“星空鑑賞区“とは?ニュージーランドや西表島と遜色のない満天の星…北海道・礼文島で世界的写真家が人口減少に挑む【news23】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-11-19 14:21

忙しない日々のなかでは、下ばかり向いて歩いていませんか。空を見上げれば、みなさんの街でも無数の星が広がっているかもしれません。その“星空”をきっかけに、人口減少が進む島の未来を変えようとしている写真家がいます。その挑戦を追いました。

【写真で見る】写真家が惚れ込んだ礼文島の“星空”

写真家が惚れ込んだ礼文島の“星空”

東京から約5時間。 飛行機、さらにフェリーを乗り継ぎ、たどり着いたのは北海道の礼文島。 日本海に浮かぶ自然豊かな島です。

この島に拠点を持つ写真家・柏倉陽介さん。
アメリカやイギリスの名だたる博物館に作品が展示されるなど、世界を舞台に活躍する写真家です。

そんな柏倉さんが惚れ込んだのが...

自然写真家 柏倉陽介さん
「キラキラ輝いていて、礼文島らしい星空だと思います。フランスのシャモニーとかニュージーランドのテカポとか、あとは日本の西表島とか。とにかく綺麗って言われているところと本当に遜色なく見える感じですね」

礼文島に住居兼アトリエを構えてから、5年が経ちました。

自然写真家 柏倉さん
「素晴らしい景色の中に家がポツンとあったりすると、ここに住みたいなって何回も何回も思ってきた。もうここ、今しかない というところで決めましたね」

礼文島と出会い、人生が大きく変わった柏倉さん。あるプロジェクトを始めました。

「星を観る」ための場所を作りたい 写真家が挑む「星空鑑賞区」 

自然写真家 柏倉さん
「この星空だったら、人が沢山来てくれるんじゃないかと思って。今は星空鑑賞区という星をみんなで観る広場を作ろうと」

「星を観る」ための場所を作ること。「星空鑑賞区」と名付けました。

――この場所はどうなるんですか?

自然写真家 柏倉さん
「この場所に石を敷き詰めて、歩きやすくする感じですね。作業は本当に簡単で、草刈り。刈った草を鍬などでよけていくだけなんですよね。重機とか使わないで、人間の手で出来る範囲内でやっている」

2027年春の完成を目指し、テニスコート1面ほどの広場を作る予定です。

作業の費用は、柏倉さん自らが負担。まずは年間1000人の観光客を集めるため、地道に作業を続けています。

自然写真家 柏倉さん
「しっかりくつろげる椅子を運んで、地面とかもどうするかというのをこれから」

島民「家を借りたい」という人はたくさんいたが… 柏倉さんを選んだ理由

柏倉さんが礼文島に拠点を持つきっかけとなった、金田春雄さん。
星空鑑賞区の予定地であるこの場所や、拠点となる家を提供したのも金田さんです。

家を借りたいという人は沢山いましたが、カメラマンとしての経歴や想いに惹かれ、柏倉さんを選びました。

礼文島島民 金田春雄さん
「こういう所に住んでほしい、来てほしいし、それで選考しました」

――ぴったりの人がきて?

金田さん
「そうです。でもそれ以上の人ですね

そんな金田さんですが...

金田さん
「これを魅力に感じる柏倉さん、すごいな。小さい頃から見ているからかな。感激しないのは。当たり前のように思っているからかな」

自然写真家 柏倉さん
「島の方も気付いていない。 島の外の人も気付いていない。もしかしたら、ここで気付いているのは僕だけかもしれないと思って、人口減少とか色々な過疎化が進んでいるなかで、もしかしたらこれがひとつの重要なアクションになるのではないかと」

“人口減少”の島で… 星空に希望を

島の課題は人口減少。20年前には3400人以上いた島民も、今では2100人ほどに。生業のひとつ、昆布漁にも影響が出ています。

漁師 小澤保さん
「(人が)少なくなった。昆布を採っても干すのに手間がかかる。人手も要るから。人が少ないし、アルバイトを雇うにも雇えない。来る人がいないから、干す人がいないし」

突破口としたい星空鑑賞区ですが、それを進めるのにも課題があります。

天気が不安定な礼文島では、綺麗な星空を、必ず見られるとは限りません。
また、観光客を受け入れるための宿泊施設の整備や、騒音など、対策しなければならないことは、山積みです。

それでも星空鑑賞区の完成を目指す輪は、少しずつ広がっています。

人口減少の煽りを受ける島の中学校でも、期待の声が上がります。

礼文町立 香深中学校 眞宮英博教頭
「(星空観賞区が)当たり前の活動になると良いですよね。柏倉さんだけではなくて、違う大人も一緒に夜、子どもたちと一緒に星を撮るとか」

――夜空を観る授業があったらどうか

礼文町立 香深中学校 福士暖人さん
「行きたいです。なんか皆で星空を観て、新しい礼文の自然のことについてとか。観たいです」

星空鑑賞区の挑戦は、まだ始まったばかりです。

自然写真家 柏倉陽介さん
「人がいないから、人が遠ざかっていくのが今の状況。人が少なくて何もないから、だからこそ自然が豊かで星が近い。そういう所に憧れて人が移り住んでくる。そういう逆のサイクルっていうのも、僕はこれからどんどん増えていってほしいと思う」

  1. 【 貫地谷しほり 】ママの奮闘ぶり明かす「毎日ヒヤヒヤ」 森川智之のゲーム声優初参加は〝30年前の「ストリートファイター」〟
  2. 平野紫耀(Number_i) オリジナルQUOカード 【2,000名様】に当たる! 『ランドリン 春のキャンペーン 2026』開催決定!!
  3. 「ちょっと話をするか、1回外に出ようか」男性を自宅から連れ出し誘拐し殺害したか 男女3人逮捕 男性はその後、茨城・境町の草むらに埋められる 警視庁暴力団対策課
  4. 【 M!LK・佐野勇斗 】 新曲「爆裂愛してる」 MVが1000万回再生突破に歓喜 公開わずか1週間で大台突破に 「爆裂に凄すぎて滅じゃん」
  5. 出張の準備をすると、毎回『靴下とパンツ』を忘れてしまう男性→『まさかの原因』がとんでもなく愛おしいと話題「面白すぎ」「連れていきたい」
  6. 全国レギュラーガソリン平均価格157円10銭 来週は「数円単位で値上げ」の可能性も イラン情勢の緊迫化を受け値上がり続く予想
  7. メキシコ“麻薬王”殺害で相次ぐ報復「カルテルが目の前で車に火を」 在住日本人も「外出できず」【news23】
  8. 【 狩野英孝 】 森川智之ら生アフレコに大興奮 夢グループ・石田社長との異色コラボを熱望 バイオハザード最新作ゲーム実況 「社長、やりましょう」
  9. カタログギフト 高市総理「当選の労い」「法令上も問題ない」専門家・有権者の受け止めは…“配布めぐるポイント”を解説【news23】
  10. 【 中川翔子 】双子の弟くん「足持ってジャーン」まさに〝ハッピーベイビーのポーズ〟 「母からの遺伝」をフォロワーに問いかけも
  1. 「性犯罪の中でも格別に悪質」道場で教え子の女子児童8人に性的暴行繰り返した道場の元経営者の男に懲役24年の判決
  2. メキシコ“麻薬王”殺害で相次ぐ報復「カルテルが目の前で車に火を」 在住日本人も「外出できず」【news23】
  3. 「ドーンと音…人が倒れていた」川崎・中原区で男性(29)血を流して倒れ死亡 現場付近の防カメにマンションから道路に落下する様子 警察は自殺とひき逃げの両面で捜査
  4. ビル・ゲイツ氏 エプスタイン氏との交遊巡り謝罪 米報道
  5. 東京・四谷の貴金属店で強盗未遂か バール持った男ら4人が「設備点検です」などと言い押し入ろうとするも従業員の抵抗にあい逃走 警視庁
  6. 「ちょっと話をするか、1回外に出ようか」男性を自宅から連れ出し誘拐し殺害したか 男女3人逮捕 男性はその後、茨城・境町の草むらに埋められる 警視庁暴力団対策課
  7. キューバ当局 領海に侵入した米高速船と銃撃戦に 米側4人死亡
  8. 【 広瀬すず 】 今一番行きたい場所は「高知」 〝マイル〟を貯めるのが楽しみになり 「アクティブになった」
  9. パドレス・松井裕樹の侍ジャパン辞退を発表 中日の金丸夢斗が追加招集、L平良・T石井に次いで投手3人目の離脱
  10. 2025年の出生数70万5809人(速報値) 前年比約1万5000人減で10年連続の過去最少更新 一方で東京都は9年ぶりに増加 厚生労働省
  11. 【 ネルソンズ・青山フォール勝ち 】 結婚を報告 「これからは妻と息子と、家族3人トリオとして、笑いの絶えない家庭を築いていきます」
  12. 【 辻希美・長女 】希空 「ゆるっとコーデ」の最新オフショットを公開 人気ブランド着こなし自然体な微笑みを披露