【全文公開】国分太一さん 降板告げられ「頭が真っ白に…」謝罪会見で語ったこと<会見2>

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2025-11-26 19:15
【全文公開】国分太一さん 降板告げられ「頭が真っ白に…」謝罪会見で語ったこと<会見2>

コンプライアンス上の問題を理由に番組を降板した国分太一さんが、日本テレビの対応をめぐって日弁連に人権救済の申し立てをした問題で、国分太一さんがきょう(26日)都内で記者会見しました。その冒頭全文の続きと、質疑応答の前半をお伝えします。

【写真を見る】会見冒頭、涙を見せた国分太一さん

「私の人生のほとんどは、TOKIOだった」

▼国分太一さん
私は当初から関係者の方々に謝罪をしたい気持ちを持ち続けています。もちろん、これまで長年にわたりお世話になってきた日本テレビさんと対立する気持ちはありません。私自身に常識が欠けていたことから、きちんと認識をしていなかったものの、私の過去の行動が日本テレビからコンプライアンス違反に認定されている可能性もあるかと思います。

そうした事柄も全てひっくるめて、答え合わせをさせていただき、事実を知り、本件と関係者にきちんと向き合いたいという気持ちから、菰田先生に日本テレビさんと協議を続けていただきましたが、こちらのお願いは何一つ叶わず今日に至っています。

私は身動きができず、世の中から取り残されてしまいました。こうした事態を少しでも前に進めようと、人権救済申立という手段を選びました。

これは、私個人として行ったことで、TOKIOの元メンバーやSTARTO社は全く関わっていません。

私はこの間、自分でやれることをやろうとも考えました。また、外部の専門家による研修を複数回受けさせていただきました。これは私が今後、社会人として二度と同じ過ちを繰り返さないために、皆さんが当たり前としてご理解されている倫理や社会規範などの大切さを学ぶというものでした。

こうした取り組みの中で、いろいろなことを考えました。そして改めてわかったことは、私の人生のほとんどは、TOKIOだったということです。

今でも折に触れ、声をかけてくれる城島、松岡の2人には感謝しかありません。彼らを誇りに思っています。グループとしての形はなくなっても、思いは繋がっているということに気づきました。

そして、30年にわたって出演させていただいた「鉄腕!DASH!!」も、私の人生の大きな一部です。多くを学び、人として成長させていただきました。スタッフ関係者、地域の皆様、視聴者の皆様に、お詫びとこれまでの感謝を申し上げたいです。

また、TOKIOのスポンサーの皆様にも、こちらから事情を説明できない状態にもかかわらず、かなり配慮をいただき、感謝しております。

そして、この場をお借りして、私ごとではありますが、家族にも一言伝えさせてください。妻と子どもには、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。家族の日常を奪ってしまいました。

今はまだ、私自身の今後の身の振り方については全く考えられません。関係の皆様への謝罪や、ちゃんとしたご説明ができていない状況のままでは考えてはいけないと思っています。

私は自分の立場、責任、そして信頼の意味をかみしめ、しっかりと向き合っていかなければならないと思っています。

まだお詫びをすることのお許しをいただけませんが、今の思いや考えをお話させていただきました。以上です。

突然「降板」と告げられた時の気持ちは?

弁護士:
それではご質問がある方からご質問を受けたいと思いますが今、説明を申し上げた通り、こちらで説明できる範囲を制限されていることもご理解していただければと思います。

――今日の『週刊文春』のオンラインバージョンに「鉄腕!DASH!!」のスタッフの女性の問題が出ていました。それに関してできる範囲で。

弁護士:
その点に関しては、コンプライアンス違反の内容に関わる問題だと思いますので、冒頭申し上げた通り、誠に申し訳ありませんけれども日本テレビから制限されておりますので、今の段階では説明は控えさせていただきます。申し訳ありません。

――6月に番組の打ち合わせということで日本テレビに赴いて聞き取りがあり、そのまま降板を伝えられたと。国分さんにとっては突然の出来事だと思うが、改めてその時の気持ち、降板を聞かれたときの気持ちは。

国分太一さん:
はい。当初は「制作局長と日本テレビ「鉄腕!DASH!!」のプロデューサーが新しく変わりますので、ご挨拶したいです」ということで、日本テレビに伺いました。

制作局長の方と少し会話をした後に「コンプライアンスについて2、3伺いたいことがある」というふうに言われ、コンプライアンス局の方、それから弁護士の方が現れ、そこで突然の聞き取りが始まりました。

その聞き取り後、執行役員の方が来られ、そこで降板を告げられました。突然の聞き取りということもあり、かなり動揺し、緊張して、何が始まるんだろうという、そんな気持ちで聞き取りが始まりました。

とても冷静ではなかったような気がしています。

それでも、何とかこのような状況をしっかりと受け止めて、受け止めなければいけないと思い、スマホの録音機能を回しましたが、その行為を弁護士の方に見つかり、削除するように言われました。その削除の理由は、プライバシーを守るためなのでご了解を得たいということで、その場で削除することしかできませんでした。

その後、コンプライアンス局の方から「何か思うことは、このノートとペンでメモってください」ということを言われ渡されましたが、先ほども言いましたが、突然の聞き取りで緊張、それから不安、いろいろあり、手が震えて何も書けなかったことを覚えています。

そして、執行役員の方からその場で降板を告げられました。そんなことがある、なんていうのはもう頭の中に全くなかったので、頭が真っ白になってしまい、「番組はどうなるんだろう」「メンバーに大変迷惑をかけた、他のテレビ局の皆さん、スポンサーの皆さんにどうしたらいいんだろう」という気持ちになり、その場で「本当に申し訳ございませんでした」、その言葉を言うのが精一杯でした。

降板が公表されて以降、日本テレビの対応に思うことは?

――日本テレビの説明では国分さんの思い当たる節があるということだった。現在の段階で降板処分とともに、処分については納得している?それ自体に異議を申し立てたいという気持ちはある?

国分太一さん:
いま現在、答え合わせができてない状況であります。心当たりあることに関しましては、この場をお借りして、傷つけた可能性、それから、嫌な思いをさせてしまったかもしれませんので、この場をお借りしてお詫びしたいと思います。

処分の重さに関しましては、私の立場からお答えすることはできないと思っています。

弁護士:
私から補足させていただきますと、要するに「処分に該当する具体的な事実が何か」ということについて、国分さんは「答え合わせ」という言い方ですけれども、知らされていないと。

それでコンプライアンス違反とか、ハラスメントの事案の認定というのは、一般的には、相手方がどう受け取っているかというのが重要なところですけれども、その点に関して日本テレビから関係者が国分さんの行動をどう受け取ったかに関する説明をいただけていない状況です。

したがって、国分さんの思い当たるところもあるし、または逆に常識が欠けていたために、思ってもいなかったようなことが認定されてるかもしれないということもひっくるめて、トータルで何がコンプライアンス違反と認定されているのかというのがよくわからないので、処分が妥当であったかどうかっていうのはちょっと判断できない状況かなというふうに思っています。

――人権救済の申し立ての前後で日テレ側から強い文言、国分さんの“自己保身”とか“関係者をないがしろにする”というような強い文言での書面もあったかと思う。改めて降板が公表されて以降の日本テレビの対応に国分さんが思う事は。

国分太一さん:

はい。もうずっとお世話になってきた日本テレビさんにはお詫びを申し上げたいという思い。それから、当事者の方には謝罪をさせていただけるのであれば、どういう形をとるのがいいのか。
それから、この本事案に関することの答え合わせ。それから対外説明をできる説明責任をしっかりできるように協議していきたいという気持ちは今も変わらないです。

先ほども言いましたが、対立する気持ちは全くありませんので、何とかこの思いをわかっていただけたらなと思っております。

――状況的に、その場で説明した後に、執行役員の方から降板を受け入れたということは、自分が明かしたことが日本テレビがそれを認めたということで、降板という処分をしたという想像がつくのではないか。自分の行為について日本テレビと答え合わせ、とことを繰り返されていますが、ある程度想像がつくのでは?

弁護士:

思い当たる内容のトータルの評価というのはわからないわけです。相手方の事情とか気持ちの認定がどういうふうにしているのかわからない。それから国分さんが思いもよらないことをしていたことも、認定しているかもしれない。そのことをトータルで含めて答え合わせ、処分該当事実を明示していただく。それは、公表して欲しいと言ってるわけではなくて、こちらに明らかにしてほしいということなので、そこが気持ちの悪い状態のままで当たるかもしれないし、それは多分当たるかもしれないけども、どうかわからないっていう状態が続いているということで、ご理解いただければと思います。

※会見続く

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