日本人の負担増も…“出国税”3倍に引き上げ検討 増収分はオーバーツーリズム対策などに 「日本出ない…」観光に影響は?【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-11-14 12:06

オーバーツーリズム問題などに対応するため、日本を出国する際にひとりあたり1000円を徴収している「出国税」。3倍以上に引き上げるという案が検討されています。この「出国税」、実は日本人も海外に出かける際に支払うもの。負担を気にする声も聞かれ初めています。

【写真を見る】出国税の引き上げ 街の声は

“出国税” 3倍に引き上げ検討

母国にない魅力的なものが、この街にはたくさんあるようです。

食器などの専門店が軒を連ねる東京・台東区の「かっぱ橋道具街」。  

スイスからの観光客
「自分用の良いフライパンが欲しくてね。それから、お茶の道具を両親に」

ハワイからの観光客
「抹茶ラテがハワイで凄く人気なの。だから茶碗を買ったわ」

右肩上がりで増え続ける訪日外国人。2025年は過去最多だった2024年を上回るペースです。

こうした状況を受け、政府・与党が動き始めました。

高市総理
国際観光旅客税の拡充も含め、オーバーツーリズム対策の強化について国土交通大臣に検討を指示した」

国際観光旅客税。いわゆる“出国税”の引き上げです。

日本では6年前から海外に渡航する際、“出国税”として、1人1000円徴収されています。  

自民党の調査会は13日、“来年度の可能な限り早い時期に3000円に引き上げる”という決議をまとめました。 

ビジネスクラス以上を利用する人には、周知期間などを勘案した上で5000円に引き上げる案も出ています。

増えた税収は、ゴミ箱の設置や交通機関の混雑緩和といったオーバーツーリズム対策などにあてる方針です。

チェコからの観光客
「(“出国税の引き上げ”)人によっては『高い』と感じるかもね。僕が日本に来るのは年に1回~2回だから関係ないよ

アメリカからの観光客(4人家族)
「1人あたり3000円でしょ?4人だと100ドル近いから、けっこう負担は大きいね

日本人も対象 観光に影響は?

ただ出国税は、外国人だけではなく日本人も対象になります。

国際ルールで、“税を徴収する対象を国籍で差別しない”と決まっているためです。

70代夫婦
「旅費として考えれば、大体10万円とか20万円。それから考えれば1割に満たないからそんなに(気にならない)」

30代
「高いですよね」

60代
「何もしないで出て行くだけで3000円。イヤーって思う。1食食べれちゃう」

高校生
「日本を出ない。国内旅行という選択肢を視野に入れる」

こちらは週末に、ジャンボメロンパンが1日3000個売れるという店です。

客の半数近くが外国人観光客だということで、出国税の引き上げには、不安の声をあげています。  

花月堂 雷門店 太田浩行店長
「日本に外国の方が『来るのちょっと(考えちゃう)な…』ってなると大変かな。外国の方が遊びに来やすい 環境のほうが、うちとしてはありがたい」

自民党の調査会では、日本人の海外への旅行控えにつながらないよう、パスポートの発行手数料を下げる案も出ています。政府・与党は、こうした案をもとに年末にかけて議論することにしています。

出国税 増収分の使い道は…?

藤森祥平キャスター:
6年前から1回の出国につき1人1000円かかってたんですね。知らなかったです。

【各国の出国税】(JTBより2025年4月時点)
アメリカ:約3400円
エジプト:約3900円
オーストラリア:約7100円
ベルギー:約720円

日本が3000円以上に引き上げを検討しているということですが、各国の出国税を見てみると、大体同じぐらいか、オーストラリアはもっと高いですよね。

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
もっとやったらいいと思います。やはり観光業は今、CO2をすごく排出していて、待ったなしなので、無駄な旅行をなくすためにも私は課税に賛成です。

もう1つは、オーバーツーリズム対策としてやるべきだと思っています。ただそれは日本にいま観光客が来すぎているというよりかは、京都とかに集中し過ぎている。これを分散させていくことが重要なわけですが、そのための資金、例えば地方をアピールしたり、ローカルガイドを充実させたり、いま観光客があまり来ていない地方の交通網を整備したり、宿泊施設を整備したりするためのお金に税収を使うのであれば、日本人にとってもいいし、環境にとってもいいので、こうした変化はやらざるを得ないところに来ているのではないかと思います。

藤森キャスター:
使い道やその効果をはっきりと示してもらえたらいいですよね。

==========
<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学准教授 専門は経済・社会思想
著書『人新世の「資本論」』

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