「既存の免疫をすり抜ける」感染拡大のインフルエンザ 背景に新・変異株「サブクレードK」 過去10年間で最大規模の流行予測も【サンデーモーニング】

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2025-11-30 13:33

28日に発表された、インフルエンザの感染者数。全国で定点観測している医療機関の平均で、1週間の感染者が50人を超え、前の週から約1.4倍となりました。39の都道府県で警報レベルの基準を超えていて、過去10年間で最大規模の流行になるとの予測もあります。その要因となっているのが「サブクレードK」と呼ばれる新たな変異株です。

【画像で見る】新・変異株の特徴は?従来のインフルの症状だけでなく…

「既存の免疫をすり抜ける」サブクレードKとは?

急拡大するインフルエンザは現在、例年よりも1か月早く流行しています。23日までの1週間に定点医療機関からの報告数は19万人超え。2024年の同じ時期の報告数は1万1678人だったので、いかに感染が急増しているかが分かります。このままいけば「過去10年間で最大規模の流行になる」という予測も...

この急激な感染拡大を引き起こしているのが「新たな変異株=サブクレードK」です。一体どのようなウイルスなのでしょうか。

そもそもインフルエンザには、主にA型とB型のウイルスがあり、A型には、1968年に香港で大流行した「H3N2」や、2009年のパンデミックにつながった「H1N1」があります。

一方のB型には、1987年にオーストラリアで確認された「ビクトリア系統」があります。このB型は基本的にヒトからヒトにしか感染せず、構造も単純なため、変異が少ないのが特徴です。

一方のA型は複雑な構造で変異が起きやすく、それに加えて、トリやブタなど様々な動物にも感染し、遺伝子に変異が起きることで、そこからまたヒトへ感染する可能性があるのが特徴です。

今回の「サブクレードK」は、新型ウイルスではなく、このA型の「H3N2」が変異したものでした。

いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤院長によりますと「ウイルスが変異したことで、1人1人の既存の免疫をすり抜ける形になり、感染力が強くなっている」と指摘しています。

症状は、従来と同じく高熱や咳・のどの痛みなどの呼吸器症状に加えて、吐き気や下痢、食欲不振など胃腸の症状も目立つのが特徴です。

流行の背景に「インバウンド」と「猛暑」?

この「サブクレードK」の流行の背景ですが、7~8月にインフルエンザのピークをむかえる南半球で出現し、その後北半球のイギリスなどで急拡大しました。

日本で流行した要因について、伊藤院長は2つの可能性を指摘します。

まず1つ目は▼「インバウンド」。訪日観光客によって、夏の時期に国内に持ち込まれた可能性があるということです。

そして2つ目は▼「猛暑」です。今年の猛暑でエアコンの使用が増え、喉が乾燥し免疫力が下がったところに、冬の乾燥が重なり、感染しやすくなったと考えられるということです。

気になるのはワクチンの効果ですが、実際に診察を行っている伊藤院長は「そもそもワクチンは感染予防効果より重症化予防に効くもので、現状、効いていないという実感はない」と指摘しています。「ワクチンの効果は保たれているのでは」と述べ、ワクチンの接種を奨励しています。

急拡大する「サブクレードK」。これから年末にかけて移動や集まりが増える中、さらなる警戒が必要です。

  1. 【侍ジャパン】9回大勢がアクシデント…ピンチの場面で髙橋宏斗が緊急登板もリード守り勝利
  2. 【中日】終盤反撃も届かず侍ジャパンに敗戦...柳が佐藤に3ラン被弾など2回2被弾4失点KO 松木平1失点 細川2点適時打&石川昂適時打
  3. 侍ジャパン 中日に辛勝 佐藤輝が先制3ラン 先発・宮城3回1安打無失点 曽谷2失点 9回大勢が緊急降板、高橋宏が1点を失うも逃げ切る
  4. 茨城・筑西市 児童館や枯れ草などが相次いで焼ける 4日間で10件発生 連続放火も視野に捜査 茨城県警
  5. 浪川大輔&石川界人が“声優力”全開で健康を学ぶ!アリナミン製薬の新YouTube番組『声優健康タイムズ』配信開始
  6. 【 中川翔子 】高齢出産でも〝私のタイミングは「今」〟双子に会えて〝大変なことすらも新鮮でおもしろい〟
  7. 【くろさわかな】乳がんになって知ったことを共有 今の1番の目標は「治療スケジュールを真っ当にこなすこと」
  8. 確定申告も土俵際で慌てない! ウクライナ出身の獅司関がスマホを使った申告体験 「簡単だよ」とアピール 所得税の確定申告の受付は3月16日まで
  9. 【 大塚千弘 】第2子出産を報告「のんびり屋さんのマイペース」 妹・山下リオから「赤ちゃんようこそ!」祝福も
  10. 「ご当地トレカ」で宿泊客増? 前年比68%増の都道府県も…宿泊数を伸ばした意外なワケ【Nスタ解説】
  1. 「裸を見たくてやってしまった」 職場机から同僚女性の鍵持ち出し合鍵作製 家に入り小型カメラ設置し裸を撮影しようとしたか 会社員の男(22)を逮捕 警視庁
  2. 中国当局の関係者がチャットGPT使い高市総理の中傷画策 米オープンAIが報告書を発表
  3. 「働くパパママ川柳」で浮かび上がる“時代の変化” 家族観と結婚観はどう変化?【Nスタ解説】
  4. 千葉・松戸市の路上で男性刺殺事件 逮捕の男性を不起訴処分
  5. 【速報】高市総理「私に恥をかかせるな」 日米関税交渉めぐり赤沢経産大臣に発破 自身もトランプ大統領に約束守らせると意欲
  6. “学歴詐称疑惑”の田久保真紀前市長を書類送検 地方自治法違反の疑い これまで警察への書類提出を拒否 静岡・伊東市
  7. 無電柱化を急ぐ東京都 日本初の条例案も 電柱の新設を原則禁止 都内の無電柱化の現状は?
  8. 【 山谷花純 】憧れの沢尻エリカと共演 涙ながらに「この言葉を言うのは間違っているかもしれないけど〝おかえり〟と伝えたいです」
  9. 【中日】先発・柳が2回2被弾4失点で降板...初回に4番・佐藤に特大3ラン被弾&2回にはサポートメンバー・佐々木にソロ被弾
  10. 来月も値上げ続く 食品684品目に電気、ガス、JR東日本の運賃…通勤定期代25%近くUPも
  11. 「ご当地トレカ」で宿泊客増? 前年比68%増の都道府県も…宿泊数を伸ばした意外なワケ【Nスタ解説】
  12. 【 大塚千弘 】第2子出産を報告「のんびり屋さんのマイペース」 妹・山下リオから「赤ちゃんようこそ!」祝福も