猫のことを『どんくさい』と感じる瞬間4選 日常に潜む愛おしい一面をご紹介

2025-11-25 06:00

猫といえば、俊敏で身のこなしが軽いイメージがあるものです。でも実際に暮らしてみると「あれ?どんくさい」と思わず笑ってしまう瞬間もあります。ここではそんな日常に潜む愛おしい一面を4つご紹介します。

1.ジャンプに失敗して落ちる

飛び移ろうとする猫

もしかしたら猫を飼っている人のほとんどが、ジャンプに失敗して落ちる愛猫の姿を見たことがあるのではないでしょうか?

猫はジャンプ力が優れていて、自分の体長の5倍~6倍の高さまでジャンプできるといわれています。

もちろん、年齢や体型によって個体差はありますが、猫という動物の素質としては、助走なしでも1.5~2メートルは飛ぶことができる跳躍力です。

しかし、そんな猫でもジャンプに失敗することがあります。椅子に乗ろうとしたときや、テーブルに飛び上がろうとしたときなど、飛びきれずに落ちてしまうのです。

しかも、不格好にズルッと落ちても、すぐに何事もなかったような顔をするところが、飼い主さんのハートをわしづかみにするのでしょう。

2.狭い隙間に入ろうとしてハマる

狭いところを潜り抜ける猫

猫は本能的に、身をすっぽり隠せそうな狭いところを好みます。だからこそ、少しでも隙間を見つけると、入ろうとするのです。たとえば、靴のサイズほどの空き箱やブックエンド、窓ガラスと障子の隙間もそうですね。

基本的に、猫は頭を通過できる場所なら抜けられる性質なのですが、たまに抜けられなくなることもあります。

よく耳にするのは、箱から脱出できずにもがいているうちに箱が壊れてしまうこと。これは、さほど危なくないですし、飼い主さんとしてはたまらなくカワイイものです。

また柵の隙間やドアの隙間を通り抜けようとして、途中でつっかえて身動き取れないパターンもあります。そのジタバタする愛猫に、「助けてあげなきゃ!」と思いつつも、ドジな姿がかわいくて胸がキュンとなるそうですよ。

3.寝ぼけて転がる

ハンモックからはみだす猫

猫はバランス感覚に優れています。高くて足場の狭い場所でもスイスイ歩けるのは、三半規管や前庭などの平衡感覚器が発達していたり、しっぽを使った微調整できる能力があったり、体の柔軟性などによるものです。

そんな猫でも、睡眠中に体勢を変えたときに、うっかり転がり落ちてしまうことがあります。ソファから転がってしまったり、キャットタワーの高いところから落ちてしまうこともあります。

その「ウッカリ」な瞬間は、飼い主さんにはおもしろくてたまらないものです。愛猫に悪いと思いながらも、つい大笑いしてしまいますね。

4.おやつを見失ってキョロキョロ

おやつを欲しがる茶猫

愛猫の大好きなおやつを出すとき、収納場所に近づいたり、扉を開けた音だけでも、猫は「おやつがもらえる!」と、感づくものです。

しかし、実際に猫におやつを近づけたとき、「場所がわからない」という仕草をすることがあります。

猫は止まっているものは見えにくいため、おやつが近くにあっても見えにくいのかもしれません。顔のすぐ近くにあるのに、なかなか見つけられない姿は、ちょっぴりどんくさいものですね。

大好物がそばにあるのに一生懸命探すその姿は、とてもカワイイものです。

シニア猫のチャームポイント

箱の中でくつろぐ老猫

生き物は年齢とともに、できることが少なくなってきます。ジャンプ力や判断力が落ちたり、嗅覚や聴力も低下していきます。そんなシニア世代の猫になると、「どんくさくなったな」と、感じる行動が増えてくるでしょう。

この「どんくさい」という表現にフィットするかはわかりませんが、猫のうっかり行動は、「猫飼い界隈」では、シニア猫の魅力であると語る人もいます。つい応援したくなるような「どんくささ」は、シニア猫ならではのカワイイところですね。

まとめ

ベランダの手すりに乗る猫

猫のどんくさい瞬間は、飼い主さんが見ようと思って見られるものではありません。あえて、その瞬間を見るために準備をし、撮影準備をしたとしても、なかなか猫は思う通りに動いてくれません。だからこそ、その全てが「貴重」なのです。

しかし、猫のどんくさい瞬間は、意外にも日常的に起こっているのも確かです。きっと今日も、あなたの愛猫がどこかで「どんくさい可愛さ」を見せているはずですよ。

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