛々しい様子でした。

猟友会の男性(80)
「いきなり噛みついてきた。(Q.飛びかかってきた感じ?)そうだね。(Q.どんな感じで噛みつかれた?)ガブッと噛みつかれた。この傷の所をガブッと噛まれた」

12日朝、「クマのフンや柿の木をひっかいたような跡がある」と警察に通報がありました。これを受け、猟友会や市の職員が出動。クマを見かけた猟友会の男性が待ち構えるため、車を降りたときのことでした。

猟友会の男性(80)
「クマが先回りした。待っていようと思ったわけよ。それが間に合わなかった。クマの方が早かった。車から降りた時、銃持っていたけど弾も入っていないし、撃てる態勢ではないわけ。怖いとかはない。どうにも退治せねばねと」

被害男性の妻「心臓がバクバクして」 国会は自治体支援拡充の考え示す

男性は顔をクマに噛みつかれ、鼻の骨が折れるなどしましたが、その場で銃を取り出し、駆除したということです。

クマの体長は150cmほどで、成獣とみられています。

猟友会男性の妻
「心臓がバクバクして言葉が出なかった。けがの状態が分からなかったから。命があったから良かったよ」

今回、大きな傷を負った男性でしたが…

――またクマが出たら行くか?

猟友会の男性(80)

「要請あれば行かないと」

「もうやめたら?」

岩手県八幡平市では12日朝、自宅の近くを飼い犬と散歩中の男性(47)が2頭のクマに遭遇。このうちの1頭に頭を引っかかれました。

腕や足からも出血があったということですが、男性は自力で自宅に戻ったということです。一緒にいた飼い犬も無事でした。

深刻化するクマ被害をめぐり、高市総理は国会で、補正予算を活用してクマの捕獲費用など自治体への支援を拡充する考えを示しました。

高市総理
「本年は本当に東日本を中心に多くの地域でクマによる人身被害が増大している。多様化・広域化しているので、国民の皆様の安全・安心を脅かす深刻な事態と受けとめている」

ルーマニアでクマは“神聖なる動物” 一方、観光客の死亡事故も

クマの出没は海外でも…

クマの毛皮を被り、太鼓の音や音楽に合わせて踊る人たち。東欧・ルーマニアの村では毎年、クリスマスから年始にかけて、「クマ踊り」と呼ばれる伝統的な行事が行われます。

クマは神聖なる動物とされていて、悪霊を追い払い、新しい年を祝う意味があるそうです。

そんなルーマニアには、ヨーロッパで最多の1万頭~1万3000頭にのぼるヒグマが生息しているとされています。

一方で、被害も相次いでいます。

道を歩く2頭のクマ。その直後、ゲートを開けて女性が出てきましたが、大慌てで戻ってきます。クマに追いかけられているのです。
女性は建物に逃げ込んで事なきを得ましたが、クマは諦めていない様子です。

実は、この場所では以前にもクマと鉢合わせになった女性が追いかけられ、大声を出して撃退したことがありました。

2025年7月には、ルーマニアを旅行中のイタリア人男性が山道をバイクで走っていた際、クマに襲われ死亡しました。男性は、クマを見かけてえエサ与えようとしていたということです。

ルーマニアでは、野生のクマにエサをあたえる観光客が問題視されています。

欧州でも相次ぐクマ被害 各政府は“駆除拡大”を発表

ルーマニアの山岳救助隊
「人が捨てた大量のごみを、クマが食べ物と勘違いしてしまう」

この国では、過去5年間で19人が死亡したほか、20年間で274人が重傷を負ったということです。

こうした事態を受け、ルーマニア政府は2024年、年間に駆除できるクマの数を500頭近くに倍増。さらに11月に入って、駆除方法などについて法律の改正案をまとめました。

クマが危害を加えそうな場合には「速やかに射殺」できるようになるほか、エサを与えた場合には、日本円で約100万円の罰金を科す内容も盛り込まれています。

また、2025年4月にクマによる死亡事故があったスロバキアでも、政府が350頭の駆除を目指すと発表。

これに、動物愛護団体などが「駆除では問題は解決しない」と反発しました。

各国とも難しい対応を迫られています。

  1. 【速報】天皇ご一家 東日本大震災の被災3県訪問決定 3月と4月に 愛子さまは初 “節目の15年”心寄せ
  2. トランプ大統領 一般教書演説「ほぼすべての国が関税合意を維持したがっている」 高関税政策維持の考えを強調
  3. 【 森香澄 】〝キラキラ港区には住んでない〟は好感度狙いか フット後藤は〝異常なまでのセキュリティのマンション〟とイメージ
  4. 【 鈴木福 】 「ミラノ五輪、最高だった!」 フィギュア風ポーズに 本田真凜もツッコミ 「だいぶフィギュア詳しいな(笑)」
  5. “りくりゅう”2人の関係は「ご想像にお任せします」明言避けるも三浦「一緒にいて当たり前、家族みたいな」
  6. 大雪のNY 雪合戦か暴行事件か? 警察官に雪玉を投げけがをさせた容疑で捜査
  7. 【 穂川果音 】 「本当は秘密にしておきたいくらい素敵だけど」 外苑前の隠れ家フレンチで 誕生日お祝い
  8. 浜岡原発データ不正問題 「基準地震動」の妥当性は中部電力では確認対象外だった 原子力規制委の定例会で明らかに
  9. 4歳の女の子と犬を撮影→6年後、『同じ場所で写真を撮った』結果…尊すぎる『現在と過去』に感動「何年経っても想いは変わらない」と17万再生
  10. “りくりゅう”金メダル木原龍一「浦島太郎さんがもし生きていたら…」帰国直後の“フィーバー”に驚き
  1. “りくりゅう”2人の関係は「ご想像にお任せします」明言避けるも三浦「一緒にいて当たり前、家族みたいな」
  2. 最高裁が再審開始決定 滋賀・日野町1984年強盗殺人事件 死刑や無期懲役の「死後再審」は戦後初 「こんな不幸なことは二度と起こってはいけない」長男・阪原弘次さん
  3. 「殺すぞ、海に沈めるぞ」男子中学生に暴行加えて現金を奪おうとしたか 24歳の男と少年ら4人を強盗傷害の疑いで逮捕 警視庁
  4. “りくりゅう”金メダル木原龍一「浦島太郎さんがもし生きていたら…」帰国直後の“フィーバー”に驚き
  5. 【速報】イラン・テヘランで邦人1人拘束 NHKテヘラン支局記者か
  6. きょう(25日)久しぶりにまとまった雨 東京で10ミリ以上の雨が降るのは約3か月半ぶり 各地で空気潤うが沿岸部では雨脚が強まる所もある見込み
  7. 【速報】日経平均株価一時1500円超の値上がり 日銀審議委員の人事案うけて値上がり
  8. 広島カープ 羽月隆太郎被告との選手契約解除 指定薬物「エトミデート」“ゾンビたばこ”使用したとして逮捕・起訴
  9. 大雪のNY 雪合戦か暴行事件か? 警察官に雪玉を投げけがをさせた容疑で捜査
  10. 【 鈴木福 】 「ミラノ五輪、最高だった!」 フィギュア風ポーズに 本田真凜もツッコミ 「だいぶフィギュア詳しいな(笑)」
  11. 「大学を爆破する」ソフトバンク社員になりすましてメール送付か グーグル日本法人元派遣社員の男(33)を再逮捕 男 今月(2月)虚偽メール送ったとして逮捕されていた
  12. 【 森香澄 】〝キラキラ港区には住んでない〟は好感度狙いか フット後藤は〝異常なまでのセキュリティのマンション〟とイメージ