西武・高橋光成、メジャー挑戦を「諦めることはなかった」昨季は開幕11連敗も「後悔だけはしたくない」

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2025-11-19 12:00
西武・高橋光成、メジャー挑戦を「諦めることはなかった」昨季は開幕11連敗も「後悔だけはしたくない」

3年前からメジャーへの思いを表明していた高橋光成(28、西武)が、ついに夢への一歩を踏み出した。最速158キロのストレートを武器に、21年から3年連続2桁勝利をマークするなど、チームのエースとして活躍してきた高橋。しかし昨季はケガで出遅れ、パ・リーグワーストタイの開幕11連敗と、苦しいシーズンとなった。そんな中でも、憧れてきたメジャー挑戦を「諦めることはなかった」という。新たな挑戦を前に高橋がその胸中を語った。

【写真】地元・群馬県の“ぐんまちゃん”Tシャツを着る高橋光成投手

憧れの菊池雄星と「やっと同じ舞台に立てるかもしれない」

Q.今の心境はどうですか。

高橋光成投手:本当に球団の人に感謝ですね。球団の方が僕の意見を尊重してくれたのは何よりも嬉しいですし、ずっと憧れてた場所だったので、そのスタート地点に立てるのは嬉しいです。

Q.心境的にはわくわく?

高橋:正直あんまり変わらないですね。まだ契約が決まったわけじゃないんで、本当にいつも通り過ごしてるっていうのが正直ですね。あと今ニュースもシャットアウトしてるんで、僕のところに情報が入らないっていうのもあるかもしれないです。自分のことだけに集中できてるというか、やるべきことをやって待ってるって感じです。

Q.今は、どんなことをイメージしながら?

高橋:もう1回、1年間戦える体を作るっていう部分で、トレーニングは11月中しっかりと行って、12月からボールも変わるかもしれないので、そこへのアジャストを今からしてます。

Q.最近(菊池)雄星さんと連絡は取ってるんですか?

高橋:まだ直接的にはお話はしてないですけど、ちょこちょこ連絡は取らせていただいてます。

Q.元々一緒に自主トレをして、そこからメジャーへの思いが芽生えて、やっと同じ舞台に。

高橋:まだ決まったわけじゃないんですけど、やっと同じ舞台に立てるかもしれないってなると、今からめちゃくちゃわくわくしますね。本当に雄星さんに憧れてずっと過ごしてきてるんで、1日も早く1年でも早く、同じ舞台に立ちたいと思って頑張っていましたし、やっぱり嬉しいです。

Q.雄星さんともし同じチームに入れるとすると・・・

高橋:絶対入りますね(笑)(雄星さんが海を渡って)もう6、7年くらい経ってて。雄星さんはいま、とんでもなくレベルアップしてるじゃないですか。近くでどういうことをしているのかを見て、いろいろ吸収したい。けど、そこはもうご縁なので。

悪夢の開幕11連敗も…メジャー挑戦は「諦めることはなかった」

Q.(メジャーに)行きたいって言ってて、もしかしたら去年もタイミングだったかもしれないけど、勝てないシーズンだった。あの去年の1年間に、夢としてたこのアメリカを諦めかけたことってありましたか?

高橋:いや、諦めることはないですね。諦めるっていうよりは、今の選択もそうなんですけど、行かなかった時の後悔がハンパないなっていう。タイミングは別として、行けるチャンスがあって、それを逃してるわけじゃないですか。そこの後悔だけはしたくないなっていうのが一番強いですし、それとともに、メジャーでプレーしたいっていう気持ちも強いので。

Q.行った先で失敗するか成功するかどうか以前に。

高橋:もちろん行ってゴールじゃないんで。だけど行かないと、その成功、失敗のチャンスもない。そのチャンスを手にしたいというか、行きたいって気持ちは本当にずっとあるので。

Q.ワールドシリーズは見ましたか?

高橋:ハンパないですね。あれ見て、メジャー行きたいってみんな思わないですか?(笑)(山本由伸は、ワールドシリーズ3戦3勝で)MVP獲ってるんですよ。その前にあれだけ1年間ローテーションを守って。めっちゃ厳しい世界ですけど、そう遠くない世界でもあるっていうふうにはなってきてるじゃないですか。

Q.山本選手とはメジャーに行く前のシーズンはマッチアップして、投げ合いで勝ってた(NPB通算11回対戦し、山本が3勝、高橋が5勝)。その相手が、今あの舞台で投げてるのを見ると、近い存在に感じたりしますか?

高橋:本当に遠くない存在っていうのは思います。マッチアップもしたし、自分もできるかもしれないっていう気持ちにはなります。

Q.最後にこの決まるまでの期間は結構大事な時期だと思うんですけど、どういうふうに過ごしていきたいですか?

高橋:野球をするのには変わりはないんで、そう考えたときにパフォーマンスを上げる。それに専念して体を鍛えたり、メカニックを見直したりっていうところが一番ですね。もう本当に待つしかできないから、考えても仕方ないし、今はもう野球のパフォーマンスを上げるために、どうオフを過ごすかっていうとこに集中してます。

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